模造刀で同僚殺害疑い、男逮捕 大阪、「かっとなった」

大阪府警黒山署は3日までに、建設会社の社員寮で、模造刀のような物で同僚の男性の頭や首を突き刺して殺害したとして、殺人容疑で、大阪府大阪狭山市の建設作業員伊藤孝容疑者(79)を逮捕した。署によると「偉そうに言われてかっとなった」と供述し、容疑を認めている。
逮捕容疑は2日午後7時50分ごろ、同市にある社員寮の部屋で、同僚の建設作業員鬼丸和彦さん(52)の頭や首を突き刺すなどして殺害した疑い。
署によると、鬼丸さんの部屋で口論になった伊藤容疑者が自分の部屋から模造刀のような物を持ち出したという。

埼玉・飯能の91歳遺体 殺害示唆の33歳男性「首絞めた」供述

埼玉県飯能市阿須の山林で、入間市仏子(ぶし)の無職、丸山絹子さん(91)が遺体で見つかった事件で、別の事件で逮捕された住所不定、無職の男性(33)=ベトナム国籍=が「首を絞めて殺した」との趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で判明した。男性は在留資格を失って定職に就いておらず、「腹が減っていた」などと話しているという。県警は、男性が窃盗目的で住宅に忍び込んだ際に鉢合わせした丸山さんを殺害し、遺体を遺棄したとみて調べる。
捜査関係者によると、遺体は1日夜に、丸山さん宅から約3キロ西の山林で、険しい斜面に毛布にくるまれた状態で見つかった。
県警によると、7月31日に丸山さんの長男から「母親の所在がわからなくなった」と県警狭山署に通報があり、捜索を開始。県警は同日、丸山さんの長男名義の軽乗用車を富士見市内で発見した。運転していたベトナム人男性が逃走したが、一般住宅の敷地内に侵入していたところを住居侵入容疑で現行犯逮捕された。
遺体は、男性の供述に基づいて県警が捜索して発見した。男性は丸山さんを殺害して遺体を遺棄したことをほのめかしているという。県警は、生活に困窮した男性が歩きながら侵入する住宅を物色していたとみて調べる。【遠藤龍、板鼻歳也、福田真緒】

酷暑の被災地、熊本40.3度=ホテル避難受け付け、仮設建設始まる―4日で地震1週間

熊本県で最大震度7を観測した地震の被災地は3日も厳しい暑さとなり、熊本市で最高気温40.3度を記録、県内で観測史上初の酷暑日となった。発生から4日で1週間。8000人以上が避難生活を続ける中、県は被災者をホテルなどで受け入れる2次避難の受け付けを開始し、宇城市と氷川町では仮設住宅の建設も始まった。
県災害対策本部によると、3日午後時点で、災害との関連調査中も含めて死者は38人。このうち熱中症で死亡したとみられる氷川町の70代女性は、今回の地震で初となる災害関連死の可能性がある。
住宅被害は1万2276棟、断水は約4万5280戸で確認。開設された155カ所で8262人が避難生活を続けるが、ほかに車中泊を続ける自主避難者もいる。
県内では同日、菊池市も40.2度の酷暑日となったほか、甲佐町で39.8度が観測されるなど、最高気温が35度以上の危険な暑さが続いている。震度6強以上が観測された地域では、先月28日~今月2日、170人以上が熱中症で搬送された。
県はこうした状況を踏まえ、ホテルなど宿泊施設への避難を促す「ホテル避難」の受け付けを新たに開始。3日午後の時点で、県内94カ所の宿泊施設が確保されている。
県によると、今回の地震によるすべての被災者が対象で、3日から避難所でチラシを配布し、申請フォームなどから登録できるようにした。今後はコールセンターの設置も進め、ホテルや旅館側の受け入れが決まれば、早ければ4日から入居が可能になる見通し。
また被害が大きかった宇城市と氷川町では、応急仮設住宅の建設も始まった。宇城市に50戸、氷川町に20戸整備し、9月以降に入居可能になる予定という。 [時事通信社]

トランプ大統領もそっぽ 表面化した日米包囲網「反高市」うねり急拡大…2大後ろ盾が剥落

1週間もすればお盆だが、永田町は凪どころか騒がしい。高市首相が「ワタクシの悲願」と言いながら放置してきた食料品の消費税減税を強行しようとしているからだ。内閣支持率急落に焦り、社会保障財源の消費税を人気取りに使う魂胆に自民党は紛糾。仲間の少ない高市首相を支えてきた西田昌司参院議員までもが「石破前首相の二の舞いになる」と「高市おろし」をチラつかせているから穏やかではない。高市首相は今週中に党に意見集約させ、閣議決定する腹積もりだが、どうなるか。
高市首相は「令和8年熊本地震」の発生から2日後の30日、2027年4月から2年間、8%から1%に引き下げる方針を正式表明。残り1%分を所得に連動して給付する「実質ゼロ」を実現すると強調した。年間5兆円、計10兆円の財源に当てナシ。それで一気に表面化したのが「反・減税」の名の下の高市批判だ。
西田氏に当てこすられた石破前首相はかねがね消費減税に反対し、給付を是とする。1日はお膝元の鳥取県内で講演し、「代わりの財源を示さなければ無責任」とド正論。「財政が損なわれると、通貨が安くなり、金利は上がる。金利が上がり、物価が上がれば苦しむのは誰か」と語気を強めた。
党税制調査会で「2年間だけ減税というが、戻せるのか。財源が見つかっていない」と主張し、反対の急先鋒に立った稲田朋美元防衛相は1日、Xに〈私は、もとより減税に反対している訳ではありません〉と投稿し、こう続けた。
〈食品の消費税ゼロにした後の給付付税額控除についても結局税額控除はしないで、給付のみを行うというのですから、つなぎについても「給付」による実質消費税ゼロを実現することは可能〉
〈総理がおっしゃったから、議論もしないで従う、公約だから状況の変化にかかわらず墨守するというのでは、与党として真に総理を支えることになりません〉
稲田氏の筋論に賛否は割れているものの、インプレッションは400万超え。自民の闊達議論が復活したのは「高市人気」の剥落ゆえんだ。7月の世論調査では内閣支持率は軒並み急落。前月比10ポイント減が相次ぎ、毎日新聞の調査では不支持が支持を逆転した。
小池都知事もチクリ
大手メディアがそろって消費減税大反対の論陣を張っているのも追い風だ。
「度を越した議会軽視、デタラメな国会運営、何よりも非常識でワガママな性格に総じてウンザリしている。日本維新の会との連立合意書も、衆院選の党公約の書きぶりも、あくまで『検討』。放漫財政を市場が警戒する中、熟議を経ずに断行するのは乱暴すぎる。それに8%に戻すのはいわば大増税で、相当な力仕事。代わりに所得連動型給付を開始するといっても、納得感は得られにくい。その1年前に実施される参院選は脱・少数与党が懸かっているのに、とても戦えない」(自民中堅)

神奈川県海老名市で「河童像」が消えた 増加する銅像の盗難被害

7月下旬、神奈川県海老名市を流れる目久尻川(めくじりがわ)の橋に設置された「河童(かっぱ)像」2体が何者かの手によって盗まれたことがわかった。
「河童像」は、海老名市に古くから伝わる「河童伝説」を元にして1992年に銅像が設置された。元になった河童の伝説は「村人が刃物を使って悪さをする河童の目玉をくり抜き懲らしめる」という過激な内容であったが、設置された河童像は漫画のようにデフォルメされた可愛らしいデザインであり、手作りの服を着せてもらえるなど近隣住民から愛される存在であった。
そんな河童像2体だが、7月25日ごろに紛失。筆者が1日に現場へ向かった時点では台座から相当な力で引き抜かれたような痕跡が生々しく残っており、フェンスが設置され、立ち入り禁止テープが貼られていた。この状況から、やはり河童像は何者かに手によって盗まれたのは間違いだろう。
なお、河童像が設置された目久尻川の伊勢下村橋は、海老名駅から徒歩30分ほど歩いた場所にある。近くは畑や田んぼのほか住宅地などが広がっており、それなりに人口密度も高いため、犯行が行われた時間帯は人けのなかった深夜ないしは朝方ごろと思われる。
海老名市は市が公表したデータによると、昨年2025年(令和7年)の窃盗犯罪発生件数は667件となっており、増加傾向が続いている。
今回の河童像のような銅像が盗まれるケースでは、多くの場合が盗難後に転売されることが多く、その背景には銅の価格高騰など銅に需要が高まっている事などが挙げられる。
河童像は30年以上に渡り地元人に愛され続けてきたシンボルである。一日でも早い事件の解決が望まれる。

信号機のある歩道を横断中か 80代女性が市電の下敷き その後死亡…信号の状況調べる 函館市

市電にはねられ車両の下敷きに 80代女性が死亡 横断歩道を渡っていたか 北海道函館市
北海道函館市で8月2日夜、高齢の女性が函館市電の車両にはねられる事故がありました。
女性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
事故があったのは函館市松陰町の道道です。
警察や消防によりますと、2日午後11時ごろ、歩行中の80代の女性が市電にはねられ、車両の下敷きになったということです。
女性は頭から血を流し、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
市電は湯の川行きの終電で、乗客およそ15人にけがはありませんでした。
女性は信号機のある横断歩道を渡っていたとみられ、警察は当時の信号の状況などを調べています。
函館市によりますと、市電は事故の影響がないことを確認し、3日の始発から通常運行をしているということです。

江別・大学生集団暴行死 “主犯格”当時18歳の川口被告に無期懲役求刑

北海道江別市で2024年、男子大学生が集団暴行をうけ死亡した事件の裁判で、主犯格とされる当時18歳の男に対し検察は無期懲役を求刑しました。
強盗致死などの罪に問われているのは、当時18歳の川口侑斗被告と当時17歳の少年です。
2人は2024年10月、江別市の公園で八木原亜麻被告や川村葉音被告らと共謀し、長谷知哉さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。
3日の裁判で、主犯格とされる川口被告に対し検察は「すべての犯行を主導した」「被害者の死に直結する暴行を最も多数回加えた」などとして無期懲役を求刑しました。裁判は3日結審し、判決は今月7日に言い渡されます。

熊本にふるさと納税寄付7億円超 支援広がる、心から感謝と木原氏

木原稔官房長官は3日の記者会見で、熊本地震の支援にふるさと納税制度を活用する動きが広がり、寄付金額が7億3千万円を超えたと明らかにした。被災地の事務負担を減らすため、代理で受け付ける自治体を含め200超が対応しているとして「支援に協力いただいている皆さんに心から感謝を申し上げたい」と述べた。
金額については、ふるさと納税の仲介サイトを運営する事業者4社の数字を足し合わせたものだと説明。「被災団体を支援するためにふるさと納税が行われることは制度の趣旨に沿う」と強調した。

「いま言ったら楽になるぞ」16歳女性が取り調べで体調悪化し釈放後に死亡…遺族“違法な捜査が原因”と訴え提訴 自民・森参院議員が会見

2025年、障害者施設内の入居者への暴行の疑いで逮捕された16歳の女性が、取調べ中に体調不良を訴え、釈放後に死亡したのは、警察の違法な取り調べが原因として、遺族側が国と県に対し損害賠償を求める裁判を起こし、3日、自民党の森まさこ参議院議員らが都内で会見を行いました。森議員は海外メディアなどを前に、日本の司法の取り調べの違法性などについて訴えました。
2025年2月、兵庫県内の福祉施設に勤務していた当時16歳の少女・るなさん(仮名)は、施設が開催したバレンタインデーに関するイベントの際に、入居者の重度の知的障害がある女性が別の利用者に噛みつこうとしたため、女性のあごに触れるなどして行為を止めさせました。この際、るなさんが女性のあごに触れていたことが虐待ではないかと別の施設利用者が申告し、4か月後の2025年6月、兵庫県警が暴行の疑いで逮捕しました。
遺族などによりますと、取り調べの際、るなさんは容疑を否認し続けましたが、それでも警察による取り調べが続き、るなさんは次第に食事も食べることができず、体調が悪化していったということです。
18日間の勾留を経て、神戸地検が不起訴としたことから、るなさんは釈放されましたが、自宅に戻っても悪化した体調は戻らず、食事をとっても体に吸収されない「低栄養状態」となり入院し、『PTSD・心的外傷後ストレス障害』と診断されました。その後も悪化の一途をたどり、るなさんは去年12月に「るい痩」(病的に体重や脂肪組織が著しく減少した状態)で死亡しました。死亡した際、るなさんの体重はわずか20キロほどしかなかったということです。
遺族は勾留中にるなさんが書き綴っていた「被疑者ノート」を公表しました。取り調べ当時の警察と検察のやりとりなどが記入されていて、取り調べを行った警察官から「いま言ったら楽になるぞ。」などと執拗に容疑を認めるよう追及されていたことが綴られていて、涙でにじんだような跡も残されていました。遺族は今年6月に国と兵庫県に対し、約1億1000万円の損害賠償を求めて提訴したほか、7月31日には必要性がないことを認識しながら、逮捕・勾留したとして当時の明石警察署員3人と神戸地検の検察官を刑事告訴したことも明らかになっています。
3日、日本外国特派員協会で会見を開いた森まさこ参院議員は、「16歳の少女、るなさんが絶望の内に未来の夢を絶たれて死亡したその無念を晴らすために、そして今後一切、検察から無実の人がひどい取り調べを受けることがないように、国民の皆様と世界中の皆様に申し上げます。日本の検察が、真に国益の代表者として被害者を救済し、弱いものを守る、正義を実現できる機関に生まれ変わるように私どもは戦って参りますので、どうか引き続きこの問題を注視していただきますようお願いします」などと話し、検察組織の改革を訴えました。

<独自>辺野古転覆、負傷生徒運んだタクシー運転手が初証言 生徒「海水死ぬほど飲んだ」

沖縄県名護市辺野古沖で3月、船2隻が転覆し同志社国際高(京都府)2年の武石知華(ともか)さん(17)ら2人が死亡した事故で、負傷者が搬送された病院から那覇市内のホテルまで同校の生徒を乗せたジャンボタクシーの40代男性運転手が産経新聞の取材に応じ、当時の様子を語った。男性がメディアの取材に証言するのは初めて。生徒は「海水を死ぬほど飲んだ」などと事故の恐怖を話していたという。
事故は3月16日午前10時10分ごろ、辺野古沖で発生。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する抗議船「不屈」が転覆し、約2分後に「平和丸」も転覆した。平和丸に乗っていた知華さんと不屈の金井創(はじめ)船長(71)が死亡し、高校生と乗組員計14人が重軽傷を負った。
タクシー運転手が名護市内の病院で、負傷した生徒を乗せたのは事故から約7時間後の午後5時過ぎだった。乗車定員10人のジャンボタクシー2台に男女が分かれて分乗。「スリッパを履き、大きなタオルで顔を隠した男子生徒7、8人が乗り込んだ。事故のことは知らなかったので、何だろうと思った」と振り返る。
目的地は50キロ以上離れた那覇市内のホテル。車を走らせると、車内で生徒らは「ライフジャケットが引っかからなくてよかった」「今まででいちばん大きな声を上げた」「手を骨折した」「死なないでよかった」などと話していたという。
運転手が「海難事故でもあったんですか」と尋ねると、生徒らは押し黙り、車内は静まり返った。余計なことを聞いてしまったと思い、「すみません」と謝罪した。
カーラジオをつけると辺野古沖事故のニュースが流れた。運転手はとっさにラジオを消した。
沖縄自動車道の中城(なかぐすく)パーキングエリア(中城村)に立ち寄るよう指示され、駐車場にとめると、同校の教員とみられる若い女性が助手席に乗り込んできた。ホテルに向かうまで、女性は生徒から事故の状況や負傷程度を聞き取っていた。
運転手は「聞き耳を立てていたわけではないが、生徒らが事故の被害者であることに気付いてから何も聞けなかった」と生徒らの心情をおもんぱかった。(大竹直樹)