「ギャンブルに使った」信用金庫職員が7800万円余を着服 客の口座を無断で解約 和歌山

和歌山市に本店を置くきのくに信用金庫の職員が客の定期預金を無断で解約し、7800万円あまりを着服していたことが分かりました。
(きのくに信用金庫の会見)
「本当にこの度はご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした」
きのくに信用金庫によりますと、30代の男性職員が、今年4月までの5年間で、営業担当として客から預金証書を預かった際、一部を無断で解約するなどの手口で、14人分7827万円を着服していたことを明らかにしました。
(きのくに信用金庫 青山栄三 常務理事)
「(払い戻し書を)余分に1枚、もう1枚書いていただいて印鑑をもらって、それも窃取してというケースなんです。それを後日お客様から依頼があったように装って出金の手続きをしてた」
今年5月に客から「口座の残高が少ない」と職員が勤務する湯浅支店の窓口に相談があり、調査の結果、職員は着服を認め、ギャンブルや借金の返済に使ったと話しているということです。
信用金庫はこの職員を懲戒解雇とし、被害額のすべてを客に弁済した上で警察に被害届を提出しました。

虐待などの公益通報後に「解雇・異動」看護師らが無効訴えた裁判で“全面勝訴”「職場から排除しようとしていたものと推認」大阪地裁堺支部

虐待などを公益通報した後に解雇されたなどとして看護師らが訴えた裁判。「解雇は無効」の勝訴判決です。
(原告・朝倉隆介さん)「虐待のころから考えると、5年6年7年闘ってきて、この3人が同時に闘うことができたのでなんとか乗り切られた」
判決のあと会見を行った原告の看護師ら。訴状によりますと、堺市の障がい者施設で看護師として働いていた3人は、2019年から2022年にかけ、施設内での利用者に対する虐待の疑いや無資格の職員によるレントゲン撮影について、堺市などに公益通報を行いました。
自治体の調査結果についてMBSが情報公開請求で得た資料では「虐待があったこと」「著しく不適切な行為があったこと」が認定され、3人によると施設側も非を認めたといいます。
しかし、施設を運営する法人側は3人に対し4か月から6カ月半にわたる自宅待機を命じ、その後、朝倉さんは解雇、2人は異動となりました。
3人は「公益通報に対する不当な報復人事で解雇や自宅待機命令は違法だ」として解雇の無効や賠償を求めて提訴していました。
7月30日の判決で大阪地裁堺支部は「解雇は合理的な理由を欠き解雇権を濫用して無効」「原告らを職場から排除しようとしていたものと推認できる」などとして、未払いの賃金や慰謝料など約2000万円の賠償を命じました。
一方で「公益通報の報復目的でされたものと推認することはできない」としました。
(原告の女性)「看護師の正義感で声をあげたために、こんなことになってしまった。安心して声をあげられる制度に早くなってほしいなと、いまも思っています」
判決を受け法人側は、「係争中のため詳しいコメントは差し控えます」としています。

地鳴りとともに横揺れに襲われた日本製紙作業員、死亡した8人には知り合いも「ショックで何も言葉が出ない」

28日に震度6強の激しい揺れに襲われた熊本県八代市の日本製紙八代工場は、複数の煙突が折れるなどして、これまでに8人の死亡が確認された。同工場に勤める60歳代の男性が30日、読売新聞の取材に応じ、地震発生時の緊迫した状況を振り返った。
男性は工場内の機器のメンテナンスを担当し、28日は朝から敷地内で点検作業を行っていた。午後4時頃に工場東側の事務所に戻り、休憩していたところ、「ドドド」という地鳴りとともに、大きな横揺れに襲われた。座っている椅子ごと飛ばされ、体は宙に浮いた。
揺れが収まり、他の作業員らとともに屋外に出た。張り巡らされている金属パイプは折れ曲がったり、建屋1階部分がひしゃげたりしていた。
避難場所となっていた敷地内の広場にたどりついた時、見慣れた煙突が折れて見えなくなっていることに気がついた。「まさかあの大きな煙突も折れるなんて。煙突の下にいた可能性もあると思えば恐ろしくてたまらない」と述べた。
死亡が確認された8人のなかには知り合いもいた。男性は「今はショックで、何も言葉が出ない」と話した。
工場では30日も消防や自衛隊などが救助活動にあたり、手作業でがれきを撤去する様子が見られた。従業員らが敷地周辺を見て回り、倒壊した建屋を確認するなどしていた。
日本製紙によると、この日は従業員同士で工場の被災状況について情報共有を行ったという。
市災害対策本部によると、午後5時半頃に同工場で取り残されていた最後の従業員の救助が完了したと明らかにした。容体や性別は明らかにしていない。

首相、8月3日にも熊本入り 地震の被災状況把握

高市早苗首相は熊本地震の被災状況を把握するため、8月3日にも熊本県入りする調整に入った。現地の受け入れ態勢や天候を見極めて最終判断する。複数の政府関係者が30日、明らかにした。
現地では停電や断水が続き、猛暑の中で車中泊をする被災者も少なくない。首相は自治体関係者らと意見交換し、今後の復旧・復興対策に生かしたい考えだ。
首相は30日の非常災害対策本部会議で「自治体のニーズを踏まえ、政府一丸となって取り組む」と述べ、必要な物資の確保やインフラ復旧に全力を挙げるよう関係閣僚に指示した。

がれきに埋まった1人救助、心肺停止状態に機動隊員「非常に心苦しい」…困難極めたイオンモール熊本での救助活動

爆発が起きた商業施設「イオンモール熊本」で救助活動にあたった福岡県警警部補で第1機動隊の平野俊幸・レスキュー小隊長(38)が30日、福岡に戻り、報道陣の取材に応じた。平野さんは施設内について「がれきが散乱し、金属がむき出しになり、凄惨(せいさん)な状態だった」と振り返った。
天井が崩落して垂れ下がる電線、足の踏み場がないほどのがれき――。県警から報道機関に提供された動画では、荒れ果てた施設内で一つひとつがれきを手でどけながら活動する機動隊員らの様子が確認できる。
28日から順次、機動隊員ら計約230人を被災地に派遣した福岡県警。平野さんの部隊は28日午後10時半頃、イオンモールに入って活動を開始した。施設内で勤務をしていて連絡が取れなくなっていた人の職場周辺を重点的に捜索し、29日午後4時半頃、がれきに埋まった状態の1人を救助したが、心肺停止だった。
平野さんは「足場が悪く、作業は非常に困難を極めた。気温が高い中、余震が続いていたので、熱中症対策や二次被害防止などにも気を使った」としたうえで、救助した人が心肺停止だったことについて「非常に心苦しく思っている」と表情を曇らせた。
同じく現場に入った警視で第1機動隊の田島稔也隊長(52)も取材に応じ、「正直、爆発でここまで建物が損壊するのかというのが第一印象。一刻の猶予も許さないという気持ちで人命救助にあたった」と振り返った。

県議会に根回しせず「高額海外視察」を調査対象に…福岡県知事「疑念深まっている、もう待てない」

福岡県の服部誠太郎知事は30日、高額な費用が疑問視されている県議会の海外視察について、日本弁護士連合会の指針に基づく県設置の第三者委員会の調査対象とする方針を表明した。蔵内勇夫議長ら議会側は第三者委設置に否定的だが、服部氏は根回しせず、経費を含む関係書類の提出を求めるという強硬な姿勢を示した。
服部氏は議会に対し、経費の公表を求め、第三者委設置の判断を待っていたと説明。県議会が対応しない状況が続き、「県民の疑念が深まっている。もう待てない」と調査対象に加える理由を明かした。
方針決定にあたり、蔵内氏とは話していないという。「県執行部と県議会とのいびつな関係が疑念を持たれ、県の信頼を損ねる状況になっている。調整を行っていくことはあり得ない」と強調した。

熊本で震度7、10年前の「割れ残り」断層がずれて発生か…専門家「前震の後に本震が来る可能性に注意」

[スキャナー]
28日午後に発生したマグニチュード(M)7・1(暫定値)の地震で、熊本県では10年ぶりに最大震度7の激しい揺れに見舞われた。震源は前回の地震を起こした活断層「日奈久(ひなぐ)断層帯」の付近で、専門家は割れ残りがずれたことによる地震とみている。これまでも大きな地震の発生が警戒されていたエリアで、気象庁は今後も大きな地震発生への警戒を呼びかけている。(科学部、大阪科学医療部取材班)
「この地域では、大地震が続発した事例がある。1週間は最大震度7程度の揺れに注意してほしい」。気象庁の清本真司・地震津波対策企画官は28日夕の緊急記者会見で、2016年に震度7を2度観測した熊本地震の経験を挙げ、こう呼びかけた。
同庁は今回の地震について、10年前と同様、陸域の断層が水平方向にずれる「横ずれ型」の地震だったと分析した。海側と陸側のプレート境界で引き起こされた11年の東日本大震災(M9・0)のような海溝型の巨大地震とは異なるメカニズムだ。
今回の地震は、10年前の地震の原因となった日奈久断層帯付近で発生した。震源の位置は前回から約20キロ・メートル離れていたが、深さは同様に比較的浅かった。清本氏は現時点で今回の地震について同断層帯との関連を明言することは難しいとし、「地震活動を見ながら検討したい」と述べた。
東京大の加藤愛太郎教授(地震学)は「16年の地震時に全部破壊されず割れ残った断層がずれて、今回の地震が発生した可能性がある」と指摘する。
日奈久断層帯の近くには、10年前の地震で連動した可能性がある布田川(ふたがわ)断層帯もある。京都大の入倉孝次郎名誉教授(強震動地震学)は「震度分布を見ると日奈久断層帯がメインで動いた可能性が高い。二つの活断層帯は近接しており、一方が動くと連動して動く可能性を考慮する必要がある」と指摘。その上で、「10年前のように、前震の後に本震が来る可能性もあり注意が必要だ」と述べた。
宮崎公立大の山下裕亮准教授(観測地震学)は「前回の熊本地震に伴ってひずみの分布が変わった。今回の地震の影響で、さらに南側で地震が起こる可能性がある」としている。
今回の地震を引き起こした可能性がある日奈久断層帯は、これまでも大規模な地震を発生させる恐れが指摘されていた。
政府の地震調査委員会が今年1月に公表した長期評価では、同断層帯のうち中央部分にあたる「日奈久区間(長さ約40キロ・メートル)」で、想定する地震の規模をM7・5程度と予想。30年以内に地震が発生する確率をほぼ0~6%とし、全国の活断層の中でも最も地震の発生確率が高い「Sランク」に分類していた。
16年の熊本地震では、気象庁は最初の地震の後に余震への警戒を呼びかけたが、その後、より大きな地震が発生した。そのため、余震という用語がより小さな地震になるとの誤解を招いたとの批判も上がった。
当時、地震調査委員長だった平田直・東大名誉教授(観測地震学)は「大きな地震が起きてもそれで終わりではなく、直後に同程度の揺れが起きやすい。倒れやすいものからは離れるなど、身の安全を確保する対応をとってほしい」と話している。
「震度7」観測8回目、熊本では3回目
今回の地震では、熊本県宇城市と氷川町で震度7を観測した。気象庁が定める震度階級では一番上で、観測されたのは今回が8回目となる。
震度7が初めて発表されたのは1995年の阪神大震災。「野島断層」が引き起こした直下型地震で、神戸市を中心とした市街地で多数の死傷者が出た。
2016年の熊本地震では短期間に震度7を観測した地震が2回発生しており、熊本県では今回で3回目となる。九州大の松本聡教授(地震学)は今回の地震について「震源が浅く地表までの距離が近かったため、震度7の強い揺れにつながった可能性がある」と指摘する。
18年の北海道胆振(いぶり)東部地震では道全域で一時停電する「ブラックアウト」が発生し、ライフライン対策に大きな課題を残した。24年の能登半島地震では住宅倒壊や土砂災害など多くの被害がでた。
気象庁によると、震度7の揺れでは人が立っていることができず、はわないと動くことができない。固定していない家具が倒れたり、補強されているブロック塀も破損したりするとしている。

日本郵政グループでまたまた汚職か…日本郵政元社員を480万円相当収賄容疑で書類送検 六本木のクラブでの接待など総額1億円相当か 麹町郵便局建て替えめぐり

東京・千代田区の郵便局建て替えに伴う不動産開発をめぐり、愛知県の鉄骨加工会社に便宜を図った見返りに480万円相当の賄賂を受け取ったとして、警視庁が日本郵政の元社員を書類送検したことがわかりました。元社員は10年以上にわたり、1億円相当の賄賂を受け取ったとみられています。
捜査関係者によりますと、今月22日付で日本郵政株式会社法の収賄の疑いで書類送検されたのは、日本郵政施設部建築計画グループ・構造計画担当の城戸隆宏元グループリーダー(54)です。
城戸元グループリーダーは2023年8月ごろから2024年6月ごろまで、千代田区の麹町郵便局建て替えに伴う不動産開発で、愛知県の東亜鉄工建設が業務を受注できるようにするなど便宜を図り、その見返りに現金を受け取ったり、六本木の高級レストランやクラブなどで接待を受けたりするなど、あわせて480万円相当の賄賂を東亜鉄工建設の峯田幸弘代表(54)らから受け取った疑いがもたれています。
警視庁は峯田代表(54)も、今月22日付で日本郵政株式会社法の贈賄の疑いで書類送検しています。
日本郵政株式会社法は郵政民営化に伴って作られた法律で、この法律を適用しての立件は全国で初めてだということです。
日本郵便は2023年4月、郵便局の建て替えと不動産開発の両立を目指す初めての事業として、麹町郵便局と賃貸オフィスが入る地上11階、地下2階建ての複合ビルの建設計画を公表。
城戸元グループリーダーは、日本郵便から基本設計業務などを委託された日本郵政側の実質的な責任者として、設計や工事監理などを担っていたということです。捜査関係者によりますと、城戸元グループリーダーは峯田代表に対し、接待を繰り返し要求。
2013年以降、10年以上にわたって月に複数回、飲食接待を受けるなどしていて、賄賂の総額は1億円相当に上るとみられています。
日本郵政は今年3月、城戸元グループリーダーを懲戒免職処分にしたということです。
日本郵政グループをめぐっては、日本郵便の東京支社の元社員の男が今年5月、郵便物の回収業者の入札などで便宜を図った見返りに賄賂を受け取ったとして、警視庁に逮捕される事件も起きています。

「場所や規模によっては今回よりも強く揺れる場合も」今後1週間ほど最大震度7程度の地震に注意呼びかけ気象庁【熊本で最大震度7】

今後の地震について、気象庁はきのうの会見で、「場所や規模によっては今回よりも強く揺れる場合もある」として、十分注意するよう呼びかけました。
気象庁 清本真司地震津波対策企画官 「(地震活動の)活動域はかなり広い範囲に広がっている。地震の発生する場所や規模によっては、今回の地震による揺れよりも強く揺れる場所がある。2016年熊本地震のときにも、4月14日、16日と震度7が相次いで発生したので、過去に続発の事例がある。今回についても十分注意していただきたい」
気象庁によりますと、最大震度7の地震が起きた後は周辺の地震活動がかなり活発になり、「家の倒壊や土砂災害の危険性が十分ある。震源が浅いと、震源近くでは緊急地震速報が間に合わないことがある」としています。
今後1週間ほど、特に2、3日間は、最大震度7程度の地震に十分注意するよう呼びかけています。
また、今回の震源近くには、2016年の熊本地震を引き起こしたとされる「布田川断層帯」や「日奈久断層帯」が存在しています。
気象庁の担当者は、「今回の地震はこの断層帯のいずれかに関連する可能性が高い」と説明したうえで、きょう開かれる政府の地震調査委員会で評価を進めるとしています。

高市首相の大誤算…30代女性の支持率ピークから40P減で「嫌われサナエは女性の敵」いよいよ鮮明

「下落原因を私が分析することは困難。国民の気持ちとして参考にさせてもらう」──。異例の閉会中審査となった、27日の衆院予算委員会の集中審議で高市首相はそう答えた。支持率急落の要因を問われての答弁だが、本当に分からないなら相当な鈍感力だ。答えは明白。女性の期待を裏切り、ついに「敵」認定されたからだ。
◇ ◇ ◇
報道各社の7月の世論調査の結果が出そろったが、高市内閣の支持率は軒並み急落。読売新聞は前回6月から12ポイント減、日経新聞が10ポイント減と下げ幅は2ケタに達し、不支持率はそれぞれ10ポイント以上増えた。
興味深いのは結果の性別差だ。読売調査だと、支持率10ポイント減の男性に対し、女性は14ポイント減。朝日新聞の結果はより顕著だ。同社の世論調査データベースによると、7月の全体支持率は53%と前回60%から下げたが、男性に限れば4ポイント減の60%。女性は前回57%から大きく下げ、11ポイント減の46%まで急落した。女性の不支持率は前回29%から40%に上昇し、支持率との差を一気に縮めた。
とりわけ厳しい評価を下しているのが若年層の女性である。昨年10月、内閣発足直後の朝日調査で30代女性の支持率は85%。今年1月には88%に達したが、今回7月は48%まで落ち込み、前回6月の71%から1カ月で23ポイントもダウン。ピーク時の1月からはナント40ポイントもの暴落だ。
「アイロンかけ」アピールにあざとさ嗅ぎ取り
「男系」維持に固執し、女性天皇の誕生は断固阻止──。高市首相は「男尊女卑」の思想が色濃い改正皇室典範など「国論無視」の法成立を強引に急ぎ、物価高対策は二の次、三の次。読売の7月調査では、政府の物価高対策を「評価しない」がとうとう7割を超えた。朝日でも57%がノーを突きつけ、女性に絞れば「評価しない」は61%に跳ね上がる。
「円安・インフレ放置だけではありません。高市政権は高額療養費の年間上限引き上げに始まり、OTC類似薬だけと油断させながら、厚労大臣が認めれば『その他の適正な医療』まで保険適用外となる改正健康保険法など、成立させたのは暮らしに直結しないどころか、不利益なものばかり。家計を預かる若い女性ほど将来不安を感じ、女性初の首相への当初の期待が裏切りに転じるのも当然です」(経済ジャーナリスト・荻原博子氏)
女性離れのトドメが、ちょうど支持率急落の速報直後の20日、高市首相が自身のXに投稿した「寝てない」自慢と「アイロンかけ」アピールだ。荻原氏も「オンナをなめるな!」と手厳しい。こう続ける。