政府、特別国会18日召集を伝達 第2次高市内閣発足へ

政府が、衆院選後の特別国会を18日に召集する方針を固め、与党幹部に伝えたことが分かった。複数の関係者が10日、明らかにした。会期は150日間で、与党は野党に説明する構えだ。18日中にも首相指名選挙で高市早苗首相(自民党総裁)が再び選出され、第2次高市内閣が発足する見通しだ。
政府、与党は特別国会召集後、速やかに首相の施政方針演説や衆参両院で各党代表質問を実施し、衆院予算委員会で2026年度予算案の審議に入りたい考えだ。
首相は9日の記者会見で、特別国会を早期に召集し、一日も早く26年度予算や予算関連法案の成立を期すと強調していた。ただ、26年度予算の3月末までの成立は困難な情勢。政府、与党は暫定予算を編成して対応するとみられる。
自民の梶山弘志国対委員長は10日午後、中道改革連合の笠浩史共同国対委員長と会談する予定だ。特別国会の日程などを巡り協議する。

「貨物船」装い密漁か オホーツク海で違法「カニかご」581個を押収…ロープ総延長は13km超に

水産庁漁業取締本部札幌支部(北海道漁業調整事務所)は、去年1年間のオホーツク海における違法設置漁具の押収結果を取りまとめ、公表しました。外国船によって違法に設置されたとみられる大量の漁具が確認されています。
同支部によりますと、去年の押収件数は10件で、密漁に使われた「カニかご」は581個に上り、これらを繋いでいた「ロープ」の長さは計13259メートル(約13.2km)に達しています。
オホーツク海はカニ類などの好漁場として知られており、外国船舶が貨物船を装って同海域を航行し、日本の排他的経済水域内に漁具を違法設置するケースが確認されています。
同支部では取り締まりを強化しており、「排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律」違反(無許可操業)として漁具の押収を行っています。
同支部は、「水産資源の適切な保存・管理、および我が国の漁業者に悪影響を与える違法操業を根絶するため、引き続き抑止に取り組んでいく」としています。

同居の女性から現金3万円を盗む 窃盗の疑いで東京都に住む24歳女を逮捕「盗んだ記憶はあるが、金額は覚えていない」《新潟・燕》

9日、窃盗容疑で東京都中野区に住む自称・風俗業の女(24)が逮捕されました。
警察によりますと女はおととし4月、燕市の知人の女性から現金3万円を盗んだ疑いがもたれています。
女と女性は当時同居していて、その家の中で犯行に及んだということです。被害女性からの届け出があり事件が発覚しました。
調べに対し女は「お金を盗んだ記憶はあります」と容疑を認めていますが、一方で「金額は覚えていません」とも供述しているということです。
警察が女の動機などを詳しく調べています。

遺体は山中の見つかりにくい場所に 愛媛・四国中央市の女性死体遺棄事件 逮捕の男は殺害ほのめかす供述

愛媛県の山中で女性の遺体が見つかった事件で、遺体は見つかりづらい場所に遺棄されていたことがわかりました。
愛媛県四国中央市の会社員・杉尾頼久容疑者(46)は去年9月ごろ、高知市に住む知人の大谷せい子さん(当時47歳)の遺体を四国中央市富郷町の山中に遺棄した疑いが持たれています。
警察によりますと、去年9月、大谷さんが高知市内の職場を出たあとから連絡が取れず、親族から行方不明者届が出されていました。
警察はその後、大谷さんのスマートフォンを使って買い物をした疑いで杉尾容疑者を逮捕。供述をもとに捜索をしたところ1月31日、ひとけのない山道の脇の見つかりづらい場所で遺体を発見したということです。
杉尾容疑者は、大谷さんの殺害についてほのめかす供述をしているといい、警察は調べを進めています。

JR東、相次ぐ運行停止に対策 技術系の採用増、修繕費を増額

JR東日本の喜勢陽一社長は10日の定例記者会見で、1月以降に山手線や常磐線などで相次いだ運行停止の再発防止策として、設備の問題を改善するために技術系職員の採用数を増やすことや修繕費用の増額などに取り組むと発表した。「多くのお客さまの信頼を損ね、経営の根幹に関わる事態として重く受け止める」と改めて謝罪した。
今後の対策として、異常時の対応力向上や作業手順見直しといった6項目を提示。具体的には、保守管理や事故復旧の態勢強化のため、2027年度から技術系職員を現行計画より約150人増やす。新型コロナウイルス禍により2020~22年度に約800億円削減していた設備修繕費の増額に取り組み、交換や修繕を加速させる。
作業ミスが長時間の運転見合わせにつながったことがあったとして、重要な作業でダブルチェックを徹底。工事を日中に行うなど、グループ会社を含めて労働環境の改善を目指す。
JR東では1月、山手線で作業ミスによる停電があり、常磐線では架線が切れて長時間運転を止めた。

《水戸駅・自転車通り魔事件》「目をつり上げて毎日爆走」近隣住民が明かした“孤立”生活の実態

《黄色系のダウンジャケットに色不明の長ズボンを着用、見た目は60歳前後で白髪交じり、自転車を使用》
そんな手配で行方を追われたのが“自転車通り魔男”だ。
自転車で通り魔
茨城県水戸市のJR水戸駅北口ロータリーで1月30日午後6時10分ごろ、自転車に乗ったまま次々と通行人の顔面を殴ったり、自転車で体当たりするなどして重軽傷を負わせ、逃走した。
「被害者は17~59歳の男女4人です。市内在住の女性パート店員・Aさん(44)は顔を殴られて口唇裂傷、50代の2人は鼻の骨を折るケガ。女子高生は両ひざに擦過傷を負いました」(捜査関係者)
茨城県警は水戸署と県警捜査1課、機動捜査支援課などで合同捜査班を組んで傷害事件の捜査に着手。防犯カメラが捉えた男の画像を翌31日に公開すると、2月1日、Aさんに対する傷害の疑いで同県つくば市の無職・沼尻吉記容疑者(45)を逮捕した。
県警によると、同容疑者は「自転車に乗りながら女性の顔を殴ったことは間違いありません」と容疑を認めている。
犯行2日後のスピード逮捕だった。
「犯行後の足取りは、つくば市の容疑者宅まで片道約50キロの道のりを自転車で移動しています。自転車移動は考えにくい長距離。画像公開後、約40件の情報提供があり、その中に“県南部で似た人物を見た”と目撃情報がありました。
犯行現場を起点に防犯カメラ映像をつないでいくリレー捜査は、これだけ距離が離れていると相当時間がかかります。容疑者の割り出しにつながる有益な情報でした」(捜査関係者、以下同)
自宅周辺では“要注意人物”
一般的に、ママチャリで1キロ走る所要時間は4分前後とされる。犯行に使われたのはスポーツタイプで、3分前後が目安になる。電動アシスト付きではなかったとみられ、単純計算すると休憩なしで50キロ150分だ。
自宅から約5キロ先には、つくばエクスプレスのつくば駅があり、国内最大級の研究学園都市の拠点として駅前にバスターミナルもあり往来は多い。
「なぜ、わざわざ50キロ以上離れた水戸で犯行に及んだのか捜査中です。犯行前の足取りは、立ち寄り先があった可能性なども否定できないため、少なく見積もっても片道50キロ以上走ったとみています。Aさん以外の被害者との関連も捜査しています」
容疑者は独身で、古びた一軒家でひとり暮らし。自宅周辺では“要注意人物”として警戒されていた。仕事をせず、日常的に何をやっていたかというと─。
「自転車をしゃかりきにこいで、ものすごいスピードを出しているんだよ。何かに取り憑かれたようにビューッと走り抜けていくからおっかない。必ず自転車に乗っていて、歩く姿は一度も見たことないな。どこに行っているのかは知らない」(近所の男性)
自宅周辺には、車1台通るのがやっとの狭い道や農道が少なくない。容疑者はお構いなしに速度を上げるという。
「カーブでもスピードを落とさず、対向車を確認せずに曲がり角に突っ込むんです。周辺の家から住人が道に出てくるかもしれないし、近所では“怖いね”と話していました。周りをまったく見ないんです」(近所の女性)
別の年配の女性住民は、自転車のペダルをこぐ音に過敏になっていた。
「車よりもスピードを出して競輪選手みたいだった。いつもイライラしていて不機嫌そうなの。体格がよくて、昼も夜も自転車をギコギコこいで、目をつり上げて毎日爆走していましたよ。
道を歩いていてギコギコと音がして“来たな”と思ったら、私はすぐ端っこに避ける。逃げ遅れたら轢き殺されちゃうし、避けきれずに倒れたら骨が折れちゃうかもしれない」
地元では、人を殴るなどの行為は確認できず、暴言を吐くこともなかったという。一方で、周辺住民に挨拶はせず、無視するように接点を持とうとしなかった。地域の自治会を脱会し、年に1度の夏祭りにも顔を出さない。冬場はいつも、犯行時に着用していた黄色いダウン姿だった。
こじらせ中年のルーツをたどると、小学生のころまで遡る。土浦市から転居してきて母親、母方の祖母、兄と4人で暮らし始めた。一家には暗い気配が漂っていた。
知人女性による容疑者の生い立ち
母親の知人女性が打ち明ける。
「母親に聞いた話では、吉記容疑者の父親はフィリピンに遊びに行って現地の女性と不倫に走り、その愛人と帰国したんです。それで離婚になりました。母親は実家に戻り、祖母を頼りつつも女手ひとつで息子さん2人を育てたんです。ただ、子どもには構ってあげられず、吉記容疑者は母親の愛情に飢えていたのかもしれません」
土浦市内の県立高校を卒業して、水戸市内の短期大学に進学。学生時代はバスケットボールに熱中した。社会に出ると歯車が狂い始める。
「警察官になりたくて試験を受け、腕立て伏せが苦手で不合格になったと聞きました。仕事をコロコロとかえ、1~2か月ぐらい働いて辞めるの繰り返し。
自動車の運転免許を持っていないため宅配便の仕分け作業などに従事し、母親は免許を取らせて自立を促すことも考えましたが、費用が工面できずに断念しました。お兄さんは実家を出て自立しています」(知人女性、以下同)
母親はスーパーの警備員をして家計を支えていた。吉記容疑者に結婚歴はないというが、以前は自宅に恋人を連れてきたことがあったという。
「その彼女は遊びに来ると祖母の手料理を食べるだけ食べて、後片づけをせず、挨拶もしないで裏口からソーっと帰っちゃうらしいんです。母親は“いつまでもお客さんのつもりでは困る”とたしなめたそうですが、結局別れてしまいました。やがて吉記容疑者は勤労意欲がなくなり、母親は“私が悪かったんだ、私が悪かったんだ”と後悔していました」
祖母は亡くなり、母親は5年ほど前に入院。家事などまったくできない吉記容疑者のひとり暮らしが始まった。
「見かねたお兄さんが時々お小遣いをあげていたみたいです。そのうち何かやらかすのではと心配していたんです。罪を償って立ち直ってほしいんですけどね。母親がいなくなって寂しかったのかな」
自転車爆走の行き着く先が犯罪だったのだろうか。自らの罪に、しっかりと向き合ってもらいたい。

「がんに効く」巧みなセールストークで未承認の医薬品販売した疑い 健康食品販売会社社長ら逮捕

「がんに効く」とうたって、国の承認を受けていない医薬品を販売したなどとして、健康食品販売会社の社長らが逮捕されました。不安をあおり、高額な商品を購入させる「催眠商法」をしていたとみられています。
報告・瀬川裕大記者
「午後0時過ぎです。がんに効くなどとうたってサプリメントを販売していた会社代表の男の身柄が、警察署へと入ります」
逮捕されたのは、大阪の健康食品販売会社「メリーマート」の社長、五条俊明容疑者(76)や役員の丹治芳治容疑者(53)ら3人です。
五条容疑者らは去年4月、大阪府堺市内の店舗で、「抗がん剤と同等の効果がある」とうたって、国の承認を受けていない医薬品を販売するなどした疑いがもたれています。
この会社が販売する際に使っていた手口。それは「催眠商法」です。
「催眠商法」とは、日用品を格安で販売するなどと言って会場に人を集めた上で、不安をあおり、冷静な判断ができなくなった客に高額な商品を購入させる手口のことです。
社長らが逮捕されたきょう(10日)も営業を行っていたメリーマート。
報告・神谷果歩記者
「会社は大阪や兵庫のほか、東北や九州などで約2か月ごとに営業所を移しながら、商品の勧誘を行っていたということです」
警察によりますと、メリーマートは、日用品を格安で販売するなどと書かれたチラシを配って、主に高齢者を呼び込み、部屋に閉じ込めた上で健康についてのクイズや巧みなセールストークで高額な商品を販売していたということです。
未承認の医薬品は1箱60錠で約4万円。チラシには、「ウイルス性疾患や若返り、アレルギーや難病に対する治験で大きな成果を上げています」との言葉が記載されていたほか、従業員からはこんな言葉も…。
従業員
「病院の薬を飲んで効かなかった方が、 うちの飲んだら効くんです。食べる抗がん剤です」
ただ、警察は、こうした成果や効能はなかったとみています。
10日、店舗を訪れていた女性は…

(Q:中でどんな話をしている?)
店に通う人
「いいお話してくれるよ。五条社長(容疑者)が来るけどね、売ることを一切言わない。良いことだけしか話さない。だまされるって思っていない」
会社のホームページでは、「高齢者が健康で、はつらつとした日々を送るお手伝いができれば」と語っていた五条容疑者。警察は、容疑者らの認否を明らかにしていません。

元プロレスラー、安田忠夫さん死去…62歳…大相撲「元小結」孝乃富士

元大相撲の小結で元プロレスラーの安田忠夫(やすだ・ただお)さんが10日までに亡くなっていたことが分かった。62歳だった。複数の関係者が明かした。詳しい死因は明らかになっていない。
1963年10月9日、東京・大田区で生まれた安田さんは、中学を卒業し大相撲の九重部屋に入門した。
79年春場所に初土俵を踏み、しこ名を「孝乃富士」に改名し、86年夏場所に新入幕を果たした。小結まで昇進したが92年夏場所限りで引退した。
93年6月、新日本プロレスに入門。94年2月24日に日本武道館での馳浩戦でデビューした。身長195センチ、体重130キロの体格を生かしたパワー殺法で人気を獲得した。さらに2001年には総合格闘技デビュー。同年12月31日の「INOKI BOM―BA―YE 2001」でジェロム・レ・バンナから大金星を挙げ脚光を浴びると、02年2月にIWGPヘビー級王座を獲得した。
しかし、新日本プロレスでは素行不良で04年9月に無期限出場停止処分を受け、05年1月18日に解雇された。
その後はIWA・JAPAN、ZERO1―MAXなどに参戦。アントニオ猪木さんが設立した「IGF」の07年6月29日の両国国技館での旗揚げ戦でジョシュ・バーネットと対戦。2011年2月4日に後楽園ホールで引退記念興行を行い引退した。
引退後は、芸能事務所に所属しタレント活動などを行うも長続きせず、都内の駅で列車見張員の仕事をするなど職を転々としていた。

菊池事件、抗告8日後に審理開始 「異例の早さ」弁護団が評価

ハンセン病患者とされた男性が隔離先の特別法廷で死刑判決を受け、1962年に執行された「菊池事件」の第4次再審請求即時抗告審で、福岡高裁は10日、弁護団、検察側との3者協議を初めて開き、今後の審理予定を話し合った。弁護団は2日に即時抗告したばかりで「異例の早さだ。迅速に審理が進むだろう」と評価した。
非公開の協議後に記者会見した弁護団によると、溝国禎久裁判長はスピード感をもって進めたいとの考えを述べたという。弁護団が主張をまとめた補充意見書を3月末までに提出し、4月28日に次回の協議が開かれることが決まった。

元交際相手の女子大学生を刺殺 1審で懲役20年判決の男の控訴を棄却 大阪高裁「1審判決には合理性があり誤りや不合理な点はない」

女子大学生を殺害したとして1審で懲役20年を言い渡された男について、大阪高裁は控訴を棄却しました。

山本巧次郎被告(26)は2022年8月、堺市西区で元交際相手だった大学生の大田夏瑚さん(当時20)を包丁で刺し、殺害しました。

1審で弁護側は、山本被告に刑事責任能力がなかったと無罪を主張していましたが、大阪地裁堺支部は刑事責任能力を認定。「執拗に刺された被害者の絶望は想像を絶する」として懲役20年を言い渡していました。

山本被告側は判決を不服として控訴し、控訴審で「動機認定には誤りがある」などと主張していましたが、大阪高裁は2月10日、「1審判決には合理性があり、誤りや不合理な点はない」として控訴を棄却しました。