刃渡り17センチの包丁を持った自称・大学生の女(25)逮捕 取り調べで調書破り捨てる「破っていいよと言われた」札幌市・北区

札幌・北警察署は2025年4月27日、銃刀法違反と公用文書毀棄の疑いで、札幌市北区に住む自称・大学生の女(25)を逮捕しました。
女は27日午前2時半ごろ、札幌市北区北24条西4丁目の雑居ビル内で正当な理由なく刃渡り17センチの包丁を携帯したほか、27日午前4時ごろ、札幌・北警察署内で容疑者の主張や弁解を記録する「弁解録取書」を引き裂いた疑いが持たれています。
警察によりますと、逮捕時、女は酒に酔った状態で手首にけがをしていたということです。
女のほかにけがをした人はいません。
目撃した人から「刃物を所持している女性がいる」と110番通報があり、駆けつけた警察官が女を現行犯逮捕しました。
その後、女は札幌・北警察署内で取り調べを受けていた際、捜査員が確認のために提示した「弁解録取書」を取り上げ、手で破り捨てたということです。
調べに対し女は、「何も弁解しません」と話していて、公用文書毀棄の疑いについては「破ってもいいよと言われたので破りました」と容疑を否認しているということです。
警察は事件の経緯を詳しく調べています。

千葉・成田市の70代夫婦切りつけ事件で進展 ベトナム国籍の32歳男を強盗殺人未遂の疑いで逮捕「本当に知らない」と容疑を否認 千葉県警

先月、千葉県成田市の住宅で、70代の夫婦が首を切りつけられ、重傷を負った事件で、警察はきょう、ベトナム国籍の男を強盗殺人未遂の疑いで逮捕しました。
この事件は先月13日の夜、成田市青山の住宅で、この家に住む70代の夫婦が首などを切られ、いずれも重傷を負ったものです。
警察は、強盗殺人未遂事件として捜査していて、きょう、ベトナム国籍の無職、レ・タン・ルアン容疑者(32)を逮捕しました。
警察によりますと、レ容疑者は今月16日に同じ成田市内の商業施設で、建物に侵入するための道具を所持したとして逮捕されていて、現場の鑑識結果などから今回の事件への関与が浮上したということです。
取り調べに、レ容疑者は「本当に知らないです」と容疑を否認していて、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。

ペットサロンの犬舎で火事、最大数百匹が死んだ可能性 新潟市

26日夜、新潟市のペットサロンが管理する犬舎で火事がありました。飼育されていた犬など数十匹から最大数百匹が死んだ可能性があるということです。
火事があったのは新潟市北区島見町にある犬舎です。
警察によりますと、26日午後9時ごろ、通行人から「火事です」と消防に通報がありました。
消防車など11台が駆けつけ、火はおよそ4時間後に消し止められましたが、鉄骨一部木造の平屋建ての犬舎が全焼しました。
この犬舎は新潟市北区のペットサロンが管理している飼育施設で、飼育されていた犬など数十匹から最大数百匹が死んだ可能性があるということです。
出火当時は中に人はおらず、ケガ人はいませんでした。
警察や消防が火事の原因を調べています。

「基地負担も危険性も増す一方だ」 米軍大型無人機が嘉手納基地に飛来、周辺住民から抗議の声 さらに数機飛来の可能性も

【中部】米軍が無期限で嘉手納基地に配備する方針を示していた大型無人偵察機「MQ4(トライトン)」1機が26日夜に嘉手納基地に飛来した。さらに数機が飛来する可能性もある。周辺の住民からは「負担は軽減されるどころか増え続けている」「配備数が多ければ危険性も高まる」などと抗議の声が聞かれた。
第4次嘉手納基地爆音差し止め訴訟原告団嘉手納支部の福地勉支部長(75)は「これ以上やめてくれ」と語気を強め、「戦闘機だけでなく、無人機もたくさん配備され、精神的に苦痛。基地の機能強化が進み、戦争の不安も感じる。基地負担も危険性も増す一方だ」と批判した。
嘉手納基地第1ゲートに近い北谷町砂辺区の照屋博一自治会長(62)は「巨大な無人機が空を飛ぶことに住民の不安もあるし、負担軽減に逆行する。どのくらいの数が配備されるかも分からず、まずは正確な情報を住民に説明すべきだ」と訴えた。
嘉手納町議会基地対策特別委員会の福地義広委員長(64)は「基地の機能強化であり、断じて認められない。外来機の飛来も相次ぎ、パラシュート降下訓練も常態化している。議会としても早急に対応を検討する」と話した。(中部報道部・吉川毅)

加唐島の漁港に成人男性の遺体 釣りをしていた男性か 事件・事故の両面で捜査

27日朝、佐賀県唐津市の離島・加唐島の漁港で、海に浮かんでいる成人男性の遺体が見つかりました。
警察は、事件・事故の両面で捜査を進めています。
27日午前6時18分、唐津市の離島・加唐島の漁港で、釣りをしていた人から「釣り人が海にうつ伏せ状態で浮いている」と警察に通報がありました。
海に浮いていたのは成人の男性で、唐津海上保安部により唐津港に引き上げられましたが、駆けつけた救急隊により死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は、黒色のジャンパーにグレーの長ズボン、靴を身につけていて、堤防には、男性のものとみられる釣り道具があったということです。
加唐島は、唐津市呼子からフェリーでおよそ17分の場所にある玄界灘に浮かぶ島です。
警察は、遺体の身元の確認を急ぐとともに、事件と事故の両面で捜査を進めています。

出会いはSNS、交際男性の薬指切断で起訴の元キャバ嬢 スマホ、通帳も管理か

交際相手の男性の左手薬指をおので切り落としたなどとして、傷害容疑で大阪市北区の無職、佐藤紗希被告(23)が逮捕、起訴された事件で、男性が通帳やスマートフォンを取り上げられ、金庫で管理されていたことが大阪府警への取材で分かった。交際のきっかけは男性が佐藤被告の交流サイト(SNS)を見て興味を持ち、連絡を取ったことだったという。
府警などによると、事件発覚の端緒となったのは、今年1月の佐藤被告からの110番通報。駆けつけた警察官に被告は「別れ話からお互い暴力を振るった」と話し、男性は「けんかがエスカレートして彼女から顔を複数回殴られた」と訴えたという。
さらに、佐藤被告が男性の指をおので切った疑いが浮上。液体入りのガラス製小瓶に入った薬指が見つかり、府警が捜査を開始した。
男性は被告より年下で高校生の頃、以前キャバクラ店に勤めていた被告のSNSに興味を持ち、連絡を取って令和5年5月ごろに交際を開始。6年7月ごろから、同居していたという。
起訴状によると、佐藤被告の最初の犯行は同年9月30日。自宅で男性の乳首を切り落としたとされ、翌10月19日にはおので男性の左手薬指を切断したなどとされる。
府警の調べに、「(男性が)ふざけて自分の乳首を切断した」「(男性が)私のスマホを使い、おのを注文し、自分の左手薬指を切り落とした」などと否認したという。
しかし、男性は「浮気を疑われ、違う女性と結婚できないように薬指を切られた」「乳首は再生すると聞いたからやってみようと、(被告が)やった」などと説明。おのは見つかっていないが、被告のスマホの検索履歴から長さ約40㌢のものが使われたとみられている。

万博「空飛ぶクルマ」が一部破損 27日から当面の間、運航停止

大阪・関西万博でデモ飛行をしていた「空飛ぶクルマ」の一部が26日、破損し、27日から当面の間、運航を停止しています。
26日午後3時ごろ、万博会場で操縦士1人が乗り込み、空飛ぶクルマのデモ飛行をしていたところ、プロペラなどの一部が破損しました。
運営していた丸紅によりますと、機体上部に取り付けている18個のプロペラのうち1つのモーターと機体のフレームが破損し、部品の一部が落下したということです。
操縦士や来場者にけがはありませんでした。
丸紅は27日からデモ飛行を中止し、機体の安全性を確認次第、運航を再開するとしています。
「空飛ぶクルマ」は丸紅のほか、Sky DriveとANAのグループが運航を予定していますが、丸紅が担当している6月8日まで、代わりに2つのグループが運航する予定はないということです。

《大阪・関西万博「開幕日」のトラブル》「ハイジはそんなこと望んでいない!」大人気「スイス館」の前で起きた“行列崩壊”の一部始終

4月13日に大阪・関西万博が開幕してから2週間経った。日を追うごとに運営もこなれ、今となっては開幕日の大混乱も懐かしく思えてくるが、一般来場者11万9000人で大混雑だった開幕日は入場規制など諸事情で並ぶこと自体を一時的に不可にしたパビリオンや店舗もあり、一部で緊張感が走る場面もあった。いったい何があったのか。目撃した来場者に話を聞いた。
「開幕日の昼下がり、隣り合っている大人気のオーストリア館とスイス館にはそれぞれ長蛇の列が他のパビリオンの前まで並行してのびていました。オーストリア館に並びたい人もスイス館に並びたい人も、どちらが自分の行きたい国のパビリオンの行列かわからず、並んでいる人に『どっちの行列ですか』と聞かなければいけない状況でした」
あいにくの悪天候だった初日。雨だけでなく風も強いため、傘をさしていても雨でバッグやリュック、上着、靴が濡れてしまうような状態だった。
「みんな寒さに耐えて列が進むのを黙々と待っていたのですが、だんだんスイス館の『ハイジカフェ』の入口につながる道の前にできた人だかりのあたりがピリピリしてきているのを感じました」(前出の来場者・以下同)
ハイジカフェは開幕日、15時からのオープンと貼り紙が掲げてあり、14時台になるとハイジカフェ目当ての人があちこちから集まってきていたのだ。
するとスイス館側のスタッフたちが「『ハイジカフェ』に並ばないでください。オープンする15時になったら来てください」と呼びかけていたという。
「先に集まっていた人たちに倣って並ぶような形で、なんとなく行列ができていたようにも思えましたが、後から来た人が案内のスタッフに“並ばないでください。列はないです”と言われていて困惑していましたね。スタッフは“15時になったら来てください”と繰り返すばかりで、どうしていいかわからず立ちすくんでいる人もいました」
セキュリティスタッフも右往左往
『ハイジカフェ』のオープン時間が近づいてくると、入口の道に向かってオーストリア館の行列の人たちまで押し寄せてきてしまい、危ない場面もあった。
「とにかく雨風がひどく、ポンチョ姿の人もいたけど、傘をさしている人たちが多くて、子どもや背の低い人の目に傘の露先がささりそうで冷や冷やしました。みんな“自分は並んでいる”と思っているから、横入りをさせないために後ろから押してくるんです。このままだと危ない、けが人が出るかもと心配になりました」

トラックと乗用車が正面衝突 30代女性が重傷 いずれかの車両が反対車線にはみ出しか 北海道猿払村

26日夕方、道北の猿払村の国道でトラックと乗用車が正面衝突し、3人がけがをしました。
警察と消防によりますと、26日午後4時半前、猿払村知来別の国道238号線でトラックと乗用車が正面衝突し、双方の車に乗っていたあわせて3人がけがをしました。このうち、乗用車の30代の女性は消防隊の到着時、意識がもうろうとした状態だったということです。女性はその後回復し、命に別状はないということですが太ももの骨を折る重傷です。 現場は、片側1車線の見通しの良い直線道路で、警察は、いずれかの車両が反対車線にはみ出したとみて事故の原因を調べています。

参院選の候補者が正式に決まらない…国民民主党「玉木執行部vs参院女子」の熱き内部ドタバタ対立

【永田町番外地】#23
国民民主党が夏の参院選に向け、公認候補の擁立を急いでいる。中でも直近まで「日曜討論」のキャスターを務め、NHKの“顔”ともいわれる牛田茉友(東京選挙区)と元民進党政調会長の菅野志桜里(旧姓・山尾)、元参院議員で格闘家の須藤元気の3人は、その高い知名度を生かした個人票の上乗せを期待できる目玉候補であろう。
ところがどっこい、初顔の牛田はともかく、菅野、須藤については擁立報道直後から既存メディア、ネット民から批判が殺到。とりわけ菅野については、不倫相手の元妻を自殺に追いやった過去が指摘され、それでいて夫婦別姓、LGBT推進、女性の地位権利向上を叫ぶ政治姿勢や人間性が罵詈雑言入り交じり厳しく批判され、これを擁立した国民民主党の体質、不見識まで問われる事態に。
「菅野さんについては、先日の両院議員総会で問題視する声が多く、正式決定を見送りました。特に保守系議員からの反発がすごかったようです」(同党職員)
執行部で一度決めた公認候補者が、所属議員の反発で差し戻しされるというのは、前代未聞の事件だが、先週には、大阪選挙区からの出馬が内定していた元維新の衆院議員、足立康史の擁立が見送りとなっている。
候補者選定基準がよくわからない
「菅野は議員総会で保守系議員に潰されましたが足立擁立は玉木、榛葉の代表、幹事長コンビが主導。ところが、それを党広報委員長を兼務する伊藤孝恵選対委員長代理と舟山康江参院会長が役員会でひっくり返した。知名度や集票力、政策能力なら菅野とは遜色なし。正直いって候補者選定基準がよくわかりません」と、全国紙記者は、足立擁立に異を唱えた伊藤らの判断に首をかしげる。
足立擁立を見送ったのは、維新時代に労組批判をしていたことが理由だという。党職員の一人は「うちの先生たちは連合の支援がなければ勝てませんから、どうしても組合に忖度してしまう。それに足立はバリバリの保守の政策通ですから、夫婦別姓を叫んでいる連合の芳野(友子会長)や参院女子からすれば天敵でもあるのです。玉木も榛葉も女性問題を抱えているから彼女たちには頭が上がらないようです」と裏読みする。
その言を裏付けるように、23日には、円より子衆院議員率いる「男女共同参画推進本部」の会合で、夫婦別姓のあり方をめぐり、婚姻前の旧姓に法的効力を与えるとした玉木代表案が、選択的夫婦別姓を主張する立憲案に歩調を合わせる参院の女子パワーに一蹴されてもいる。
これまで国民民主党は「第2自民党」とヤユされてきたが、立憲との再合流を望む連合に加え、女子パワーが圧倒する参院は第2の立憲民主党化に傾く。参院選の候補者選びで見えてきたのは、国民民主党が結党以来引きずってきた衆参路線対立の根深さだ。(敬称略)
(特命記者X)