岐阜で火災相次ぐ 岐阜市と川辺町、2人の遺体発見

岐阜市のビルと岐阜県川辺町の民家で13日未明、火災が起き、それぞれ1人の遺体が見つかった。
岐阜市福住町1の日栄ビル(鉄筋コンクリート造り地下1階、地上6階建て)の住民から午前2時ごろ、消防に119番があった。3階の1戸約30平方メートルが焼け、性別不明の遺体が見つかった。また、9歳と13歳を含む3~5階の男女計9人が煙を吸って救急搬送された。軽傷という。燃えた部屋に住む男性と連絡がとれておらず、岐阜中署が遺体の身元を調べるとともに、出火原因を調べている。
同ビルは地下が駐車場、1階がテナントスペース、2~6階に住居21戸があり、うち13戸に入居している。
川辺町中川辺では午前1時10分ごろ、無職、纐纈利章さん(74)方から火が出ていると近所の住民から119番があった。木造平屋建て約220平方メートルを全焼。身元不明の遺体が見つかったほか、纐纈さんと妻(74)が煙を吸って救急搬送された。夫婦は軽傷とみられる。加茂署によると、纐纈さん方は3人家族で、大学教員の長女(50)と火災後、連絡がつかなくなっている。【荒川基従】