国内で3人目の感染者が確認された新型コロナウイルスのオミクロン株。水際対策が強化される中で、混乱も生まれています。オーストリアから帰国した男性が「劣悪な隔離生活」について訴えています。 (オーストリアから帰国した飛鳥井匠哉さん) 「非常に不健康な状態で過ごさなければいけないという現実があって、非常につらいですね」 飛鳥井さんは12月5日、オーストリアから羽田空港に到着し、指定された施設で3日間待機することになりました。空港に到着したのは午後7時でしたが、施設の部屋に入れたのは『翌日の朝』だったと話します。 (オーストリアから帰国した飛鳥井匠哉さん) 「ホテルの部屋に入ったのは翌朝の6時から7時くらいの間。非常に不安で一体どういうふうになってしまうのかっていう」 ホテルの駐車場に着いてからも何時間もの間バスの中で待機されられたといいます。さらにバスで配られた弁当は“消費期限が切れていた”と話します。 (オーストリアから帰国した飛鳥井匠哉さん) 「消費期限切れのものが出てきた。飛行場で8時間も飲まず食わずで待たされているので、そこはもう本当に我慢して食べるしかなくて」 施設内でのサポートも十分ではないといいます。映像を見てみると、ホテルの廊下には白い袋が並んでいて、それらは全てゴミ袋だといいます。 (オーストリアから帰国した飛鳥井匠哉さん) 「生ゴミとかを部屋の外に出しておいてくれと言われたんですけれど、それも3日経っても片付けてもらえなくて。もうどうなってしまうのかっていう状態です」 さらに窓を開けないよう指示されていて、換気をすることもできない状態だといいます。 (オーストリアから帰国した飛鳥井匠哉さん) 「室内の環境も劣悪です。食事も部屋の中で食べるので臭いとかもすごくなっちゃうんですよ。いろんなことが間に合っていないんじゃないかなと思う。本当に蔑ろにされている感じがすごくて」 施設待機者の増加を受けて、政府は12月4日からはオミクロン株の感染者が確認されていない国などから入国した人でワクチン接種済みの場合は自宅での待機に切り替えています。