千葉県は13日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染した疑いのある県内在住の90代以上の女性が、11日に亡くなったと発表した。県内でオミクロン株感染が疑われる死者の確認は初めて。
県によると、女性は2021年8月下旬に2回目のワクチン接種を受けており、循環器系の基礎疾患があった。22年1月上旬に家族の濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が判明。当初は無症状だったが、38度台の熱が出て入院していた。
デルタ株感染を調べる検査では陰性で、オミクロン株感染の可能性が高いといい、県がゲノム解析している。【石川勝義】