5年間で100件近く空き巣を繰り返したとして、埼玉県警は12日、桶川市、無職の被告の男(46)(別の窃盗罪など3件で起訴)を窃盗容疑と住居侵入容疑でさいたま地検熊谷支部に追送検した。県警幹部によると、男は住宅に侵入する際、周囲に怪しまれないように白いワイシャツ姿でビジネスバッグを持ち、会社員を装っていた。
発表によると、男は2016年5月~21年7月頃、久喜市や加須市の一般住宅、アパートなど計97軒に侵入し、現金計約1230万円とバッグや財布など計808点(計約920万円相当)を盗んだ疑い。調べに対し、「生活費のためだった」などと供述しているという。
県警は、起訴済みの分を含めて100件(被害総額約2275万円)の窃盗に男が関わったとみている。被害は久喜市や加須市、桶川市などが中心だが、栃木県でもあった。現場付近の防犯カメラの映像から男が浮上した。