北海道で初発表「線状降水帯」白糠町で24時間173.5ミリの観測史上最大の雨、新ひだか町では2歳男児が軽傷、各地で床上浸水や道路冠水など

気象庁は午前3時すぎ、北海道釧路地方と十勝地方に線状降水帯が発生したと発表しました。道内での発表は初めてです。
気象庁は、午前3時10分に釧路地方と十勝地方に線状降水帯が発生したと発表しました。
道東の白糠町では午前10時すぎまでの24時間で観測史上最大となる173.5ミリの雨を記録。居間まで水が入り込んだ住宅もありました。
避難した人 「ここから突き当りの道路のところが一番低い。どんどん水位が上がってきているが、ここまで来たことはない」
新ひだか町では住宅の窓ガラスが割れて2歳の男の子が足に軽いけがをしました。
雨のピークは過ぎましたが、土砂災害や河川の氾濫などに引き続き警戒が必要です。

「維新の会がまるごとなくなってしまうリスク」藤田文武氏が自民党との連立の可能性に言及

日本維新の会共同代表の藤田文武氏(44)が21日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。自民党との連立の可能性について言及した。
元乃木坂46松村沙友理から「自民党の誰だったらやりやすいですか」と切り出されと「すごい聞きづらいことを聞いちゃったな。今日、お越しいただいたので、(自民王の総裁に)誰がなったらやりやすいですか」とストレートに尋ねられた。
藤田氏は「これ、個人名あげるととんでもないことになるので」と断りながらも「僕らが言っているのは、誰とやるかよりは、何をやるか実現するかというのが大事で、私自身は5人のみなさんと交流もあるので、話そうと思えば話せる。テーブルにつけるでしょうし、ただ、考えないといけないのは、連立はすごい重たい話なので、維新の会がまるごとなくなってしまうリスクも当然考えながら、やっていかないとというのもあります」と述べた。
爆笑問題太田光から「まるごとなくなっちゃうっていうのはどういうことですか。自民党に吸収されちゃう、ってことですか」と問われて「これまで、自民党と連立した政党というのは、ほとんど数年以内になくなってます。まあ、別に党がなくなってもいいんですけどね。自分たちのやりたいことができる前になくなる、っていうのは本位ではない」と話した。

車5台絡む事故で11人搬送 愛知の伊勢湾岸道、全員意識あり

21日午前10時5分ごろ、名古屋市港区の伊勢湾岸自動車道下り線の名港中央大橋で、トラック運転手から「玉突き事故だ」と110番があった。愛知県警高速隊や消防によると、トラックと乗用車の計5台が絡む事故で、4歳~30代の男女計11人が病院に搬送されたがいずれも意識はあり、軽傷とみられる。
現場は名港潮見インターチェンジ(IC)―名港中央IC間の片側3車線の直線。高速隊が事故の原因を調べている。

米兵が基地外で小銃携行、住民が抗議のシュプレヒコール 京都

「米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会」は20日、日米豪3カ国の実働訓練「オリエント・シールド25」(16~24日)が行われている米軍経ケ岬通信所(京都府京丹後市丹後町)の前で実働訓練に抗議した。基地周辺住民でつくる「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」や「米軍基地反対丹後連絡会」のメンバーも加わり、実働訓練に参加していた米兵が基地外で小銃を携行して歩行していたことに怒りの声を上げた。地元住民との交流会も開いた。【塩田敏夫】
「夜眠れぬ」発電機騒音も
抗議活動には約40人が参加。近畿中部防衛局が把握せず、地元自治体にも連絡なしに同基地で実施された日米共同訓練(7月9、10日)をはじめ、住民に事前連絡をせずに8月30日から昼夜を問わず稼働を続けている発電機の騒音問題に対しても、抗議のシュプレヒコールの声を上げた。
「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の増田光夫代表は、最近立て続けに同基地で起きている問題で中山泰市長との話し合いの場を求めているが、実現していないことを紹介。「京都連絡会」が毎月、基地がある宇川地区に入り、住民に基地問題を伝えるビラ配布を続けていることに感謝し、こうした活動が市長との面談要求に「大きな力」になると語った。
参加者は基地近くに住む永井友昭さんの案内で、1000キロ先の野球ボールの縫い目も見えるとされるXバンドレーダーの建屋をはじめ、レーダーを動かす発電機を視察した。
米軍は発電機の稼働について、2018年9月の商用電力導入後は「緊急時を除き、平日の日中に限る」と約束したが、この日も「ゴォー、ゴォー」と大きな音を立てて鳴り続けていた。参加者からは騒音のひどさに驚きの声が上がり、「住民が夜眠れないと訴えていることを実感しました」と話していた。
日米豪の実働訓練はこの日も続けられ、小銃を持った米兵とみられる戦闘服姿の参加者が基地内で動く姿が見られたが、訓練内容はわからなかった。

メルカリ社員を「無能」とSNSに書いて書類送検された田端信太郎氏・反論60分「配慮はあったほうが良かった…でも株主として指摘するべきことを指摘した」「株主の言論を萎縮させていけない」

〈“モノ言う株主”「趣味は炎上」のインフルエンサー田端信太郎がメルカリ社員をSNSで侮辱した疑いで書類送検…被害者は複数? 本人を直撃すると「事実です」 〉から続く
フリマアプリ大手「メルカリ」の一部の社員に対して「クソな無能」とX(旧Twitter)などに投稿したとして、今月3日に書類送検された個人投資家でインフルエンサーの田端信太郎氏。本人に事実確認のためにコンタクトを取ったところ、60分にわたるインタビューに応じた。
〈画像〉「無能!」とメルカリ広報に対しても告げていた田端氏の投稿
「ちょっとお話をお聞きしたいこともあるんで」
集英社オンラインは田端信太郎氏が自身のXの投稿をめぐって、侮辱罪の疑いで書類送検されたことを報じた(♯1参照)。一連の騒動について、田端氏に見解を問うべく取材依頼を送ったところ、〈私は警察の刑事さんたちとやりとりし、捜査に全面協力しております。当方にも当方として主張したい立場がありますので、取材は喜んでおうけします(原文ママ>
とメールにて連絡があった。そして次の日、東京都港区内にある田端氏の事務所で、本人が取材に答えた。
――田端さんのXの投稿について、メルカリをはじめ会社経営者のかたなど複数の人物から被害届が出され、「侮辱罪」の疑いで書類送検されたのは事実でしょうか?
正直、僕ね、そろそろこういった取材が来るんだろうなと思っていたんです。いま、侮辱罪をめぐっては3件、事情聴取などの調べが進んでいます。
今年の6月、朝8時半ぐらいかな。家のマンションのエントランスを一歩出たあたりで、「田端さんですよね?」と声をかけられました。
オフィスカジュアルの格好をした刑事さんが5~6人いらっしゃったんです。彼らに警察手帳を見せられて、「ちょっとお話をお聞きしたいこともあるんで」ということで、近くに停まっていた覆面パトカーへ案内されました。
正直、僕もびっくりして。「これは私が被疑者ってことですか」と聞くと、「はい、そうですね」と返事。侮辱罪と言われました。そこからスマホを調べられたのです。
野球選手に「打てねえなバカ!無能」って観客が言ったら侮辱罪なんですか?
――侮辱罪に心当たりはありましたか?
正直、なかったです。僕はずっとね、名誉毀損(きそん)に関してはかなり勉強してて。どういう条件で名誉毀損が成り立つのか。公益性とか真実性とか、真実相当性とか。または名誉毀損が棄却される条件とか。とにかく気をつけていたんです。
ただ、侮辱罪の場合、単に「アホ」「バカ」でも成り立つっちゃあ成り立つんですよね。そっちは正直ノーマークでした。
正直、こんなこと言ったら誰だってキリがないだろみたいな感じです。ある意味、ネット上でそんなこと言われ放題な状況ですし、実際に僕だってめちゃくちゃ言われてますよ。
でも僕らとしては、別にそんなもんで訴えないけどって思ってたんですけど、警察から自分にかかっている容疑について説明を受けたとき、「なるほど。こんなこともあるのか」ってその時思ったわけですよ。
一瞬だけ、「俺逮捕されるのかな」とも覚悟を決めましたが、「逃げも隠れもしないし、投稿内容については事実で、争うつもりはありません」と話しました。その日は1時間ほどで終わり、その後、都内の警察署で3回ほど事情聴取を受けています。
――メルカリとの事案をめぐっては、田端さんのXでメルカリが社外向けに公表している社員のインタビュー記事について、『無能を雇うのを株主からしたらやめてほしい』などと自身のXで投稿したとして、公然と侮辱した疑いが持たれていますよね。
そうです。その記事内では、社員さんが仕事論を語り、自分の仕事のミッションはある重要な数値を伸ばすことだと話していました。ただ、実際に11月に発表された決算資料を見て、まさにその数値が全く目標通りには伸ばせていなかったので、「無能」と指摘をしただけです。
当時のメルカリは購入したにもかかわらず、出品されたものではない関係ないものが送られてくるすり替え問題や、株価の下落など、いろいろな問題を抱えていました。
去年4月末から株を持たせてもらっていることもあり、ある種の批判というか問題提起をさせてもらっていました。
ちょっと大げさなたとえかもしれないですけど、野球選手に「打てねえな。バカ!お前!無能の年俸泥棒!」って観客が言ったら侮辱罪なんですか。
もちろん「死ね」などの人心攻撃はダメですよ。そんなの論外だ。ただ、その社員は自分が出すべき成果を出せていないんだから、それは能力がないという意味だと思うんです。
「覚悟が足りないのではないかなと僕は思っている」
――無能と書きこんだから警察沙汰になっている。「言い過ぎた」と思いませんか?
僕の言論の自由とか発信の自由が制限されなければいけないのか。正直、僕にはわかんない。
社員1人1人のパフォーマンスが会社を構成してるという以上、言うべきことは言う。あと一般社員と役員との線引きはあって、(CEOの)山田進太郎さんなどのメルカリの経営幹部に対して、僕はもっと強い言葉をつかってる自覚があります。
それに対してで言うと、今回はそのかたが一般社員であって、どれぐらい自発的な意思で社外向けのインタビュー記事に出たかどうかわからないですが、個人に対して受け取られるような言葉づかいをしてしまった点では、配慮がもう少しあった方が良かったとも感じています。
ただ、厳しいことを言うと、社外向けのインタビュー記事なだけにいろんな反論やクレームも飛んでくることは想定できると思うんです。実際にメルカリはいまでも転売ヤー問題などを抱えていることは事実です。
記事公開の結果、攻撃を受けた。それはいわゆる使用者、雇用者としての職場の安全な環境を提供する義務に反してるって、その社員のかたが雇用主であるメルカリに怒ることなら僕は理解できる。
でも、俺には関係ないじゃん。てか俺は通りすがりの株主です。株主として変な社員が変なこと言ってたら、「この人変ですね」とか「無能ですね」とかっていうことは意見、論評としては自由だと思うんです。
今回、メルカリさん以外にも2社もしくは2人から刑事事件で訴えられているわけですが、こんなことで訴えていたら、言論を萎縮させることにつながりかねないと思う。株主が自由に物事を訴えられなくなる可能性もある。
なかには上場企業の取締役をやっている方も訴えてきていて、そう言ったクレームなどが警察の力を借りてくることについて、上場企業の取締役を引き受けるということへの覚悟が足りないのではないかなと僕は思っている。
――田端さんはその他にも「過労死は自己責任」といった発言や差別的な発言などで炎上し、批判された過去もありますよね。立場の強いかたが書き込んでファンも一緒になって攻撃をする、それで相手をより傷つけてしまったのではないでしょうか?
嫌になるんであればブロックまたはミュートすればいい、僕は基本この考え方です。
地上波や新聞、あなたたちのように、ヤフトピにも掲載される可能性があるような大手のネットニュースメディアは公共性があることから、発言できる言葉の制約があってしかるべきだというのは、僕はわかる。
でも僕のSNSやYouTubeは個人のものであって、見たくなければ見ないようにできる機能も備わっている。たとえがちょっと飛躍してるかもしんないけど、上の方で登山してて、ポロって1個足を踏み外してしまった。結果、小石がガラガラって落ちてしまいその影響が大きく、下で人が巻き込まれて死んだら僕が悪いのか。そんな無理難題な話として僕には聞こえます。
60分に及んだ田端氏の告白。田端氏は最後、「私は何ら恥じる点はありませんし、問題となったポストの投稿も削除してません。これからも萎縮することなく、投資家や株主の立場から経営に問題提起を続けていきます」と述べた。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

一律2万円給付の否定発言を撤回 林官房長官「不適切でおわび」

林芳正官房長官は21日のフジテレビ番組で、自民、公明両党が参院選公約に掲げた国民一律2万円給付案に「私だったらやらなかったかもしれない」と否定的な見解を示した自らのインターネット番組での発言を撤回した。「不適切な発言でおわびして取り消したい。決定に携わっており、発言すべきでなかった」と述べた。
同時に「少数与党だ。野党と協議する中で、公約に書いたことから一歩も動かないということではない」とも主張し、給付案の見直しを重ねて示唆した。
フジテレビ番組で小林鷹之元経済安全保障担当相は、連立政権の拡大に関し「国家運営の基本となる考え方が一致していないとあり得ない」と強調。その上で、日本維新の会がまとめた外国人を巡る政策提言に触れ「受け入れの在り方を厳格化する必要がある。維新と同じ方向を向いていると感じている」と語った。

台風18号、19号は急速発達 19号は今年初の「猛烈」な勢力に

台風18号(ラガサ)と19号(ノグリー)が急速に発達し、9月21日(日)9時現在で19号は「猛烈な」勢力です。「猛烈な」勢力の台風は昨年18号以来になります。
台風18号(ラガサ)はこれから明日22日(月)にかけて沖縄の南を通過する予想で、先島諸島を中心に強風や高波の影響に注意が必要です。

台風18号(ラガサ) 発達ピークで沖縄の南を進む
▼台風18号 9月21日(日)9時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 西北西 15 km/h
中心気圧 950 hPa
最大風速 45 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 60 m/s
21日(日)9時現在、強い勢力の台風18号はフィリピンの東を西北西に進んでいます。さらに勢力を強めながら西進を続け、明日22日(月)には猛烈な勢力まで発達する予想です。
24日(火)頃には勢力を保ったまま中国・華南にかなり近づくとみられます。
先島諸島は風が強まり、海はシケに
台風18号は直径1,000km近い大きな強風域を伴っているため、沖縄から離れて通っても風や波の影響が出るとみられます。
特に先島諸島では平均で15m/s前後、瞬間的には20m/s前後の強風が吹く予想です。波は5m以上のシケとなるため、台風の接近時は海のレジャーを控えるようにしてください。
進路に近いフィリピン・ルソン島や台湾では23日(火)にかけて荒天が予想され、その後は中国・華南を中心に風雨が強まる見通しです。渡航の予定がある場合は最新の台風情報をご確認ください。
台風19号(ノグリー) 明日以降は動きが遅くなる
▼台風19号 9月21日(日)9時
中心位置 南鳥島近海
大きさ階級 //
強さ階級 猛烈な
移動 西北西 20 km/h
中心気圧 920 hPa
最大風速 55 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 75 m/s
猛烈な勢力の台風19号は明日22日(月)にかけて北西に進んだ後、動きが非常に遅くなる見込みです。
上空を吹く強い西寄りの風、偏西風にはまだ乗ることができず、東西を高気圧に挟まれる形になるため、動けない状況になります。予報円は非常に大きく、高気圧の勢力次第で進路が変わる見込みです。
この図の細い線1本1本は、世界各国の気象機関が計算した数値シミュレーションの結果をあらわします。アンサンブル予報という手法による低気圧中心の計算結果で、初期値に意図的な誤差を与えることで予報の確実性などを検討する材料になります。
これらを比較すると、しばらく北西に進む所までは揃っていて、その後はコースにばらつきがあることがわかります。現時点では動きが遅くなった後に北寄りに進路を変えるものが多数ですが、西寄りに計算するものも少なくありません。不確実性が大きいと言えます。
日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
9月は台風の上陸が最も多い時期
平年の台風発生数
台風発生数の平年値を見ると、9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで一年の中で2番目に台風の発生が多い時期です。一方、台風の上陸数の平年値では9月が最も多く、本土への接近数も最も多い時期となっています。
本州方面にとっては例年9月が台風シーズンのピークとなりますので、台風対策・大雨対策等を整えておくようにしてください。
台風の名前
北西太平洋や南シナ海で発生した台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風18号の「ラガサ(Ragasa)」はフィリピンが提案した名称で、動きを速めることを意味するタガログ語からとられています。この名前が使われるのは今回が初めてです。前回までは「ハギビス」が割り当てられていましたが、2019年台風19号(令和元年東日本台風)の被害を受けて引退となっていました。
台風19号の「ノグリー(Neoguri/)」は韓国が提案した名称で、朝鮮語でたぬきのことです。
出典・参考気象衛星画像:NICT 情報通信研究機構

交番勤務中オンラインカジノで賭博、巡査を容疑で書類送検…サッカーの勝敗予想など賭け金250万円

交番勤務中にオンラインカジノで賭博をしたなどとして神奈川県警は19日、相模原署地域課の20歳代の男性巡査を賭博容疑で横浜地検に書類送検した。県警は減給100分の10(6か月)の懲戒処分とし、巡査は同日付で依願退職した。
発表によると、巡査は3月17日~6月8日、スマートフォンで海外のオンラインカジノサイトに接続し、交番勤務中の125回を含め、約500回にわたってサッカーの勝敗予想やルーレットなどで賭博をした疑い。「簡単に金が稼げると思った」などと容疑を認めているといい、賭け金は約250万円に上った。大学生だった3年前、友人に勧められてオンラインカジノを始めたという。
県警が別のオンラインカジノ事件を捜査していたところ、6月に利用者として巡査が浮上した。県警監察官室の向井洋室長は「信頼を失墜させる行為で、県民の皆様に心からおわび申し上げます」とコメントした。

学歴詐称市長の最終目的は450万円のカネ? 観光客もふるさと納税も失う伊東市民の哀れ(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

【週刊誌からみた「ニッポンの後退」】
静岡県伊東市は今や日本一有名な町になった。
だが、離れていった観光客は戻ってこない。駅前はシャッター通りになったままだ。
「地元の小学生の間で『タクボる』という言葉が流行っています。“嘘をつく”という意味で『お前、タクボったな~』などと使うよう。市長の居直りは子どもたちにとっても悪影響でしかない」(伊東市民=週刊文春電子版9月7日)
影響は昨年度に約6億5000万円を集めた「ふるさと納税」にまで及んでいるという。
「電話やメールで『去年までふるさと納税で伊東市に寄付していたが、今年はやめる』という厳しい声が届いている」(伊東市企画課=同)
短期間でこれほど“悪名高い”町にしたのは、5月に市長になったばかりの田久保真紀(55)の“しょうもないスキャンダル”だった。
田久保は、市の広報誌に学歴を「東洋大学法学部卒業」としていたが、中退どころか除籍だったことがバレてしまったのだ。
だが、田久保は卒業証書らしきものを市議会で「チラ見せ」するなど、呆れた工作の末、卒業していないことをシブシブ認めた。市民の1人が公職選挙法違反の疑いで告発状を提出し、捜査も始まっている。
7月初めに田久保は「辞職する」と表明した。だが、月末には一転、辞めるのをやめてしまったのだ。不可解というより、彼女は世の中をナメ切っているように私には思える。
市議会が9月1日、市長に対する不信任決議案を全会一致で可決すると、辞職ではなく市議会を解散してしまったのだ。
大義も政策論争もない、ただ「市長の経歴詐称は是か非か」を問う前代未聞の選挙(10月19日投開票)になる。
なぜ、田久保は斎藤元彦兵庫県知事のように、失職して、市長選に再出馬するという道を選ばなかったのだろう。市民の中にも「経歴詐称なんかどうでもいい。市政を進めてくれ」という声があるというから、再選される可能性もわずかだがあったのではないか。
伊東市議会の定数は20人。市長に対する不信任決議を再び可決するには、議員定数の3分の2以上の議員が出席し、過半数が賛成することが必要になる。従って、それを阻止するために田久保は、彼女のシンパ議員を7人以上当選させなければならない。
田久保と長年“事実婚”状態にあるといわれる男性や、彼女の“番犬”を自任する弁護士、伊豆高原メガソーラー計画の反対運動をした仲間をかき集めて擁立しても難しいはずだ。

総裁選後見据え“外野争い”が激化…「進次郎首相」誕生心待ちの維新に公明は恨み骨髄

「ポスト石破」を決める自民党総裁選はいよいよ本番だ。新総裁は連立政権の枠組み拡大に動くのか、どこを引き入れるのか。レース後を見据え、外野の争いも激化。反転攻勢のチャンスをうかがう日本維新の会と、与党の一角を占める公明党のバトルである。
「#変われ自民党 日本の未来を語れ!」がキャッチフレーズの総裁選で本命視されるのは、最年少の小泉進次郎農相だ。20日、正式に出馬表明会見。大トリよろしく、立候補予定者の中で最後に手を挙げた。19日は選挙対策本部の発足式を行い、陣営を取り仕切る加藤勝信財務相や盟友の河野太郎前デジタル相ら、応援団が集まった。
「進次郎首相」の誕生を心待ちにしているのは、党勢衰退に歯止めがかからない維新だ。大阪府知事の吉村洋文代表は進次郎農相はもちろん、後ろ盾の菅義偉元首相とも関係良好。19日生出演した民放番組で、連立入りについて「選択肢として排除しない」と積極的で、「進次郎さんは非常に改革派だ」とエールを送った。党内に目を向ければ、藤田文武執行部に反発して離党届を出した衆院議員3人を17日に全員除名にするなど、相変わらずガタガタしている。
■手土産は選挙協力
「参院選で公約の2本柱に掲げた社会保障改革と副首都構想の実現可能性を高めるためには、なりふり構っていられない。選挙区調整も視野に入れていて、宙に浮いた選挙区の自民党への“返還”も俎上に載っているほど。集団離党トリオの守島正代議士の地元は大阪2区。本人は地方議員への出戻りを考えているようなので、刺客を立てずにやり過ごす手もある。前職だった自民党候補を破った西日本選出議員の中にも、離党予備軍がチラホラいる」(維新関係者)
維新は昨秋の衆院選で議席を減らしたものの、本拠地の大阪では全19選挙区で勝利。大阪はほぼ根絶やしにされた自民にとって、連立拡大で過半数割れを脱する上、選挙で戦いやすくなれば願ったりかなったりだ。
この展開に面白くないのが、四半世紀にわたって自民と組む公明だ。維新が「一丁目一番地」としてきた大阪都構想に協力する見返りに長いこと選挙区調整をしてきたが、衆院選では解消。結果、前職を含む4人が落選し、歴史的経緯から掲げてきた「常勝関西」の看板を下ろす羽目になった。
「藤田共同代表が幹事長時代、ぺんぺん草も生えないほど追い詰められた。斉藤鉄夫代表を中心とする現執行部は温厚な面々ですが、藤田氏に対する恨みは骨髄。連立パートナーとして絶対に認められないと強硬です」(公明関係者)
世間に見放された既成政党のいさかいは醜悪だ。
◇ ◇ ◇
「私たちの理念に合った方でなければ」と発言していた公明党の斉藤鉄夫代表。関連記事【もっと読む】などで詳しく報じている。