京都府南丹市で、息子の遺体を遺棄したとして父親が逮捕された事件で、警察はきのう(28日)に続き、遺体が発見された現場などに父親を立ち会わせ、当時の状況を確認しました。
(報告・蔦 遥香 記者)
「午前9時4分です。死体遺棄の疑いで逮捕されている安達容疑者を乗せたとみられる車が南丹署を出発しました」
2日連続で容疑者立ち会いのもと行われた警察の捜査。車に乗っているのは、南丹市内の山林などに息子・結希くん(当時11)の遺体を遺棄した疑いがもたれている安達優季容疑者(37)です。
(報告・益永 佳奈 記者)
「午前9時半です。靴の発見現場で、警察は容疑者を現場に立ち合わせて、当時の詳しい状況を調べるものとみられます」
まず向かったのは、結希くんが履いていたものと特徴がよく似た靴が見つかった現場。この場所に滞在したのは約7分間でした。空からの映像では、扉が開けられた車内から捜査員とみられる人物が何かを指さす様子や、三角コーンを置き写真を撮る姿が。その後、容疑者を乗せた車が向かったのは…。
(報告・五十嵐 竜馬 ディレクター)
「遺体が見つかった山に安達容疑者を乗せたとみられる車が来ました。警察車両が山の中に入っていきました」
結希くんが通っていた小学校から約2.2キロ離れた遺体発見現場。約15分の滞在でした。
4月13日の夕方、この場所の近くで遺体で見つかった結希くん。きょう(29日)安達容疑者を乗せた車が到着したのは、当時、警察の捜査拠点が設けられたあたりでした。
きょう(29日)の捜査では、安達容疑者が車から降りた姿は確認できませんでしたが、ここでも捜査員が車内とやり取りしながらメモを取る姿が確認されました。
警察が安達容疑者を立ち会わせるのは2日連続で、きのう(28日)捜査した通学用リュックが見つかった場所や、自宅近くのトイレなどとあわせて事件に関連するとみられる場所を回りました。
逮捕前の任意の聞き取りに対し、「首を絞めて殺した」という趣旨の説明をしているという安達容疑者。全容解明に向け、警察は今後、供述などの裏付け捜査を進めるものとみられます。
(中谷しのぶ キャスター)
改めて、きょうの動きです。安達容疑者を乗せた車は警察署を出発して、午前9時26分ごろに靴が見つかった場所、その後、午前9時48分ごろに遺体が見つかった場所を回って、戻ったということになります。
それぞれの場所の滞在時間ですが、靴が発見された場所は約7分、そして遺体発見現場は約15分かけて捜査を行いました。
元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠さんに、“短時間”そして“車から”の立ち会いについて伺ったところ、「確認作業なので捜査の目的が達せられているなら珍しくない。容疑者が車の中からでも具体的な説明ができたのでは」と見立てを話していただきました。
きのうも同じように警察署を出発して、るり渓の公衆トイレ付近、その後に自宅近くの裏山、その後にリュックが発見された場所に立ち寄って戻るという動きでした。
きのうは公衆トイレが約3分、自宅近くの裏山が約5分、リュック発見現場は約20分、これはその区間に入って出てくるまでの時間ですので、実際はどういう時間なのかは詳しくはわからないんですが、おおむねそれだけの滞在時間でした。午後には鑑識も入って証拠を捜していたのではとみられています。
これについても棚瀬さんに伺っています。立ち会い後に鑑識が動くことについて、「容疑者が現場で新しく思い出すこともあり、珍しくないこと。これが裏付けられれば犯人性も高まる」と話をされていました。
4月16日に安達容疑者が逮捕されました。この死体遺棄容疑での勾留期限が延長されて、きのう、きょうと現場に容疑者を立ち会わせて捜査が行われたということになります。勾留期限は、5月6日の水曜日です。ですので、ここまで時間をかけてしっかりと立証していくということなのかなと思います。死体遺棄容疑を固めて起訴できるかがポイントになるわけですよね?
(髙橋克哉 解説デスク)
そうですね、ここが死体遺棄容疑での捜査が終わるところなんですが、この先、仮に殺人容疑で再逮捕ということになれば、さらに20日間捜査が進むということなります。先ほど説明があったように、短時間で現場を見て回っているということは、おそらく容疑者の供述と現場の状況に大きな矛盾はないかどうかという最終の確認をしているんだと思います。
5月6日までに死体遺棄容疑での処分、起訴するのか不起訴になるのか処分保留なのかというのを決めなければなりませんので、そこの最後の詰めの捜査をしつつ、その先の捜査を視野に、詰めの捜査をしているものとみられます。
(中谷しのぶ キャスター)
まさに棚瀬さんも死体遺棄容疑の捜査について、「容疑者立ち会いの捜査は、一般的に取り調べの後、供述の裏付けのためにするもので、今の段階ではもうほぼ証拠を集めてゴールの段階なのでは」と指摘されています。
なぜ結希くんが亡くなければならなかったのかも含めて、しっかりと明らかにしていただきたいと思います。
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「地獄行きです」41歳自衛官の男が知人男性を脅迫か「お前もう終わり」「無期懲役か死刑ですから私も」知人男性と何らかのトラブルか 北海道千歳市
27日、北海道千歳市で「地獄行きです」などと知人男性を脅迫する内容のメッセージを送ったとして、41歳の自衛官の男が逮捕されました。
脅迫の疑いで逮捕されたのは、千歳市に住む41歳の自衛官の男です。
男は27日、仕事で関わりのある道外在住の43歳の男性にメッセージ機能があるアプリを用いて「お前もう終わり」「無期懲役か死刑ですから私も」「地獄行きです」などと脅迫する内容のメッセージを送った疑いが持たれています。
メッセージを受け取った男性が事件当日に「脅迫メッセージの送信がありました」と電話で千歳警察署に相談し、事件が発覚しました。
警察は、メッセージの発信元などを基に男を逮捕。取り調べに対し「殺すという意味のメッセージを送りました」と容疑を認めているということです。
警察は、男と被害男性の間に何らかのトラブルがあったとみて、捜査を続けています。
「営業時間外の夜間に遺棄」任意聴取の男性、30代妻の遺体を勤務先の焼却炉で「数時間かけて燃やした」とも供述 北海道・旭山動物園
北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉に、妻の遺体を遺棄したとして任意の聴取を受けている30代の男性職員が、「営業時間外の夜間に遺体を遺棄した」という趣旨の話をしていることが、新たにわかりました。
旭山動物園の30代の男性職員は、3月末ごろから行方不明になっている30代の妻について、園内の「焼却炉に妻の遺体を遺棄し数時間かけて燃やした」などと話をしているということです。
捜査関係者への取材で新たに、男性が「動物園の営業時間外の夜間に遺棄した」という趣旨の話をしていることがわかりました。
警察は、男性が営業を終えた夜間に遺体を遺棄した可能性があるとみて捜査を進めています。
旭山動物園は、4月7日まで冬の営業が行われていました。
日本郵便、税滞納者を追跡 公益目的限定で住所開示
日本郵便は地方税を滞納したまま行方が分からなくなっている人を、郵便網を活用して追跡する取り組みを4月から始めた。自治体の照会に限定し、現住所が見つかった場合に開示する。所管する総務省が、公益に資する目的に絞り込んで全国の郵便局ネットワークの活用に道を開いた。個人情報保護が甘くなったり、安易な外部提供につながったりするとの懸念に留意する。
郵便法は原則、郵便の内容や受取人の住所といったデータの外部提供を禁じている。ただ税滞納者は住民票を変更していなくても郵便局に転居届を出している場合がある。提供の可否を議論した総務省の有識者会議は、徴収などを担う自治体側のニーズが大きいと判断。「信書の秘密」保護を前提に「必要な最小限の範囲」に絞った開示を容認した。
手数料は1件当たり千円。照会窓口は本社に一本化し、回答までの期間の目安は1週間程度という。
日本郵便が住所を開示するケースでは、壊れそうな空き家を放置している所有者や、地震、土砂崩れといった大規模災害の被災者に関する場合も対象としている。
高速道路でバイクが塀に接触→塀を乗り越えた先で16メートル落下か 県道で意識不明の男性見つかり、搬送先で死亡確認
29日午後、神戸市西区の県道で意識不明の状態で倒れている50代とみられる男性が見つかりました。警察は男性が県道の上を通る高速道路から落下したとみて捜査しています。 29日午後1時前、神戸市西区伊川谷町布施畑の県道16号で、通行人の女性から「人が倒れていて意識がない。ヘルメットが落ちている」という趣旨の110番通報がありました。倒れていたのは50代とみられる男性で、病院に搬送後、死亡が確認されました。男性が倒れていた県道の上には高速道路が通っていて、高速道路には転倒したバイクがありました。 警察が高速道路に設置されているカメラの映像を確認したところ、男性の乗ったバイクが高速道路の塀に接触して停止したあと、男性はバイクを降り高さ1mほどの塀を乗り越えていく様子が映っていたということです。高速道路の高さは約16mで、乗り越えたあとしばらくの間、塀にぶらさがっている様子もカメラに映っていたといい、警察は誤って転落した可能性もあるとみています。 警察は男性の身元の確認を急ぐとともに死亡の原因を調べています。
広島・三原市の会社敷地内で男性遺体見つかる警察が土の中から発見 東広島市の男性会社役員殺害放火事件との関連を捜査
きょう午前、広島県三原市で氏名・年齢不明の男性の遺体が見つかりました。警察は、2月に東広島市で発生した男性会社役員殺害放火事件との関連を調べています。
警察によりますと、きょう午前11時40分ごろ、広島県三原市沼田の会社敷地内で男性の遺体が発見されました。遺体は警察が土の中から発見したということです。死亡してから相当の日数がたっているとみられます。
警察によりますと、今年2月に東広島市で発生した男性会社役員殺害放火事件の捜査の過程で発見したということです。
この事件は2月16日未明、東広島市黒瀬春日野の住宅の裏側で、この家に住む会社役員の川本健一さん(当時49)が首を刃物で刺され、死亡しているのが見つかったものです。
また、この住宅では火事も起き、川本さんと2人で暮らしていた妻もけがをしています。
警察では遺体を司法解剖して死因を調べるとともに、事件の関連について調べることにしています。
東京・福生市で殺人未遂事件40代男が逃走中ハンマーで男子高校生2人を殴るなどして自宅に逃げ込み…裏口から逃走か殺人未遂の疑いで逮捕状請求 警視庁
けさ、東京・福生市の路上で男がハンマーで男子高校生2人を殴るなどし、あわせて5人がけがをしました。男は自宅に逃げ込み農薬とみられるものを噴射した後、裏口から逃走したとみられています。警視庁は殺人未遂の疑いで逮捕状を請求していて、逃げた男の行方を追っています。
警視庁などによりますと、午前7時すぎ、福生市加美平の路上で、40代の男が男子高校生2人を次々とハンマーで殴り、自宅に逃げ込んだ後、サバイバルナイフを突きつけたうえで、駆けつけた警察官に農薬とみられるものを噴射しました。
17歳の男子高校生が重傷を負い、男子高校生1人と警察官3人が軽傷だということです。
捜査関係者によりますと、男は駆けつけた警察官に2階のベランダから農薬とみられるものを噴射した後、混乱に乗じて自宅の裏口から出て逃げたとみられるということです。
警視庁は正午すぎに男の自宅に突入しましたが、男の姿はありませんでした。また、室内からは、男ものとみられるサバイバルナイフやハンマー、噴霧器が見つかっているということです。
男は丸刈りで、身長173センチくらい、上下グレーのスウェット姿だということです。
警視庁は殺人未遂の疑いで逮捕状を請求していて、逃げた男の行方を追っています。
「娘が当て逃げにあった」自転車の4歳女児が軽傷 ひき逃げ事件で捜査 兵庫県警
29日午後3時30分ごろ、兵庫県高砂市北浜町の市道交差点で、乗用車と自転車が接触した。自転車に乗っていた女児(4)が転倒し、腰に打撲の軽傷を負った。車はそのまま走り去り、県警高砂署が道交法違反(ひき逃げ)の疑いで捜査している。
同署によると、現場は信号のない十字路交差点。女児の後ろを歩いていた母親が事故を目撃し、「娘が当て逃げにあった」と110番した。走り去った車は赤色だったという。
ペルシャ湾内の船舶から下船の日本人1人が帰国 残る日本人乗組員は12人に
外務省はペルシャ湾内で日本関連の船舶に乗っていた日本人乗組員1人が帰国し、残る日本人は12人になったと発表しました。
外務省によりますと、ペルシャ湾内で日本関係の船舶に乗っていた日本人乗組員1人が28日に下船し、きょう(29日)帰国しました。出国にあたり現地の大使館が支援し、健康状態に問題はないということです。
ペルシャ湾内の船舶をめぐっては、日本人3人が乗った船も29日にホルムズ海峡を通過して湾外へ退避し、現在、日本に向かって航行しています。
現時点でペルシャ湾内に留め置かれている日本関係の船舶に乗船する日本人乗組員の数は残り12人になったということで、外務省は「今後も状況の推移を見極めながら、邦人保護に万全を期していく」としています。
春の褒章に603人28団体…絆の逆転劇「りくりゅう」、リア王の吉田鋼太郎さんなど
政府は28日付で、2026年春の褒章受章者603人(うち女性137人)と28団体を発表した。29日に発令される。
学術研究や芸術、スポーツなどの分野で活躍した人に贈られる紫綬褒章には、ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得した三浦璃来(りく)選手(24)と木原龍一選手(33)、俳優の吉田鋼太郎さん(67)ら26人(同7人)が選ばれた。
各職業分野で一筋に励んだ人が対象の黄綬褒章は、195人(同18人)、福祉や教育など公益に尽くした人への藍綬褒章は373人(同104人)が受章した。社会奉仕活動に貢献した緑綬褒章は9人(同8人)と28団体だった。人命救助に力を尽くした紅綬褒章の受章者はいなかった。
「あなたのために滑る」に奮起
2月のミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートで、ペアとして日本勢初の金メダルに輝いた。ショートプログラムはリフトが崩れて5位と出遅れ、「もう終わった」と落ち込む木原さんを、三浦さんが「積み重ねてきたものがある」「私はあなたのために滑る」と励まし、フリーで逆転。その絆が感動を呼んだ。
2019年にペアを結成し、カナダを拠点に鍛錬を重ねて世界トップに上り詰めた。受章について2人は「大変光栄に存じます。パートナーとともに歩んできた日々、そして多くの方々の支えがあってこそ、今の私たちがあります」とコメントした。
今後はプロとして活動し、後進の育成にも携わる予定で、「もっとフィギュアのペアを知っていただけるように、様々な活動に2人で挑戦したい」と木原さん。「りくりゅう」の歩みは続く。
点数出ない仕事に合格点もらったよう
「点数の出ない仕事。大丈夫だよという点数をもらったよう。背筋を伸ばし、邁進していこうという勇気をもらえた」と喜びを語る。
大学在学中の18歳の時にシェークスピア劇を始めて、50年。近年は映画、ドラマでも高い評価を受けているが、演出家の蜷川幸雄、出口典雄の薫陶を受けた生粋のシェークスピア俳優だ。演出も多く手がけている。
現在は、5月にさいたま市で開幕する主演舞台「リア王」の稽古中。老境の王を演じるが、「感情の振幅がとてつもなく大きい。体力、精神力、知力がいる」と難役ゆえの魅力を語る。
師匠の蜷川と同じく、「シェークスピアと言えどエンターテインメント。知性を大事にしつつ、涙と笑いと感動がないとやる意味がない」を持論としている。そして、今後の目標も定まった。「リア王を80代でやりたい。やれるもんなら90代、100歳でも」
芸術の枠超えた多角的な視点
「受章の知らせに驚きました。音楽評論家になるつもりはなく、ただ好きな音楽について書きたい一心でやってきただけですから」と驚きを隠さない。
中学生の頃から伊福部昭など近現代の日本の作曲家を好んで聴いていた。「最初は刹那的に耳の刺激を楽しんでいたのが、やがて音楽の形式などに関心を持つようになり、聴く音楽の幅が広がった」と振り返る。
慶応大教授として政治思想史を教えるかたわら、雑誌や新聞で音楽批評や時事コラムなどを担当。歴史的背景や社会情勢などを踏まえた多角的な評論は、ジャンルを超えた博覧強記に支えられ、クラシック音楽評論に新風を吹き込んだ。
音楽を芸術の枠を超えた大きな視点で捉えることで、「これまでなおざりにされていたマイナーな作曲家や作品に新しい光を当てたい。まだまだやるべきことはあります」と話す。
紫綬褒章受章者(敬称略、年齢は発令日の29日現在)
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