クラクション・パッシングして2キロ追走、急な幅寄せでガードロープに衝突させる

「あおり運転」で事故を引き起こしたとして、石川県警は2日、志賀町の会社員の男(44)を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(事故不申告)の両容疑で書類送検した。
発表によると、男は6月28日午後4時半頃、かほく市遠塚の「のと里山海道」で乗用車を運転中、岐阜県の20歳代男性の乗用車に、妨害目的で急に幅寄せして中央分離帯のガードロープに衝突させ、男性の首や腰に軽傷を負わせて、事故を通報せず立ち去った疑い。
現場は片側2車線の直線道路で、男は追い越し車線で前方の男性の車に、クラクションを鳴らしたりパッシングをしたりしながら、約2キロにわたって追走。男性が急ハンドルを切って走行車線に移ったところに幅寄せしたとみられる。
県警は、ドライブレコーダーやスマートフォンに録画された映像を解析して悪質なあおり運転と判断した。調べに対し、男は「相手が道を譲らずいらいらしていた。嫌がらせをしようと思い、進路を妨害した」と容疑を認めているという。