松本市 駅の広場に指定喫煙所も実態は「禁煙啓発所」

長野県松本市は10月1日から、愛煙家がたばこを吸うことができる「指定喫煙所」をJR松本駅お城口広場の一角に設ける。ただし、吸うことを奨励する場でなく、実態は「禁煙啓発所」を兼ねる。中でオリジナルの啓発映像を見られるようにして、禁煙を強く促す。
市は10月から受動喫煙防止対策を始め、松本駅前などを防止区域に設定して喫煙を制限する。禁煙を不特定多数に、不特定の場所で呼び掛けるよりも、喫煙者が必ずいる場所をあえて設け、重点的に禁煙啓発を行う。
24日の定例記者会見で、医師の菅谷昭市長は「長年、私が温めていた禁煙啓発の推進方策だ。これまで吸う人の気持ちにそんたくしながら進めてきたが、日本の禁煙対策は進んでいない。本気で取り組まないといけない」と設置を指示したという。
指定喫煙所は煙が漏れないようボックスにし、10人くらいが入れる大きさ。1日午前10時に開所式を行い、24時間利用できる。【小川直樹】