女性施設長と部下、衆院選で入所者の投票用紙に勝手に候補者名

10月31日投開票の衆院選で、入所者になりすまして不在者投票したとして、愛知県警が知立市のケアハウス「ヴィラトピア知立」の50歳代の女性施設長と60歳代の女性職員を、公職選挙法違反(投票偽造)の疑いで書類送検していたことが28日、関係者への取材でわかった。
関係者によると、2人は10月下旬、施設内で不在者投票が行われた際、入所者1人の投票用紙に候補者名を勝手に書き、投票を偽造した疑い。2人は容疑を認めているとみられる。
公選法では、投票所に足を運べない介護施設の入所者などを対象に、指定された施設内で不在者投票ができるよう定められている。
ケアハウスを運営する社会福祉法人「富士会」によると、入所者は27人で投票を偽造された入所者は意思疎通が図れるという。2人は上司と部下の関係で、女性職員は入所者の相談窓口役だった。
富士会の深谷憲夫理事長は、28日記者会見し、2人から詳しい事情を聞けていないとした上で、「疑念を持たれることが発生し、誠に申し訳ない」と陳謝した。