24日午後11時15分ごろ、熊本市西区の九州新幹線新玉名―熊本間の高架上で、鹿児島中央発博多行きさくら410号が人と衝突した。現場で死亡が確認され、熊本県警が身元や線路に立ち入った経緯を調べている。乗客にけがはなかった。
県警やJR九州によると、新幹線の運転士が「ドン」という異常音を感知したため停車。周辺を調べると血痕などが見つかり、県警や消防に通報した。遺体の性別や年代は不明。
JR九州は事故が起きた列車を運休とした。新大阪発熊本行きの下り線1本が新玉名―熊本間で4時間近く運転を見合わせ、約150人に影響した。
サリンを吸い、寝たきりになった妹は兄に謝った「迷惑かけてごめん」 励まし続けた25年の闘病生活、男性が地下鉄サリン事件30年に思うこと
あの日は、兄の子どもにランドセルを買ってあげた翌日だった。朝、地下鉄に乗ったのは偶然だ。勤務先のスーパーの研修があり、普段とは違う場所に向かっていた。浅川幸子さんはそこで、地下鉄サリン事件に遭った。 サリンを吸い寝たきりになった幸子さんは、兄の一雄さんに言った。「お兄ちゃん、迷惑かけてごめん」。手足の自由を失い、視覚や言語に重い障害が残っても、やりたいことを聞かれれば不自由な口で「リハビリ」と答え、闘病を続けた。 幸子さんは事件から25年目の2020年3月に、56歳で亡くなった。それから5年がたった。一雄さんは最期までひたむきに生きた妹を思い、こう願う。「1年に1回でいいから、事件について考える機会を持ってほしい」(共同通信=高野舞、酒井沙知子)
▽「生きているのが奇跡」と宣告
地下鉄サリン事件に遭う前の浅川幸子さん(浅川一雄さん提供)
幸子さんは中学卒業後、早く手に職をつけて家計を助けようと専門学校に進学した。両親の面倒を見るため、遠方での縁談は断るほど家族思いだった。おいとめいにあたる一雄さんの子どもをかわいがり、事件前日には小学校に入る一雄さんの長男(36)にランドセルを買ったばかりだった。
1995年3月20日、営団地下鉄(現東京メトロ)丸ノ内線の車内でサリンを吸い、意識不明の重体になった。幸子さんは一命を取り留めたものの、医師の宣告は「生涯、寝たきりだろう」。母は「奇跡は起きないのですか」と食い下がったが、医師は「生きているのが奇跡です」と言うのみだった。
幸子さんへの思いを話す浅川一雄さん
「迷惑かけてごめん」。意識が戻った幸子さんが入院した頃、一雄さんは幸子さんに言われたことが忘れられない。発語が不自由だったのに、その一言だけは明瞭に聞き取れた。「そんなことない」と打ち消したが、一雄さん自身もショックを受けた。落ち込んでいたら家族みなが暗くなると感じ、「オウムのことなんか忘れて楽しいことだけ考えよう」と幸子さんを励まし続けた。
幸子さん(左)に昼食を食べさせる浅川一雄さん=2009年11月、東京近郊
幸子さんは懸命のリハビリを重ね、約8年半の入院の末、一雄さんの家で暮らすまで回復した。一雄さん夫婦がヘルパーの手を借りながら介助。自室ではお気に入りのアイドルのCDをかけて体を揺らし、車いすで散歩へ出かけた。 2009年11月、一雄さんは車いすで幸子さんを連れ、ある場所へ赴いた。東京都千代田区の最高裁判所の法廷。そこでは、丸ノ内線にサリンをまいた広瀬健一元死刑囚=執行時(54)=への判決が言い渡された。一、二審に続いて死刑となり、幸子さんは記者会見で「大ばか」と声を絞り出した。
広瀬健一元死刑囚らへの最高裁判決を受け、記者会見する浅川一雄さん(手前から2人目)と幸子さん(手前)=2009年11月、東京・霞が関の司法記者クラブ
教団関係者の裁判は2018年に全て終わり、同じ年に松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=や広瀬元死刑囚ら、幹部13人の死刑が執行された。 広瀬元死刑囚は早稲田大の大学院で学び、研究者として将来を嘱望されながら教団に出家。地下鉄に乗り、サリンの袋を破いた。家族からは謝罪の手紙が届き、一雄さんは「加害者の家族も苦労している」と感じた。松本元死刑囚だけの執行を望む気持ちもあった。
幸子さんに執行を報告すると「よかった」と口にしたという。
▽「頑張れ」とは言えなかった
幸子さんとの日々を思い、涙を浮かべる浅川一雄さん
一雄さん宅で暮らしていた幸子さんだったが、徐々に身体が衰え、2017年10月にけいれんを起こし入院。胃に穴を開け直接栄養を入れる胃ろうをつけ、痩せて言葉数が減っていった。 2020年初めから新型コロナウイルス禍が広がり、思うように面会できなくなった。最後に会ったのは、亡くなる一週間ほど前。少し前に一雄さんの長女(32)に赤ちゃんが生まれ、声を録音してほとんど目の見えない幸子さんに聞かせた。幸子さんは大きく体を動かし、興奮した様子。一雄さんは「うれしかったと思う」と振り返る。その後体調が急変し、2020年3月10日、56歳で息を引き取った。死因は「サリン中毒による低酸素脳症」だった。
一雄さんは幸子さんに「頑張れ」という言葉は使わなかった。他人に言われ「もう限界までやっているのに」と違和感を覚えたからだ。取材でやりたいことを問われると、いつも「リハビリ」と答えた幸子さん。亡くなった時には「よく頑張ってきたね。これから楽になって」と涙ながらに声をかけた。
病院から家族と長い時間を過ごした自宅に連れ帰った。通夜には長年支援してくれた弁護士や幸子さんの親友が訪れ、思い出話に花を咲かせた。「みんなから愛されていた。人に恵まれ、助けていただいた」。僧侶が戒名に人柄をしのばせる「優心」の文字を入れてくれた。一雄さんは「幸子を通して家族が一つになった。僕たちも力をもらっていたのかも」と涙を流した。
▽たとえテロに遭っても…
幸子さんが亡くなった後、記者会見で幸子さんの遺影を抱く浅川一雄さん=2020年3月、東京都内
一雄さんは事件後しばらく取材を受けても、匿名にしてきた。しかし、幸子さんの介護を続けるうち、金銭面や心身の負担を感じ、被害が続いていることを忘れてほしくないと、2005年ごろから幸子さんや自身の名前を明かし取材に応じるようになった。
事件後、どんな福祉のサポートが受けられるのかといった情報が得られず、金銭的負担も重く、苦労した。仕事と幸子さんの世話との両立に精いっぱいで、ずっと泣いていた両親の心のケアもできなかった。「加害者は拘置所や刑務所で衣食住に困らない。被害者や被害者家族にも、経済面を含めたサポートができるシステムが必要だ」と力を込める。
幸子さん(左から3人目)との家族写真を手にする浅川一雄さん
事件から30年。一雄さんの孫は4人になった。最近、事件の記憶が若い世代を中心に薄れてきたと感じ、犯罪被害者を支える重要性を伝えたいと望んでいる。地下鉄サリン事件のようなテロは「人を困らせ要求を通そうとする行為」だとみる。「困る人がいなくなればやる理由がなくなる。たとえテロに遭っても、直後から被害者や家族が普通に生活できるように、自治体などがサポートしてほしい」と訴えた。
オウム真理教は「アレフ」と名前を変えた。被害者側はアレフに、未払いの賠償金約10億円を払うよう求めるが、アレフは応じていない。そうした教団に、今なお入信する若者がいることも気がかりだ。事件直後、心の中で「神様仏様、幸子を助けて」とひたすら祈った。だから「何かにすがるのは悪いことではない」としながら「その前に身近な信頼できる人の意見を聞いて」と語る。 かつて教団では、多くの信者が家族の反対を押し切り入信した。妄信の末、家族を愛して生きてきた妹にこの上ない苦難を負わせた。一雄さんは「自分に注意をしてくれる人を大切にしてほしい。自分の意見を後押しだけする人の話を信用してはいけない」と忠告。「素直に人の話に耳を傾けて」とメッセージを送った。
氷河期世代、3本柱で支援=就労・社会参加・老後、石破首相が指示
政府は25日、現在40~50代の就職氷河期世代などのサポートに関する関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いた。石破茂首相が出席し、(1)就労・処遇の改善支援(2)社会参加に向けた段階的支援(3)高齢期を見据えた支援―を3本柱とし、関連施策の充実を図るよう指示。6月に具体策を取りまとめ、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に反映させる考えを示した。
首相は就職氷河期世代の現状に関し、「今もなおさまざまな困難を抱えている方が大勢いる」と強調。「ニーズに応じて適切かつ効果的な支援を行うことは待ったなしの課題だ」と述べ、対応策の検討を急ぐよう各閣僚に求めた。
雇用環境の厳しいバブル崩壊後の1990~2000年代に就職活動を行った世代は、現在も低賃金や低年金などの問題に直面している。
首相が掲げた3本柱のうち「就労・処遇改善」では、リスキリング(学び直し)の拡充を検討。「社会参加」では引きこもりの人の就労準備、社会とのつながり維持を後押しする方向だ。
「高齢期」に関しては、就業機会を整え、資産形成や住宅の確保をサポートする。 [時事通信社]
京都ノートルダム女子大、26年度以降の学生募集停止…29年3月で閉学見通し
京都ノートルダム女子大(京都市左京区)が、2026年度以降の学生募集を停止することが同大学への取材で分かった。定員割れが続いていたためで、今年度入学した学生が卒業する29年3月をもって大学院を含めて閉学する見通し。
同大学事務局などによると、大学は1961年に設立され、昨年5月時点で学生881人、大学院生26人が在籍。学年定員330人に対し、2021年度以降は定員割れが続き、24年度の入学生は186人と大幅に減っていた。
学校法人「ノートルダム女学院」が今月22日、理事会と評議員会を開いて学生募集の停止を決めた。同大学は今月下旬以降、学生や保護者らに向けて説明会を開く方針。学校法人が運営する小中高校は継続するという。
JR福知山線脱線事故現場で献花、犠牲者悼む 鉄道会社に就職の大学生「後世につなぐ」
乗客106人と運転士が死亡したJR福知山線脱線事故は25日に発生から20年となり、兵庫県尼崎市の現場付近には、大勢の人が花を手向けに訪れた。
大阪府東大阪市の大学4年の男性(21)は鉄道会社への就職が決まっているという。「もう二度とこういう悲惨な事故を起こさないように、日々鉄道に向き合っていきたい」と話した。リアルタイムでは事故のことをほぼ知らない世代だが「風化させず、後世につなげていくことが大事」と言葉に力を込めた。
鉄道ファンというアルバイト従業員の田村昭人さん(35)=東京都江戸川区=は花束と手書きの電車の絵を持参し、午前9時18分、脱線事故の発生時刻に現場方面に向かって手を合わせた。ここに来るのは3回目。「事故当時は高校生だったが、衝撃を受けた。亡くなった方と電車に追悼の思いをささげようと、花束を持ってきた」と話した。
タクシー客の28歳女が料金670円請求され「それがどうした」激高→69歳男性運転手に暴行か 取り調べには「もういいよ。どうでも」 福岡・中央区
25日未明、福岡市中央区で乗車していたタクシーの運転手の男性(69)に暴行を加えたとして28歳の職業不詳の女が逮捕されました。
女は、タクシー料金670円を請求されたところ、「それがどうした」などと言って激高したということです。
25日午前1時すぎ、福岡市中央区赤坂で乗務していた69歳のタクシー運転手の男性から「客から暴行を受けている」と警察に通報がありました。
警察が駆けつけたところ、タクシーの車内で後部座席から男性運転手の左手を掴んでいる女を発見。
その場で暴行の疑いで現行犯逮捕したということです。
逮捕されたのは、福岡市城南区に住む職業不詳の28歳の女で福岡市中央区舞鶴から赤坂まで乗車後、料金670円を請求されたところ、「それがどうした」と激高したということです。
28歳の女は、かなり酒に酔っていて取り調べに対し、「もういいよ。どうでも」などと話しています。
逮捕の父親「両手とコードを使って首をしめた」男児は水張った浴槽内で発見 札幌10歳男児殺人
札幌市手稲区で10歳の長男を殺害したとして逮捕された43歳の父親が、「両手とコードを使って首をしめた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
厚海慎一容疑者は4月22日、札幌市手稲区の自宅で、小学5年生の長男・律さんの首をしめるなどして殺害した疑いが持たれています。
律さんの死因は窒息死でした。
捜査関係者によりますと、厚海容疑者は「両手とコードを使って首をしめた」という趣旨の供述をしているということです。
また、当時外出中だった妻が帰宅した際、水を張った浴槽内で律さんを発見していたこともわかりました。
警察はすでに室内からコードを押収していて、厚海容疑者が律さんの首をしめ浴槽にいれたとみて、事件のいきさつや詳しい動機を調べています。
【速報】帯広競馬場ばんえい競走馬3頭が「馬インフルエンザ」に感染 北海道で17年ぶり 3日間レース中止
【画像】帯広競馬場ばんえい競走馬3頭が「馬インフルエンザ」に感染 北海道で17年ぶり レース実施可否を検討中
北海道は2025年4月25日、帯広競馬場のばんえい競走馬3頭が、「馬インフルエンザ」に感染したと発表しました。
24日、帯広競馬場の獣医師から十勝家畜保健衛生所に、複数の馬に発熱と呼吸器症状が見られると連絡がありました。
その後、簡易検査とPCR検査を実施したところ、3頭の馬が馬インフルエンザに感染していることがわかりました。
道内で馬インフルエンザが発生するのは、2008年以来17年ぶりです。
馬インフルエンザをめぐっては、熊本県でも4月8日に発生が確認されています。
道によりますと、馬インフルエンザは馬同士の感染力は高いものの、これまでに人へ感染した事例は確認されていないということです。
帯広競馬場は馬インフルエンザが発生したことを受けて、4月26日~28日までのレースを中止すると発表しました。
北海道や競馬場によりますと、帯広競馬場では感染を拡大させないため移動の制限や隔離措置をとっていて、感染した3頭については対症療法を進めているということです。
トランプ関税、政府が「緊急対応パッケージ」決定…中小企業の資金繰り・雇用維持など支援
米国のトランプ政権による関税措置を巡り、政府は25日、総合対策本部の第3回会合を首相官邸で開き、中小企業の支援策などをまとめた「緊急対応パッケージ」を決定した。国内経済への深刻な影響が懸念されており、中小企業の資金繰りや雇用維持への支援に加え、消費喚起策なども盛り込んだ。
石破首相は、米国の関税が「自由で公正な経済秩序を根本から変容させかねない」と指摘。「企業のニーズに即して具体的かつ効果的な活用を積極的に図ってほしい」と指示した。
パッケージでは、企業の相談窓口の整備のほか、資金繰り支援として関税の影響を受けた企業に対し、政府系金融機関の金利引き下げを検討し、返済猶予や条件変更を金融機関に要請する。従業員の休業手当を助成する「雇用調整助成金」の手続きも迅速化する。
関税措置を巡っては、交渉役の赤沢経済再生相が30日から訪米し、米側と2回目の協議を行う予定だ。首相は「見直しを強く求めることが極めて重要だ。日米両国の利益につながる成果に近づくよう関係閣僚と連携協力し、準備を進めてほしい」と述べた。
かなりスピードが出ていたか 水門に自動車が衝突し19歳と20歳ら4人全員死亡 水門にかかる橋に車の天井部分がぶつかったか 長野・飯田市
長野県飯田市で4人が乗った車が水門に衝突し、全員が死亡した事故で、車は堤防道路から外れた後、水門にかかる橋に天井部分がぶつかったとみられることが分かりました。
きのう昼ごろ、飯田市の天竜川沿いの堤防道路で、19歳と20歳の4人が乗った車が水門に衝突し、全員が死亡しました。
事故から一夜が明け、現場には知人が訪れ、花を手向けて4人を悼みました。
捜査関係者によりますと、車は堤防道路から外れた後、水門にかかる管理用の橋に車の天井部分がぶつかったとみられることがわかりました。
車は、かなりのスピードが出ていたとみられ、警察が当時の状況を調べています。