血液型A型、生後1か月の男児に誤ってAB型の血液を輸血

千葉県こども病院(千葉市緑区)は27日、県内在住で血液型がA型の生後1か月の男児に昨年12月、誤ってAB型の患者の血液を輸血したと発表した。男児は退院し、輸血による障害はみられないという。不適合な輸血は、県立病院で初めて。
同病院によると、異なる血液型が輸血されると、腎臓などの臓器に障害を与える恐れがある。男児は生後1か月のため、血液の反応が弱く、影響はなかったとみられる。
同病院の報告書によると、男児は昨年12月、先天性心疾患で手術を受けた後、集中治療室(ICU)に入った。手術の2日後の午後9時10分頃、男児の注射筒(シリンジ)が交換された際、AB型の血液が誤って投与された。1時間40分後、看護師が誤りに気付き、輸血を止めたが、約5ミリ・リットルが注入された。
シリンジは本来、冷蔵庫から直前に出され、患者と輸血液が正しいか2人で確認する。しかし、シリンジは事前に準備され、投与時の確認もしていなかった。
同病院は男児の家族に謝罪し、和解した。同病院は輸血の際、確認の徹底を図り、再発防止に努める。