国の文化審議会が、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す国内候補を「
佐渡島
(さど)の金山」(新潟県佐渡市)に決める方向で調整していることが27日、わかった。文化庁が28日にも公表する。2023年の世界遺産委員会で登録審査されるには、政府が来年2月1日までにユネスコに推薦書を提出する必要があり、それまでに出すかどうか調整している。
「佐渡島の金山」は、「西三川砂金山」「相川
鶴子
(つるし)金銀山」の二つの鉱山で構成される。海外との交流が限られていた江戸時代に、幕府の管理・運営の下、ヨーロッパとは異なる大規模な金生産システムを発展させ、質の高い金を大量に生産し続けた価値を訴え、地元が登録を求めてきた。18年と19年の文化審議会世界文化遺産部会で国内候補に落選したが、「有力な推薦候補案件となり得る」と評価されていた。