29日午前2時50分頃、愛知県岡崎市鉢地町の廃虚となったホテルで、肝試しをしていた男性らが白骨化した成人の遺体を見つけ、110番した。
岡崎署の発表によると、遺体の年齢や性別は不詳で、白っぽいシャツと黒のズボンを着用しており、頭部などが白骨化していた。遺体が見つかった近くの2階の客室のドアにロープがかかっていたといい、同署で身元などを調べている。ホテルは10年以上前から廃虚となっていた。
水道管破損か、京都の国道が冠水 住宅の床下浸水も
30日午前3時半ごろ、京都市下京区の国道1号で「道路が水であふれている」と目撃者から110番があった。京都府警によると、交差点で陥没や隆起が起きて道路が冠水しており、午前4時35分ごろから交通規制を実施。人的被害は確認されていない。市水道局によると、現場地下の上水道管が破損したとみられ、床下浸水した住宅があるとして詳しく調べている。
市水道局によると、上水道管は直径30センチ。約60年以上前のもので、周辺では老朽化対策の工事を進めていたという。
近くに住む男性(51)は午前5時前に外を見ると、自宅前を泥水が流れていた。半地下の駐車場に水が流れ込み、床から約70センチの高さまで車が水に漬かったという。「車で通勤できなくなったのでどうしよう」と困惑した様子だった。
別の50代男性は「雨かと思って外を見ると川のように水が流れていた。仕方ない」と諦め顔だった。
現場はJR京都駅から北に約1キロの、片側4車線の国道。
首刺され男性死亡、血まみれで刃物所持の男逮捕 飲食料金支払い巡り刺したか 大阪・豊中
30日午前1時ごろ、大阪府豊中市柴原町のアパート一室で、大阪府警豊中署員が血を流して倒れている20代ぐらいの男性を見つけた。男性は首や腹など複数カ所に刺し傷があり、搬送先の病院で死亡が確認された。同署が殺人事件とみて、男性の身元などを調べている。
同署はアパート付近で包丁を所持したとして、銃刀法違反容疑でこの部屋の住人で職業不詳、杉本孝裕容疑者(52)を現行犯逮捕。包丁や衣服には血が付着し、「自宅で人を刺した」という趣旨の発言もしたといい、同署は男性の死亡についても事情を知っているとみて調べを進める。
同署によると、死亡した男性は、40代男性とともに杉本容疑者宅を訪問。40代男性が部屋の外で待っていたところ、部屋から出てきた杉本容疑者とみられる男に顔を切り付けられて負傷した。男はそのまま逃走し、40代男性が110番。駆け付けた同署員がリビングであおむけの状態で倒れている男性を見つけた。
40代男性は、死亡した男性は大阪市内の飲食店の店長で、自身はその従業員と説明。「飲食料金の支払いを求めて、杉本容疑者宅を訪れた」と話しているという。
杉本容疑者は同日0時50分ごろ、アパートから東へ約100メートル離れたコンビニエンスストア近くで刃渡り約16センチの包丁を持っていたところを同署員に取り押さえられていた。
「女性は採用してもどうせ辞める」「社内清掃は女性の仕事」…今も根強いアンコンシャスバイアス 解消を目指す石破首相お膝元の鳥取県、行政主導の聞き取りに当事者が求める心構えとは
鳥取市の企業に勤めていた藤原明里さん(25)=仮名=は、学生時代に友人から聞かされた悩みをよく覚えている。就職先を鳥取県内外どちらにするか、迷っていた友人が話していたのはこんな内容だった。「採用段階で『女性はどうせ辞める』と想定している県内企業が多く、長く働くビジョンが見えない」 女性や若者が生きづらさを感じる要因として「アンコンシャスバイアス」が注目されるようになった。「無意識の思い込みや偏見」と訳される言葉だ。「看護師は女性」「単身赴任は夫」といった、性別に基づく役割分担もその一つに挙げられる。石破茂首相は1月の施政方針演説で、働きやすく魅力ある職場づくりを進めるにはこれらの解消が必要だと訴えた。 「お膝元」の鳥取県は、女性や若者が働く現場で県民の声を聞き、課題を探ろうとしている。これにより「女性に魅力ある鳥取」を目指す方針だ。行政主導の取り組みは実を結ぶのか。当事者が求めたのはある「心構え」だった。(共同通信=古結健太朗、白石初音)
▽都市部の友人からは聞かない話
衆院本会議で施政方針演説を行う石破茂首相=2025年1月
鳥取県西部の米子市出身で県外の大学に進んだ藤原さんは、性別による不平等がない点に重きを置き、長期のインターンシップで働き口を見極めた末、県内で就職した。ただ、藤原さんのようなケースはまだ多いとはいえない。悩みを打ち明けてきた友人は、働きたい業種や職種を重視し、最終的に東京で就職する道を選んだ。
藤原さんは就職後も、地方に根強い「性差の壁」を実感した。鳥取県内で働く女性の異業種交流会に参加した時に、こんな話を聞いたからだ。 「人事権があるのは男性ばかり。違和感を覚えても意見しづらい」 「『社内清掃は女性の仕事』という暗黙の役割分担がある」 いずれも、首都圏や大阪に出た友人の口からは出ないような内容だった。 地方の息苦しさが要因ではないものの、藤原さん自身も大学卒業から2年勤めた会社を辞め、今年春からは東京で働いている。
▽違いすぎると、驚きが勝る
そんな藤原さんも、年長者にかけられた言葉で引っかかりを覚えたことがある。「不快な言動に接したとき、嫌なら嫌だと言っていいんだよ」。思いやりゆえの呼びかけだとは分かった。ただ、すぐに「嫌です」と言える自信は正直なかった。藤原さんは振り返る。「考え方の前提が違いすぎると、何か起きても驚きが勝って『自分が間違っているかも』と思ってしまう」。相手によってはギャップがそれだけ大きいと感じていた。だからこそ「アンコンシャスバイアスを解消する」という、政府による取り組みの意義は理解する。
鳥取県は2025年度に、男女共同参画に関わる部署を再編して「男女協働未来創造本部」を新設した。取り組みの核となるのは、県内企業や自治会での聞き取りだ。女性の活躍を阻んでいる要因や「生きづらさ」の根拠を探り出し、解決するためにはどんな施策が必要か検討して実践につなげる。職員が繰り返し出向いて「生の声」を聞く。施策の効果を検証し、さらに聞き取りを重ねてより良い施策へと改善していく、そのサイクルをイメージしている。これ以外にも、出前授業や「気付き」を促すセミナーの開催、「女子は文系」といった偏見解消につながるイベントの実施を予定する。
藤原さんはこうした動きを歓迎すると同時に、不安も明かす。「急に話せと言われても、話したことによる悪影響を考えてできない人もいるはず」。意見がないのは「問題がない」ことを意味しているわけではない、と強調する。幅広い属性の人から「本音」を引き出すため、藤原さんは県にこんなことを求めたいと言葉を継いだ。「覚悟をもって聞いてほしい」。藤原さんにとっては、取材に応じるだけでも職場内外にハレーションを生むリスクがある。仮名が精いっぱいだったとはいえ、自身も覚悟をもって取材に応じた。
▽旗振り役の発言にも「違和感」
鳥取県の新組織「男女協働未来創造本部」の発足式=2025年4月1日、鳥取県倉吉市
鳥取県が新設した「男女協働未来創造本部」は、4月1日に発足した。旗振り役となる本部長に就いた女性は山本雅美さん。男性が多い土木や建設に関わる部署で長年勤務し、直前は人事委員会事務局長だった。
式典後、記者団に向けてこんな発言があった。「人口減少社会では、子どもを産むのは一番の社会貢献ではないかと思っている」。さらに続けた。「適性や能力を見て、『女性だから』ではなくその人を見て、働き続けられるように、育児休暇取得がデメリットにならないように配慮をお願いしたい」
子どもが、人口が増えないことには社会が成り立たない、そうした危機感から口をついて出た言葉だった。社会に貢献しているからこそ、子育てとの両立を目指す女性が働きやすい環境の整備が必要だ、という文脈だったが、直後に「一番の社会貢献」は自ら訂正した。本部長の山本さん自身にすら「思い込み」といえる考え方がひそんでいると示す一幕だった。
式典の場には、鳥取県倉吉市の建設会社取締役、井中玉枝さん(67)がいた。地方創生を目的に県が設置した「県民会議」のメンバーで、人口減少対策に知恵を絞る。その立場から、本部長の発言を複雑な思いで受け止めた。「子供を持つ、持たないにはいろいろな事情がある。他人が『子供を産んで』と言うことはおかしい。そういうことを言われると、違和感を抱く若い人は多いと思う」
井中さんは、山本さんの発言は「本音」だろうと考える。人口減に歯止めをかけたい行政が呼び込みたいのは「子どもを産む若い女性」だと思うからだ。そうだとしても、Uターンや移住につなげるために重要なアピールは他にあると考える。「土地に根付いて人生を全うする、穏やかに暮らしていく」という実践例だ。 井中さんは続ける。「自分自身にもアンコンシャスバイアスはある。急に考え方を変えるのは難しいが、意見を出し合ってちょっとずつ考え方をすりあわせ、社会をつくっていくべきだと思う」。そのためには、組織や会議のメンバー中、最低3割を女性とすることが必要だと考えている。
獣医学を専攻していた学生時代、1クラス40人中、女性は10人いた。一つ上の学年が数人だったのに比べると、性別に関係なく意見し合える居心地の良さがあった。自身が選ばれた鳥取県の県民会議は、約30人の出席者中、女性はわずか3人。まずはこうした環境を変えていくところからだと思い定めている。
▽思い込みの「呪縛」
講演するアンコンシャスバイアス研究所の太田博子さん=2024年5月、東京都港区
政府が実施する調査からも、アンコンシャスバイアスの実態は少しずつ明らかになってきている。内閣府男女共同参画局による「性別による無意識の思い込みに関する調査研究」。最新の実施は2022年度で、全国の20~60代の男女計約1万1千人に対し、「性別役割意識」の有無や、自身の経験談についてインターネット上で尋ねた。性別役割意識とは、性別だけを理由にした固定的な役割分担意識のことで「女性に理系の進路は向いていない」といったものが当てはまる。
性別に基づく役割について「直接言われた」「言動や態度から感じた」と答えた比率を、設問の平均で男女別に算出したところ、男性が20・7%だったのに対し、女性は26・5%とやや高い数字が出た。経験談を尋ねる項目では「お茶くみや配膳は女性がした方がいいと上司から言われた」(30代女性)「ミスをした男性を注意したら『女性はすぐ感情的になるよね』と逆ギレされた」(20代女性)といった回答が並んだ。 都市部より地方の方が、そうした場面に遭遇しやすい傾向も見て取れる。女性のうち「集まりでのお茶入れや準備は女性がする」を経験した割合は、地方から都市部に移った人だと29・4%。これに対し、地方から出たい意思はあったものの、残った人だと44・5%と、経験した割合は顕著に高くなった。
経験談は女性のものばかりではない。「男なら家庭を持って一人前だと言われた」(30代男性)「男性職員は稼がないといけないので休日出勤するようにと、上司に言われた」(20代男性)…。価値観が多様化する中でも、固定的な考え方に接する機会は少なくない状況が浮かび上がる。
企業や学校などでアンコンシャスバイアスについて講演、研修を行っている「アンコンシャスバイアス研究所」理事の太田博子さんは、無意識の思い込みについてこう説明する。「性別や年齢、国籍を問わず、誰もが持ちうるものだ。相手だけでなく自分に対して無意識に思い込むことで、誰かを傷つけたり、自分の可能性を狭めたりすることになるかもしれない」。無意識であるからこそ、自分を知らず知らずのうちに縛っている可能性がある、ということになる。
では、どのようにすれば解消できるのか。太田さんはポイントとしてこんなことを挙げた。「『普通はこうだ』『どうせ無理だ』といった、決めつけた言動に注意すること。『頭ごなしに決めつけていないだろうか』と、自分の言動を振り返ることも必要だ」
高速道路に迷い込んだ柴犬「こしょう」 無事に飼い主の元へ
29日に川崎市の高速道路上を走り回り、神奈川県警に保護されたオスの柴犬(しばいぬ)が、無事、飼い主に引き取られた。SNS(交流サイト)に投稿された警察官による「捕物劇」を見た飼い主から、県警に連絡があった。
柴犬は29日午前11時ごろ、川崎市高津区の第三京浜下り線玉川料金所付近に現れた。「犬が本線を走り回っている」との110番通報で駆けつけた神奈川県警高速隊や、車を止めたドライバーらが取り囲み、20分ほどで高速隊員が捕獲した。
当初、名札がなく「飼い主は分からない」(高速隊)とされた柴犬は、最寄りの都筑署に連れていかれ、「遺失物」として扱われた。一方、道路上を逃げ惑う姿はSNSで拡散され「おまわりさんに抱かれた顔がかわいい」「ほっこりした」などと話題になっていた。
都筑署によると、投稿を見た飼い主の男性から「うちの犬ではないか」と県警に問い合わせがあった。29日午後3時半ごろ、飼い主が署を訪れ、飼い犬と確認して引き取った。
柴犬の名前は「こしょう」。飼い主は胸をなで下ろした様子だったといい、都筑署の副署長は「けがもなく無事に飼い主さんの元に戻って良かったです」と話した。
柴犬の捕獲時には、近づいておびき寄せようとした高速隊員の手を柴犬がかむような様子も見られたが、隊員にけがはなかった。
捕まえられてパトカーに乗せられる際は、周囲のドライバーたちから拍手が湧いており、その様子を見届けた男性は「目的地に着くのは少し遅れたが、ついほほ笑んでしまった。みんな『しょうがないな』という雰囲気でした」と振り返っていた。【春増翔太】
赤沢経済再生相「2回目」関税交渉に早くも不発の予兆…切り札の“ジープ特例”ほぼ効果なしと識者バッサリ
石破首相の最側近である赤沢経済再生相が30日から、3日間の日程で訪米する。今月17日の関税交渉に続き、ベッセント財務長官らと2回目の協議に臨む予定だ。前回の訪米ではトランプ米大統領の「想定外」の出席に泡食ったが、今回も「格下」らしい振る舞いに終わってしまうのか。早くも不調の兆しが見えている。
◇ ◇ ◇
再訪米を前に赤沢氏は28日、記者団に「関税措置の撤廃は譲れない」「投資などいろいろな経済的措置で折り合えないかを探る」と強調。日本の対米直接投資が5年連続で世界一であることなどをアピール材料として「特別扱いを求める」と意気込んだ。
ただ、トランプ大統領に相対して自身を「格下」と卑下した赤沢氏である。「我々はある意味、『優等生』として扱ってもらって全くおかしくない」と、言葉の端々に奇妙な「米国ファースト」をにじませた。暴走するトランプ大統領の尾を踏みたくない感がアリアリだ。
こんな調子では、最大の懸案である自動車関税の撤廃も先が思いやられる。
日米の安全基準の違いを「非関税障壁」として問題視するトランプ大統領に対し、日本政府は輸入車の安全審査に関する手続きを簡略化する措置の「適用拡大」を交渉カードとして温めているという。どういうことか。
俎上に載っているのは「輸入自動車特別取扱制度(PHP)」。通常の審査よりも提出書類が簡素化され、車両による審査なども免除される仕組みだ。
現状、対象となるのは年間輸入台数が5000台以下の車両。この制限台数を倍増して適用拡大を図る案が政府内で検討されているのだ。
しかし、意味があるのかどうか。日本自動車輸入組合(JAIA)によると、昨年度の輸入車の新規登録台数は約33万台。うちアメ車で5000台以上を登録したのはジープ(9721台)のみ。PHPの制限台数を倍増したところで、事実上の「ジープ特例」に過ぎない。
■トランプに花を持たせる
「トランプ大統領は日本の自動車市場の『開放』を求めているわけですが、PHPの適用拡大による効果はほぼないでしょう。輸入業者にとって手間ヒマがかからないというメリットはあれど、ユーザーの買う動機につながるわけもなく、アメ車が日本市場で売れるかどうかとは関係がないからです。米側がPHPの適用拡大にどんな反応を示すか分かりませんが、トランプ大統領に『交渉の結果、日本が折れた』という花を持たせる意味では、効果的かもしれません」(経済ジャーナリスト・井上学氏)
野球機構に独禁法違反疑い=フジの日本シリーズ取材証没収―公取委
プロ野球日本シリーズの取材証をフジテレビから没収するなどしたことは独禁法違反(不公正な取引方法)の疑いがあるとして、公正取引委員会が、日本野球機構(NPB)を調査していることが30日、関係者への取材で分かった。公取委は既にNPB関係者から話を聴いているとみられる。
関係者によると、昨年の日本シリーズは10月26日~11月3日に開催されたが、フジテレビは同シリーズの中継時間帯に、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手らが出場するワールドシリーズのダイジェスト番組を放送。NPBはこれを理由に「信頼関係が著しく毀損(きそん)された」として、日本シリーズの取材証を没収した。
NPB側はその後の同9、10日に行われた日本代表「侍ジャパン」の強化試合でも、同局に取材証を発行しなかった。
公取委はこうしたNPBの行為が、フジテレビの取材機会を損なったことに加え、放送局の番組編成を制約した恐れがあると問題視。大リーグ機構(MLB)とフジテレビとの取引を妨害したとして、独禁法が禁じる「取引妨害」などに該当する可能性があるとみて調べを進めている。
NPB広報は「現時点でのコメントは差し控える」としている。 [時事通信社]
【「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手】積水ハウス55億円詐欺事件・受刑者との往復書簡 “主犯格”は「騙された」と主張、食い違う当事者たちの言い分
2017年に世間を騒がせた「積水ハウス55億円詐欺事件」。大手デベロッパーが詐欺集団に騙された驚くべき事件は昨年、ドラマ化されたことで改めて注目を集めた。すでに逮捕されたメンバーには実刑判決が下されたが、“主犯格”とされる人物たちは、今も真相は別のところにあると主張していた。
獄中の「地面師たち」とやり取りした手紙の内容からは、事件の闇がまだ深いことが浮かび上がってくる。ライターの河合桃子氏がレポートする。【前後編の前編】
* * * 〈日々テレビを見ていると、私が主犯であるストーリーが、実名で固まっていくのを感じました。マスコミは怖いです。警察の取り調べもマスコミのストーリー通りでした〉(2025年1月9日消印)
手紙のなかで自身が「主犯」に仕立て上げられたと綴るのは、不動産デベロッパー・積水ハウスから55億円を騙し取った事件の主犯格のひとりとされるカミンスカス操(旧姓・小山。事件関係者は小山と呼ぶ)である。
地面師の取材をしていなかった私が積水事件に興味を持ったきっかけは、事件で有罪判決を受けたAとの出会いだった。
取材活動で各地に赴いていると、稀に異なる事件の当事者同士の接点に出くわすことがある。それが、2024年1月に東京都足立区の住宅の床下から夫婦の遺体が見つかった事件だった。
この夫婦が実は“ハプニングバー”経営者だったことも世間の耳目を集めた。加えて夫婦を殺害したフィリピンパブの元ホステスが、積水事件の主犯格とされるカミンスカスが贔屓にしていたホステスだと判明した。
私は元ホステスとカミンスカスの2ショット写真を入手し、それが本人かを確認するために知人を介してAに会ったのが始まりだった。Aは捜査時に自らの罪を認めて捜査協力し、すでに刑期を終えて塀の外に出ていた。
改めて事件を振り返ると、積水ハウスは2017年6月、東京・五反田にあった老舗旅館「海喜館」をめぐり、偽の地主や土地の権利証を用意した地面師たちに55億円を騙し取られた。
逮捕者は17人で、うち7人は不起訴に。起訴されて有罪判決が下った10人のうち“主犯格”とされたのが土地の権利証と保険証を偽造して用意した内田マイク、指示役の土井淑雄、そして買い主の中間業者や積水ハウスと商談を重ねたカミンスカスだった。他に偽の地主役やその手配師が有罪となり、Aを含む10人には、民事訴訟で積水ハウスへの計10億円の損害賠償命令も下された。
自転車を“酒気帯び運転”疑い 40代の男性警部補摘発 刑事罰の対象となる「赤切符」交付 北海道警
酒気帯びの状態で自転車に乗ったとして、北海道警の40代の男性警部補が違反切符を交付されていたことがわかりました。
捜査関係者によりますと、道警の刑事部に勤務する40代の男性警部補は、26日午前0時半すぎ、千歳市内で酒気帯びの状態で、自転車を運転した疑いが持たれています。
職務質問を受けたところ、飲酒運転をしていることが発覚し、刑事罰の対象となる違反切符を交付されました。
男性警部補は、札幌市で同僚の警察官3人と酒を飲んだあと、1人で自宅に帰る途中だったということです。
「時間がない」 拉致被害者の家族など 解決に向けた協力求め渡米 《新潟》
北朝鮮による拉致被害者の家族などが解決に向けた協力を要請するため、アメリカに向けて出発しました。
拉致被害者の家族などは、首都ワシントンで国務省の関係者や上下両院の議員らに面会する予定です。
ことし2月に拉致被害者有本恵子さんの父・明弘さんが亡くなったことを受け、恵子さんの写真などを見せ協力を要請する考えです。
〈拉致被害者家族会 横田拓也代表〉
「時間がないんだと。そのためには日米が協力してこの問題に向き合って取り組む必要がある んだということを伝えていきたいと思っています」
日本に帰国できていない政府認定の拉致被害者の親世代は、横田めぐみさんの母・早紀江さんだけになっていて、弟の拓也さんは「時間がないということを伝えたい」としています。