法務省は12日、高齢者夫婦を殺害したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定していた岩森稔死刑囚(76)が11日夜、収容先の東京拘置所で死亡したと発表した。
死因は心不全。加齢による筋力の低下などのため、今月上旬から同拘置所内の病棟に移っていた。その後、不整脈が生じるなど容体が悪化し、11日夜に死亡が確認された。収容中の確定死刑囚は110人になった。
確定判決によると、岩森死刑囚は2007年2月、埼玉県本庄市で顔見知りの夫婦を鈍器で殴って殺害し、現金約1万円を奪うなどした。08年3月に1審・さいたま地裁は無期懲役としたが、09年3月、2審・東京高裁が1審判決を破棄し、死刑判決を言い渡した。最高裁が12年3月に上告を棄却し、刑が確定した。