「盗撮のカリスマ」いかに誕生したのか かつて呼ばれた男性を直撃!

盗撮のカリスマが捕まった。静岡県警は3日までに兵庫県内の露天風呂で共謀して入浴中の女性を盗撮したとして、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで3人の男を逮捕した。茨城県の無職男がリーダー格で、盗撮マニアの間では「盗撮のカリスマ」と称されていたという。マニアのカリスマとは一体何なのか…。
逮捕されたのはカリスマ男のほかに、岡山県の無職男、鹿児島県職員の男がいた。10月に3人のうちの1人が職務質問を受け、のこぎりを所持していることが発覚。「盗撮に邪魔な木を切る」と話したことで容疑が浮上していた。組織的な盗撮グループとして各地で犯行を繰り返していた可能性もあるという。
警察の押収品には高性能の望遠レンズや迷彩柄の布があった。彼らは周囲の自然に同化しながら望遠レンズ越しに100メートル以上離れた露天風呂を狙っていたとみられている。地元メディアの報道によると、彼らマニアたちは盗撮しやすい露天風呂情報をやりとりしたり、画像や映像の売買をしたりしていたという。
とんでもないカリスマがいたものである。しかし、こうしたマニアな世界ではカリスマ的存在がいるものだという。
投稿写真雑誌かいわいでカリスマと呼ばれたことのある50代男性は「マニアにはクセの強い人が多く、彼らをまとめられる人は一目置かれます。私は投稿者たちを集めたオフ会の幹事を何度もしていたことから、出版社や雑誌読者から『カリスマ』と呼ばれたことがあります」と話した。
投稿写真には野外露出などマニアックなジャンルがあり、投稿者も個性が強い人物が多かったという。そんな彼らと連絡が取れるようになると、この男性のもとにさまざまな情報が集まるようになり、頼られることも出てきた。やがてまとめ役としての能力が評価され、カリスマと呼ぶ人が出てきたわけだ。
事件の盗撮グループは情報交換や売買をしていたとされる。「われわれも『この場所で撮影するといい写真が撮れる』とか、プロのカメラマンもいたので、カメラの種類、シャッタースピードがどうとか専門的な情報のやりとりをしていました。ただ、写真の交換はしてましたが、売買はしないようにしてました。お金が絡むと必ずもめごとが起きてしまいます」(前同)
カリスマ視されることのプレッシャーもあったという。「調子に乗るというか、舞い上がってしまうし、無理をしてでも写真のレベルを上げないといけないなという焦りもありました」(同)。盗撮のカリスマもマニア仲間の期待に応えたいという気持ちがあったのかは定かではないが、容疑が本当であれば言語道断だ。