高齢女性から約9260万円をだまし取ったとして、奈良県警天理署は6日、大阪市東淀川区の内装業の男(52)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。県警によると、県内の特殊詐欺被害として過去最高額だという。
発表では、男は8月16日、氏名不詳者らと共謀して天理署員を装い、天理市内の女性(81)に「空き巣犯を追っている」などと電話。その後、男が署員を名乗って女性宅を訪れ、鑑定のために現金を持ち帰る必要があると告げ、女性が保管していた約9260万円を持ち去り、だまし取った疑い。
男が去った後、不審に思った女性が、署に「天理署の人がお金を持っていったが、どうなっていますか」と問い合わせて発覚。男は「仕事の材料費を調達するため、犯罪と知りつつやった」と容疑を認めているという。
県内の今年の特殊詐欺被害額は11月末時点で3億円を上回っており、県警の中谷満志・犯罪抑止対策室長は「電話でお金の話が出たら詐欺と受け止め、相談してほしい」と話している。