再審制度見直し、自民が法務省に「再修正」指示 事態進展せず

確定した刑事裁判をやり直す再審制度の改正議論を巡り、法務省は15日、自民党に修正案を提示した。再審開始決定に対する検察官の不服申し立て(抗告)を維持する内容に、抗告禁止を求める議員が強く反発。鈴木馨祐・司法制度調査会長が法務省に「再修正を含めた検討」を指示した。
非公開で開かれた自民党法務部会などの合同会議後、鈴木氏が報道陣の取材に「今日の議論を踏まえてさらにどういう対応ができるのか。法務省に検討を求めた」と述べた。会議では多くの議員から法務省の対応が不十分だと批判の声が上がったという。
修正案は、再審開始決定を取り消すべき十分な理由があると認める場合でなければ検察官は抗告をしてはならない▽検察官抗告があった場合、抗告が受理された日から1年以内に裁判所が決定を出せるよう努めなければならない――など9項目にわたる。いずれも法案の付則となる。
政府は刑事訴訟法改正案を特別国会に提出する方針を崩していない。法務省は修正案で事態の打開を図ったが、法案が提出できるのか見通せない状態が続くことになる。【巽賢司、岩本桜】

大塚製薬社員の自殺は「労災」=20日連続勤務後にうつ病―東京地裁

大塚製薬の男性社員=当時(31)=が自殺したのは業務の影響でうつ病を発症したことが原因だとして、両親が国に遺族補償給付などの不支給処分取り消しを求めた訴訟の判決が15日、東京地裁であった。須賀康太郎裁判長は、20日間の連続勤務直後に発病したことなどから労災と認め、処分を取り消した。
判決によると、男性は2009年に大塚製薬に入社し、16年に同社の長崎出張所(長崎市)に配属された。人員が4人から3人に削減された約4カ月後の18年3月にうつ病となり、同4月に自殺した。両親が労災申請したが、長崎労働基準監督署は因果関係を認めず不支給処分とした。
訴訟で国側は、連続勤務による心理的負荷は小さかったと主張したが、須賀裁判長は、うつ病発症の6カ月前と人員削減後の計2カ月間、月80時間以上の時間外労働をしたと指摘。発病直前には20日間の連続勤務もあり、自殺は業務に起因すると結論付けた。 [時事通信社]

辺野古転覆事故、自民党が提言案 原因究明、適切教育か確認徹底を

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、研修旅行中だった同志社国際高(京都府)の女子生徒ら2人が死亡した事故を受け、自民党が政府への提言案をまとめた。関係者が15日、明らかにした。原因究明や安全確保に加え、教育基本法や学習指導要領などにのっとり適切な教育活動が行われていたかどうか、京都府とともに徹底的な確認を行うよう要請した。
自民が16日に開く文部科学部会と国土交通部会の合同会議で提言案を審議する。
提言案は「学校の管理下での教育活動中に、将来を担う生徒が犠牲になったことは極めて遺憾だ」と指摘。(1)原因の徹底究明(2)全国の学校における修学旅行等の安全確保徹底(3)適切な教育活動の実施―を柱とした。

【速報】11歳男児死亡 父親が遺体の遺棄について関与認める供述 逮捕状請求へ 京都・南丹市

京都府南丹市で先月から行方不明となっていた安達結希くん(11)が遺体で見つかった事件で、父親が遺体の遺棄について、関与を認める供述をしていることが、捜査関係者への取材で明らかになりました。警察は、父親の逮捕状を請求する方針を固めていて、容疑が固まり次第、逮捕する方針です。
南丹市園部町の安達結希くんは、3月23日から行方が分からなくなり、今月13日に、通っていた小学校から2キロほど離れた山林で、死亡しているのが見つかりました。
警察は、遺体が発見された現場が、靴を履いていない子どもが迷い込むには不自然な場所だったことなどから、結希くんが事件に巻き込まれた可能性があるとみて本格的な捜査に踏み切り、15日朝から死体遺棄の疑いで、自宅の建物や敷地内で家宅捜索を行いました。
捜査関係者によりますと、家宅捜索は想定より長く行われたということです。また、それと並行して、結希くんの父親や複数の関係者から任意で事情を聞いていましたが、父親が、遺体の遺棄について、関与を認める供述をしていることがわかりました。
ある捜査関係者は取材に対し、「きょうが山場になる」と話していました。
警察は、父親の逮捕状を請求する方針を固めていて、容疑が固まり次第、逮捕する方針です。

不明男児死亡 警察が父親の逮捕状請求 遺体の遺棄について関与認める供述 容疑が固まり次第、逮捕へ 京都・南丹市

3月、京都府南丹市で行方不明となり山林で遺体で見つかった安達結希くん(11)について、京都府警が父親の逮捕状を請求したことがわかりました。
警察が逮捕状を請求したのは、安達結希くんの父親で、15日午前、自宅から任意同行し、事情聴取が行われました。
3月23日から行方不明となっていた安達結希くんは、13日、通っていた小学校から2キロほど離れた山林で死亡しているのが見つかりました。
警察は結希くんが事件に巻き込まれた可能性があるとみて、15日朝から自宅を家宅捜索し、父親らから任意で事情を聴いていました。
その結果、警察は父親が遺体の遺棄について関与を認める供述を始めたため、逮捕状を請求したことがわかりました。容疑が固まり次第、逮捕する方針です。

車にはねられ1人死亡1人重体 運転の32歳逮捕、茨城の県道

15日午後8時20分ごろ、茨城県下妻市小島の県道で、乗用車と歩行者の事故があったとの119番があった。下妻署によると、はねられた歩行者2人が病院に搬送され、60代ぐらいの男性の死亡が確認された。60代ぐらいの女性は意識不明の重体という。
同署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、乗用車を運転していた同市の会社員渡辺純也容疑者(32)を現行犯逮捕した。現場は横断歩道のない車道上という。

中国船、石垣島北方で調査か 海保が中止要求

第11管区海上保安本部(那覇)は15日、沖縄県・石垣島北方約75キロの排他的経済水域(EEZ)で、中国の海洋調査船がワイヤのような物を海中に延ばしているのを確認した。海保の巡視船が、事前の同意がない調査の疑いがあるとして中止を要求した。
3月30日、同県・尖閣諸島周辺のEEZで別の中国船による同様の行動が確認されている。

《京都小6遺体遺棄事件》「お父さんの話はしないで」逮捕の義父と結希さんの“歪な親子関係”

遺体発見から、事態は急速な進展を見せた――。
3月23日から行方不明になり、懸命な捜索の結果、4月13日に山林で遺体が見つかった京都府南丹市園部小学校の安達結希さん(11)。15日午前からは結希さんの自宅に家宅捜索が行われていたが、同日中に結希さんの父親で会社員の安達優季容疑者(37)に逮捕状が請求され、16日午前0時32分に死体遺棄の疑いでの逮捕が発表された。
父親は別の女性と結婚していたが
「園部小から約2キロの山林内で発見された結希さんの遺体は、仰向けで野ざらしの状態になっていました。刺し傷や切り傷などの目立った外傷はなく、埋められたりした形跡もなかった。
当初、死因は“不詳”となっていたものの、結希さんのものと見られる靴や通学用かばんが遺体と離れた場所で見つかっていたため、事件性を視野に入れて捜査が進められていました」(全国紙社会部記者)
逮捕前、結希さんの親族を知る男性は、一家の生活についてこう話していた。
「父親はもともと別の女性と結婚していましたが、同じ職場だった結希くんの母親と親密な関係に。周囲からは反対の声もありましたが、2人は職場でも人目を気にしない様子だったといいます。父親が婿に入る形で籍を入れたのは、昨年末のこと。お互いに再婚同士で子どもがいるため、子育ては協力して行い、これから新しい家族の思い出をつくっていくところだったはずなのですが……」
別の知人男性は、結希さんと祖母の仲睦まじい姿を見ていた。
「自宅では、母方の祖母も一緒に暮らしていました。まだ若いおばあちゃんは結希くんをとてもかわいがっていて、自宅近くのスクールバスの停留所まで毎日、送り迎えしていました。確か、結希くんが初孫だったはずです」
「お父さんの話はしないで」
一方、結希さんと義父の優季容疑者は、どうやら“微笑ましい親子”とは言い難い関係だったようだ。
「母親の再婚相手である父親と、まだうまく馴染めていなかったみたい。学校の友達には、“お父さんの話はしないで”と口にしていたそうです。行方不明になる少し前には、ホームセンターで父親が結希くんを激しく叱っているのを見ましたよ」(近隣に住む男性)
安達さんの祖母と同級生の女性は、そんな結希さんの“異変”を垣間見ていた。
「小学校に登校すると、保健室に向かってから教室に行くことが多かったと聞いています。義理のお父さんとの関係が影響しているかわからないけど、精神的に少し不安定なところがあったみたい。行方不明になった3月23日もいつもどおり保健室にいると思われていたようで、担任の先生も結希くんの不在に気づくのが遅れたのかもしれないね」
家宅捜索が始まった15日には、自宅付近で、ときどき安達家の様子を見に行っているという結希くんの曽祖母の姿が見られた。事件については、
「すいません、雨の中をわざわざ……。でも、いまお話しすることはできません。申し訳ございません」
とだけ言い残してその場を去ったが、曽祖母は事件の“真相”を知っていたのか……。
なお、優季容疑者は取り調べに対して「私のやったことで間違いありません」と容疑を認めているという。
11歳の少年に降りかかった凄惨な悲劇。詳しい動機などの解明に向けて、今後も捜査は続く。

「お前ら刺して自殺しようかな」夫が妻をLINEで脅迫 口論の末犯行に… 北海道函館市

北海道・函館西警察署は2026年4月13日、脅迫の疑いで函館市に住む会社員の男(35)を逮捕しました。
男は13日午前0時10分ごろ、妻(20代)に対し、LINEを利用して脅迫した疑いが持たれています。
犯行からほどなくして、「夫から脅された」と妻から警察に通報がありました。
警察によりますと、男は妻に「お前ら刺して自殺しようかな」とLINEのトークで脅迫したということです。
調べに対し男は「間違いありません」と容疑を認めています。
男は妻と口論の末犯行に至ったということで、警察は詳しい経緯や動機について捜査しています。

《厚労省に激震》今夏の霞が関人事で囁かれる高市首相の“力業シナリオ” 「そんなことをして何になる」との声も…

日本を動かす官僚の街・霞が関から“マル秘”情報をお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「 霞が関コンフィデンシャル 」。最新号から、ダイジェストで紹介します。
◆◆◆
労働次官レースの行方は?
霞が関省庁で目下、まことしやかに囁かれるのは、今夏の幹部人事で「全ての事務次官が退任」するシナリオだ。噂の出所は首相官邸周辺とされ、石破前政権下で起用された事務方トップの首を全府省庁ですげ替え、新たに自らのカラーで染め上げたいとの高市首相の強い意向がすでに示されているという。与野党が2026年度予算の年度内成立に見切りを付ける中、首相が力業での突破にこだわりを見せる様子を見れば、あながち「そんなことをして何になる」と一笑に付すわけにもいかない。
厚生労働省を見れば、一昨年から次官を務める伊原和人氏(昭和62年、旧厚生省)は丸2年で勇退するとの見方が大勢。前任の大島一博氏(同)も丸2年務め、同期入省組で計約4年間に渡り次官の椅子を占めたのは異例だ。2人のあとに続く昭和63年、平成元年入省組に次官を担える人材が見当たらなかった事情もある。
こうした背景から年次を2年飛ばし、平成2年入省組から次期次官が選ばれるのが今夏の人事の既定路線とされる。「ほぼ当確」と目されるのは、村山誠職業安定局長(旧労働省)だ。労働基準局勤務が長く、局総務課長などを歴任。残業時間規制を含む働き方改革関連法の策定に関わった。
特筆すべきは与野党対策などに当たる大臣官房での経験だろう。トップの官房長を2年務めたのは霞が関界隈で知られるが、旧厚生系の渡辺由美子こども家庭庁長官(昭和63年)の官房長在任時に旧労働系から「裏官房長ポスト」の総括審議官に充てられていた期間も加味すれば、キャリアはのべ約3年に渡る。ここで説明能力を磨いたこともあり、永田町での評価も上々だ。
労働系次官は村木厚子氏(53年)の退任以来、10年以上も誕生していないが、折しも高市首相が残業時間規制の緩和に動こうとするタイミングでもあり、官房長の経験者はほぼ例外なく次官に昇格してきた。「厚生・労働の枠組みを抜きにしても、村山氏を次官にしなければおかしい。労働系ラインを含む省内の士気に関わる」。厚生系の同僚は語気を強めてこう話す。
〈 続きでは 、次官レースの大穴と目される人物について触れられています〉
※本記事の全文(約4500字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年5月号に掲載されています( 霞が関コンフィデンシャル )。
(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2026年5月号)