2日午前5時35分ごろ、東京都足立区西新井本町2の環状7号線で、歩道を歩いていた70代とみられる男性が自転車に乗っていた男子高校生(16)=同区=の肩とすれ違いざまに接触した。男性は、はずみでガードパイプの切れ目から車道側に倒れて2トントラックにひかれ、間もなく死亡が確認された。
警視庁西新井署は、男子生徒については重過失致死容疑で、トラックを運転していた足立区の自営業の男性(52)は自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で、それぞれ事情を聴いている。
西新井署によると、現場は自転車の通行が認められた歩道だった。事故当時は日の出前で暗く、街灯はあったが、自転車は無灯火だった。男子生徒は「あまり前を見ていなかった」と話しているという。【柿崎誠】