熊本県宇城市は21日、市内の全世帯に配布した新年度のカレンダーに水俣病が感染症だとする誤った内容を記載したと発表した。4月に訂正のチラシを配布し、市の広報でも周知する。
市人権啓発課によると、カレンダーには「ハンセン病・水俣病などの感染症を正しく知っていますか?」と記載し、2月末に約2万3000部を配布した。3月に入り、市民から指摘があった。
水俣病はメチル水銀を原因物質とする中毒性の神経疾患。水俣病への正しい知識を持ち、差別や偏見をなくすことが作製の目的だったが、市職員の確認が不十分だったという。末松直洋市長は「厳粛に受け止め、人権啓発行政の信頼回復に向け、しっかりと取り組んでいく」との談話を出した。
〈商品券問題〉支持率急落も「石破は生かさず殺さず」与野党、奇妙な”思惑”一致のウラ
新人議員に10万円分の商品券を配っていた問題をめぐり、窮地に追い込まれた石破茂首相。問題発覚直後の週末に実施された読売、朝日、毎日といった新聞各社の世論調査での支持率は軒並み10ポイント前後下落し、自民党内からは「参院選を戦う改選議員はたまったもんじゃない。下野しちゃうんじゃないか」と失望の声が聞かれる。ただ、永田町でささやかれる最有力シナリオは、石破政権がしばらくは延命するというもの。いったい、どういうことなのか?
【画像】実務能力には定評があるが、首相とともに商品券問題で追及が及びそうなポスト石破候補
立憲内からは「弱腰」と不満も、野田代表の「生かさず殺さず」戦略
「ケチ」「付き合いが悪い」との評判もありつつ、その分「政治とカネ」に関してはクリーンなイメージがあったはずの石破首相が起こした商品券問題。
発覚直後から永田町では、予算が年度内に成立せず、野党が内閣不信任案を提出し、4月下旬や5月上旬~中旬に衆院選が行なわれるというシナリオがささやかれ始めた。
ただ、すぐに不信任案を提出するという機運はしぼみつつある。立憲の野田佳彦代表は、不信任案の提出よりもまずは政治倫理審査会での首相の弁明を求めている。
「少数与党なので野党が一致すれば不信任案を可決できるが、立憲としては、いま不信任案を出して衆院を解散されても、国民民主に反自民票を奪われてしまうという危機感が強い。
それに、参院選も人気のない石破首相と戦いたいのが本音。石破首相を『生かさず殺さず』で参院選まで戦ってもらう戦略に出た」(全国紙政治部記者)
立憲議員からは「党執行部はこれまで野党第一党ということに安住しすぎて、いつの間にか国民民主に政党支持率で抜かれて、焦っているのが見え見え。弱腰の姿勢だ」とあきれ声もあがるが、不人気な石破首相のまま参院選を戦いたい立憲の思惑と、自身の招いた問題を乗り越えてなんとか延命したい石破首相の願いが一致した形だ。
自民党全体に飛び火…やはり後始末は石破首相になすりつけ?
一方、自民党内でも一気に石破おろしが起きているというわけでもない。
西田昌司参院議員が「予算を通したら、もう使命を果たしたのだから、退陣されるのが正解だ」などと発言するなど、参院を中心に首相の退陣論も出て、党内に不満は山積しているが、現在のところ、石破おろしの動きは限定的だ。
その背景には、これまで自民党内で商品券の贈答はめずらしくなく、タイミングが悪かったとはいえ石破首相を表立って糾弾できる議員も少ないということがある。
朝日新聞など各社は19日、岸田文雄前首相が在任中に商品券を政務官に配っていたことを報道。岸田氏は「会合は法令に従い適正に行なっている」などとして、商品券の配布を明確には否定しなかった。
実際に自民関係者も「お土産、役職への就任祝い、お礼などの形で、商品券を贈ったりもらったりすることは、長く当たり前に行なわれてきた」と話す。
商品券問題で、ポスト石破候補も身動き取れず?
また、商品券問題を受けたポスト石破候補の動きも目立ったものはない。
小泉進次郎元環境相は「自分たちが選んだ人を苦しいときも支える組織だったら、少しは信頼回復のきっかけをつかめるのでは」と発言し、あくまでも石破首相の続投を支持する考えを示している。
ポスト石破候補としても、参院選前に首相になったところで、参院選は厳しい戦いとなり求心力が低下する可能性は高いため、そこまでは石破首相に戦ってもらい、責任をとってもらうのが得策という考えだ。
さらに「もし今、石破首相が退陣して総裁選が行なわれても、ポスト石破候補も『商品券を贈ったことやもらったことがないか』と追及されてしまう」(自民党関係者)という事情もある。
そして自民党全体が裏金問題に加え、商品券問題でさらなるダメージを負ったことで、ポスト石破レースはますます混沌としてきた。
高市早苗前経済安保相はタカ派色が強く、安倍派議員すら「主張についていけない」とこぼす。ただでさえ穏健保守の支持を国民民主党に奪われつつあるなか、参院選で広い支持を集めにくい高市氏を担ぐことは難しい、というのだ。
そして林芳正官房長官は実務能力に定評があり「ピンチヒッター」としての呼び声が高いが、「今回、商品券の原資となった可能性が指摘されている官房機密費は、官房長官が管理する。しばらくは『商品券の原資として官房機密費を使うことを了承していたのでは』と言われてしまう」(自民党関係者)という課題を抱える。
ほかにも、自民党のイメージを一新するなら小林鷹之元経済安保相や小泉元環境相もポスト石破候補として名前が挙がるが、「重要閣僚や党幹部の経験がほぼなく、少数与党として野党とうまく向き合い、駆け引きできるかが微妙。
石破首相が、気脈を通じる維新の前原誠司共同代表と話し、予算案の賛成を取り付けたような動きは難しいだろう」(同前)とされている。
また、国民世論も石破首相の交代まで求めているとは言い難い。
朝日新聞の世論調査では、商品券問題を受けた石破首相の辞任について「必要ない」とする声が60%。内閣支持率は政権の危険水域とされる30%を割り込み26%に急落しているものの、辞任を求める声が強まっていない背景には、「誰が首相になっても同じ」というあきらめや、政治不信があるとみられる。
「ケチ」と言われ続けてきた評判を払拭したいがためにとった行動の代償は大きかった石破首相。
延命はできても、それは「ほかに適任がいない」という「消去法」によるもので、夏には参院選の厳しい結果の責任をとることになるのだろうか。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
国民民主党・玉木代表が“パワハラ女性議員”のクビを切れない裏事情…グダグダ会見で露呈したガバナンス不全の深刻度
党勢好調の国民民主党だが、日刊ゲンダイが再三報じた千葉県連のパワハラ問題はくすぶったままだ。
パワハラを訴えられたのは、岡野純子衆院議員と県連幹事長の天野行雄県議だった。訴えたのは工藤由紀子浦安市議。2023年春の市議選で初当選した前後から無視されたり、高圧的な言動を受け続けた結果、24年5月に適応障害の診断を受けた。同7月に離党すると、彼女に同調する形で県連所属の地方議員3人が続々と党を離れた。
国民民主は今月12日に倫理委員会とハラスメント対策委員会による合同委員会を設置。事実確認を行っているが、遅きに失しており、本気で調べる気があるのか不明だ。なぜなら、玉木代表は昨年6月時点で工藤氏と面会。少なくともその時点でトラブルを把握したはずなのに、合同委の調査開始はつい先日だからだ。
議席が減ってしまう
日刊ゲンダイ記者は18日に玉木代表の会見で「なぜ調査を始めたのが先日なのか」と問うた。すると、玉木代表は「一義的には県連の問題なので、まずは県連レベルの対応に任せていた。ただ、納得できるものではなかったので、今般、党本部で(調査を)引き取った」と答えた。
県連は倫理委員会が調査を行い「パワハラはなかった」と結論づけたが、同委のトップはパワハラを訴えられた当人の天野氏だ。日刊ゲンダイが11日の会見でその点を指摘すると、玉木代表は「都道府県連の話なので必ずしも詳細に把握していない」と回答。要するに、パワハラ当事者が調査していた矛盾を知らなかったわけで、ガバナンス不全は明らかだ。
こんな調子で、岡野氏や天野氏にキチンとした調査を実施し、厳しい処分を下せるのか微妙だ。「玉木さんには岡野さんのクビを切れない事情があるんです」と言うのは、ある国民民主の関係者だ。
「国民民主は昨秋の衆院選で比例南関東ブロックで4人擁立し、3人が当選。うち1人が千葉5区で出馬し、比例復活した岡野さんでした。仮に彼女が辞職した場合、次点の平戸航太さんが繰り上げとなる。ところが、平戸さんは今夏の参院選への出馬で調整中なので、繰り上げ当選させる選択肢はあり得ない。つまり、岡野さんを辞職させると、繰り上げできる候補がいなくなり、他党に議席を譲るハメになる。シンプルに議席を失うわけです。それはできないでしょう」
やはり、ウヤムヤ決着か。
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「対決より解決」がモットーの玉木代表が、この問題を「解決」できる日は来る? 一連のパワハラ騒動の第一報は●関連記事【もっと読む】『イケイケ国民民主党に“パワハラ問題”噴出!女性衆院議員からの罵倒叱責で体調不良に…4人も離党の異常事態』で読むことができる。合わせて動画もどうぞ!
兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔
「風通しの良い職場づくりに向け私が先頭に立っていく」──。パワハラ認定を受けても、違法行為を指摘されても、微動だにしない県政トップのひと言に職員はゾッとしただろう。
兵庫県の斎藤元彦知事によるパワハラなどを訴えた告発文書を巡り、県の第三者委員会は19日に公表した調査報告書で、対象16件中10件をパワハラ認定。自殺した元県民局長の告発を公益通報と認め、斎藤知事が命じた通報者捜しなどを「違法」と断定した。
元局長への懲戒処分も「違法・無効」と判断されたにもかかわらず、斎藤知事は「適切だった」との考えを堅持。21日、登庁後の取材対応で「県民の期待に応えて県政を前に進めるのが果たすべき責任」と反省する様子もなく言い放った。
続投意欲だけはマンマンだが、第三者委の報告書に対する見解については、公表から2日以上経つのに「まだ読み続けているところ」「しっかり読ませていただいてからコメントしたい」と保留。「公務多忙」を理由に挙げ、議会の定例会が閉会する来週26日以降に正式コメントを出す考えを示した。
しかし、170ページ超の調査報告書を読み込めないほど多忙なのか。会見で斎藤知事は「20日も休みでした」とサラッと言っていた。なぜ速やかに報告書を読まないのか。ある県議が呆れて言う。
「知事は『内容を精査したい』と言っていますが、精査せずとも第三者委がパワハラ認定し、公益通報への対応を違法と断定した事実に変わりありません。知事は『これまで会見で述べてきた通り』との言葉を繰り返しており、まるで話にならない。正式コメントが出るまで県議会の各会派は様子見状態。それを承知の上で知事は議会が閉じるまで時間稼ぎをしているのです」
■全容不明の「公務多忙」
県のホームページを見ると、知事の公務日程はスカスカ。21日は、庁内での打ち合わせと芸術文化観光専門職大学の学位授与式(午後2時開始)だけ。秘書課に確認すると「保安上、取捨選択して公表している」とのことだが、授与式後に公務が入っているかどうかは「非公表」とのことだった。「女帝」と呼ばれる東京都の小池百合子知事ですら公務日程はオープンにしているのに、さすが筋金入りのパワハラ知事は違う。
斎藤知事は報告書について「内容は真摯に受け止め、改めるべきところを改めるのが大事」と言っているが、自身の非を認める様子はない。モラルに欠けた「無敵の人」が知事として居座り続けるのは、ハラスメント以外の何物でもない。県職員の心労を察して余りある。
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関連記事【もっと読む】兵庫県パワハラ知事は第三者委の「違法」指摘にも居直り反省ゼロ…維新・吉村代表に問われる「製造責任」…では、大阪府の財政課長だった斎藤元彦氏を兵庫県知事に推した吉村代表について詳しく報じている。
法事後の仕出し弁当などでノロウイルス食中毒か 10歳未満から80代まで26人に嘔吐や下痢など 新潟・新発田市
新潟県新発田市で法事後の仕出し弁当を食べた親族ら26人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。新発田保健所はノロウイルスによる食中毒として、弁当を提供した飲食店に1日間の営業停止処分を下しています。
新発田保健所によりますと、17日医療機関から保健所に「3月15日に新発田市内で行われた法事に出席し、仕出し弁当を食べた後に胃腸炎の症状を呈した患者1人を診察した。患者によるとほかの出席者も複数人発症している」という連絡があったということです。新発田保健所が調査したところ、その患者は15日の法事の後に親族の家で新発田市にある飲食店が提供した仕出し弁当を食べていて、親族の家でこの弁当を食べたり、持ち帰ったりした21人中10人に嘔吐や下痢などの症状があったということです。 また、このほかにも3月11日と15日に同じ飲食店が調理し提供した食事を食べた52人中16人に同じ症状が出ていたことが判明。検査の結果、17人の患者と調理従事者1人の便からノロウイルスが検出されました。
新発田保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、17日から21日まで営業自粛をしていた飲食店に対し1日間の営業停止処分を下しました。また、調理施設の清掃や機器の洗浄などを指示しています。 食中毒を訴えた26人は10歳未満から80代までの男女で、全員快方に向かっているということです。
「めいを殺してしまった」父親に打ち明けたか 殺人容疑で再逮捕の男 八尾・コンクリ詰め遺体
コンクリート詰めにされた女の子の遺体が、大阪府八尾市の住宅で見つかった事件で、女の子を殺害したとして再逮捕された叔父が、自らの父親に「めいを殺してしまった」と打ち明けたとみられることが分かりました。
飯森憲幸容疑者(41)は、2006年12月から2007年1月ごろまでの間、当時の大阪市平野区の自宅で、めいにあたる岩本玲奈さん(当時6歳)の脇腹を蹴るなどして、殺害した疑いが持たれています。
飯森容疑者は、「私の言うことを聞かなかったので腹が立ち、脇腹をローキックしました」などと供述する一方、殺意を否認しています。
しかし、その後の取材で、飯森容疑者の父親(82)が、玲奈さんの死亡時期に飯森容疑者から「『めいを殺してしまった』などと聞いた」と、警察に説明していることが新たに分かりました。
飯森容疑者は、玲奈さんの遺体をコンクリート詰めにして遺棄したとして、すでに起訴されています。
遊歩道で発見の切断遺体…頭部は見つからず 死体損壊・遺棄事件として捜査 大阪・福島区
大阪市の中心部を流れる堂島川沿いの遊歩道でポリ袋に入った男性の切断遺体が見つかった事件で、遺体の頭部が発見されていないことが警察への取材で新たに分かりました。
3月19日午後、大阪市福島区の堂島川沿いの遊歩道で、緑色のポリ袋に入った遺体の一部が見つかりました。司法解剖の結果、遺体は男性のもので、年齢や死因、死亡した時期などについてはわかっていないということです。
また、遺体は約10の肉片と約20の骨のかけらに切断されていて、胸部の皮膚や筋肉と内臓の一部、肋骨などが含まれていましたが、頭部などは見つかっていないということです。
警察は、死体損壊・遺棄事件として殺人容疑も視野に捜査しています。
「全裸の男性が死んでいる」日置市で身元不明の遺体見つかる 鹿児島
日置市の農地で22日朝、衣服を身に着けていない男性の遺体が見つかり警察が身元の特定を急ぐとともに死因を調べています。
日置警察署によりますと22日午前7時すぎ、日置市伊集院町中川の農地で「全裸の男性が死んでいる」と通りがかった人から110番通報がありました。男性は、ビニールハウスの近くにあおむけで倒れていて、駆けつけた警察官によりその場で死亡が確認されました。
男性は、60代から70代とみられ、身長およそ160センチメートル、やせ型で、白髪の短髪であごひげがあり、衣服は身に着けていませんでした。
警察の検視の結果、目立った外傷はないということです。現場付近に住宅はなく、ビニールハウスが密集する地域で、付近に男性の身元を特定できる物は見つかっていないということです。
警察は身元の特定を進めるとともに、死因などを調べています。
北九州市のアパートで強盗 男2人が女性を脅迫するも抵抗され スウェットの衣服1枚奪い逃走
22日未明、北九州市小倉南区のアパートの1室に男2人が押し入り、住人の衣服を奪う強盗事件がありました。警察が逃げた男らの行方を追っています。
警察によりますと22日午前4時半前、北九州市小倉南区徳吉西の39歳の女性が住むアパートに、男2人が窓を割って侵入しました。
当時、就寝中だった女性は男らの侵入に気づくと、室内のドアを閉めて抵抗しました。
男らは「金を出せ」などと脅迫しましたが途中で断念し、スウェットの衣服1枚を奪って逃走しました。
男2人はいずれも身長170センチメートルほどでニット帽とマスクを着用し、棒状のものを持っていたということです。
警察は、強盗事件として逃げた男らの行方を追っています。
全国各地で今年の最高気温を記録 宮崎県では27度
東日本から西日本にかけて暖かい空気が流れ込んだ影響により、22日は各地で気温が上がった。宮崎、高知、大分、三重県などでは最高気温が25度以上となる「夏日」を記録し、季節外れの暑さとなった。23日も暖かさが続く見込み。
気象庁によると、宮崎県日向市27・0度、大分県佐伯市と高知市25・8度、三重県尾鷲市25・6度などと夏日になった。
東京都内でも、17の観測地点のうち10地点で今年の最高気温を記録。府中市は24・4度、練馬区は24・2度、八王子市は23・7度だった。都心でも20度を超え、街では日差しを避ける人たちの姿が見られた。【木原真希】