東山動植物園(名古屋市千種区)の雌のトキイロコンドル「トキさん」が31日、老衰のため死んだ。トキイロコンドルの寿命は約30年とされているが、トキさんは推定60歳以上で、動物園などで飼育されている中では世界最高齢とみられていた。
トキイロコンドルは中央アメリカから南アメリカにかけて生息し、大きな羽と色鮮やかな頭部が特徴。トキさんは1962年11月2日から同園で飼育されており、99年には名古屋市獣医師会から長寿動物表彰を受けた。
だが2021年4月ごろから飛ぶことが難しくなり、観覧を一時中止するなどして園がケアしてきた。12月31日午後1時ごろ、うずくまっているトキさんを飼育員が見つけ、獣医師が投薬などの治療を続けたが、午後3時ごろ死んだ。
同園は22年1月2~16日、園内に献花台を設置する。【森田采花】