山梨県は24日、県立図書館が運営するウェブサイト「発見!やまなしナビ」を管理するシステムが外部から不正アクセスを受け、サイト内にフィッシング詐欺とみられる商品紹介ページが多数生成されていたと発表した。
発表によると、21日午後3時頃、職員が県立図書館の公式ツイッターに問題を指摘する書き込みを見つけ、被害に気づいた。同日中にサイト全体の公開を停止し、保守業者に原因究明を依頼。24日には県警にも通報した。
サイトを更新するための管理システムが狙われたとみられ、衣料品やバッグなどの商品を英語で紹介するページが自動生成される命令プログラムが送り込まれていた可能性がある。「発見!やまなしナビ」を閲覧したことで不正なページに誘導されるような仕組みではなく、利用者からの被害報告もない。
図書館の担当者は「原因を究明した上で、再発防止策を講じる」としている。