元警視庁巡査部長に有罪判決 賭博店の捜査情報漏えい

賭博店に関する愛知県警の捜査情報を漏らすなどしたとして、地方公務員法違反の罪に問われた元警視庁本所署生活安全課巡査部長の北村歩被告(47)に東京地裁は9日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
中川正隆裁判官は、捜査対象者と不適切な関係を結び、秘匿性の高い情報を流したと指摘。情報を元に対象者が捜査妨害に及んだとして、特に悪質な漏えいに当たると判断した。
判決によると、2025年5月、県警が捜査していた常習賭博事件に関する捜索や視察予定先などの情報を、賭博店運営の男=同法違反罪で起訴=に漏らした。
警視庁は今年7月、北村被告を懲戒免職処分とした。

消費減税、地方減収に対応=高市首相「1人3.6万円負担減」―参院代表質問終了

参院は9日の本会議で、高市早苗首相の所信表明演説に対する2日目の各党代表質問を行った。首相は食料品の消費税減税を巡り、「地方の財政運営に支障が生じないよう対応する」と強調。減税による家計負担の軽減効果について「国民1人当たり約3.6万円」になるとの見通しを示した。
国民民主党の舟山康江参院議員会長は、地方自治体の減収にどのような措置を講じるかただした。首相は「地方消費税の減収分の全額を国費で補填(ほてん)する。必要な地方交付税を適切に確保する」と表明した。
消費税減税の効果については「税率引き下げ分は基本的には価格に反映される」と指摘。軽減額に関し、国・地方の減収額を人口で機械的に割ると約3.6万円になると語った。
首相は、消費減税で経営に影響が出る農林漁業者や食品事業者、外食事業者への支援策に関し「検討を進めている。現場の実情を確認し、それぞれの影響に応じた対応を行う必要がある」と語った。
公明党の西田実仁幹事長は、消費税減税と併せて導入する「就業者負担軽減支援金」について、対象者を明確に示すよう求めた。首相は「社会保障国民会議の議論を踏まえ、支給要件の考え方や考慮要素を法案に規定している」として、国会審議で説明する考えを示した。
参政党の神谷宗幣代表は、食料品に限らず消費税を一律に減税するよう主張した。首相は「年金、医療、介護、少子化対策といった行政サービスに影響が出かねない」と反論した。
衆参両院の各党代表質問は9日で3日間の日程を終えた。 [時事通信社]

【速報】「息子に刺された」車いすの74歳母親を殺害の疑いで48歳男逮捕 自宅で首などをナイフで突き刺したか 事件3日前に110番で母親保護の相談 兵庫・宝塚市

5日夜、兵庫県宝塚市の自宅で74歳の母親の首などを刺して殺害したとして、48歳の息子が逮捕されました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、宝塚市光明町に住む会社員、小川洋平容疑者(48)です。
小川容疑者は5日午後8時48分ごろ、自宅で母親の晴美さん(74)の首などをペティナイフで突き刺すなどして、約1時間半後に搬送先の病院で死亡させ、殺害した疑いがもたれています。
警察によりますと、当日午後9時ごろに晴美さんから「息子に刺された」と110番通報があったということです。
警察官が現場に到着した際に晴美さんに意識はなく、その場で小川容疑者を殺人未遂容疑でいったん現行犯逮捕しましたが、小川容疑者自身も腹から血を流し、自傷行為とみられる傷があったことから別の病院に運ばれて入院することになり、一時釈放していたということです。
取り調べに対し小川容疑者は「殺そうとして数回刺したことに間違いない」と容疑を認めているということです。
小川容疑者は車いすで生活していた晴美さんを介護していたとみられ、事件の3日前、110番通報してきて、「母親が足腰が悪く、自分が体調不良で入院したときに母親を保護してもらえるか」と相談していたということです。
警察が動機や経緯を詳しく調べています。

高市首相、簗氏続投を改めて表明=野党、問責決議検討

高市早苗首相は9日、簗和生農林水産相が衆院選で自身を支援しなかった首長の自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題を巡り、同氏を続投させる方針を改めて表明した。野党は辞任要求を強め、簗氏問責決議案の参院への提出を検討。衆院予算委員会が13日から始まるのを前に、自民党内からも更迭論が出ている。
首相は参院本会議での各党代表質問で「豊富な知識と政策構想力を生かし、食料安全保障の強化のためにも人一倍働いてほしい」と述べ、簗氏の更迭を否定した。立憲民主党の三上絵里氏の質問に答えた。
首相は、5日に簗氏に「発言が事実であれば不適切なので、撤回・謝罪すべきだ。説明責任を果たした上で、襟を正して職務に取り組んでほしい」と伝えたことも紹介。国民民主党の舟山康江参院議員会長への答弁でも「任命責任は私にあるが、まず本人が適切に説明することが重要だ」と語った。
簗氏も9日の閣議後の記者会見で「しっかり説明し、職責を全うしていく」と辞任を否定した。
参院では立民と国民民主、公明、参政、共産、いのちの党各党の国対委員長が国会内で会談し、簗氏に対する問責決議案提出を視野に協議していくことで一致した。
立民の水岡俊一代表は党会合で「適格性を欠く」と簗氏を批判。民主改革の会の小川淳也代表は記者会見で「首相は事態を甘く見ているのではないか」と述べ、首相の任命責任を問う考えを強調した。
首相と全閣僚が出席する衆院予算委は13、14両日に行われる。野党は簗氏の追及を強める構えで、自民の閣僚経験者は「予算委の前に交代させるべきだ」と指摘。自民ベテランは「もう持たない」との認識を示した。 [時事通信社]

葬儀場の駐車場から車が約5メートル下に転落、88歳男性が死亡 兵庫・西脇市

9日午前10時20分ごろ、兵庫県西脇市寺内にある葬儀場の駐車場で、「車が転落した」と目撃した男性から119番があった。兵庫県警西脇署によると、乗用車が駐車場の柵を突き破って約5メートル下の広場に転落し、運転していた無職の男性(88)=同県多可町=の死亡が搬送先の病院で確認された。助手席にいた妻(83)も胸の骨を折るなどの重傷を負っているという。
同署によると、バックで駐車をしようとしていた乗用車が、何らかの理由で突如前進したとみられる。同署はアクセルとブレーキの踏み間違いの可能性も視野に、周辺の防犯カメラなどから詳しい事故原因を調べる。

警察学校生徒にキス強要か 岡山30代教官、飲み会で

岡山県警察学校の教官を務める30代の男性警部補が9月、初任科生の卒業前に校内で開かれた飲み会で、交際中の生徒同士にキスを強いるなどのハラスメントをした疑いがあるとして、県警監察課が事情を聴いていることが9日、関係者への取材で分かった。聴取に対し、警部補は事実関係を認めているという。
関係者によると、飲み会には初任科生や警察学校幹部、教官らが参加。警部補のハラスメントがあったと疑われるのは幹部の退席後で、刑事部門を志望する生徒に平手打ちもしたという。県警に情報提供があり、近く処分する方針。
監察課は取材に「個別の案件については回答を差し控える」としている。

高市首相、中国制裁は「大変名誉」=自民・古屋氏にメール

自民党の古屋圭司衆院議員は9日、中国から3月に制裁措置を受けたことについて、高市早苗首相から「大変名誉だ」とのメールを受け取ったと明らかにした。古屋氏は「首相のウイット」であり、日中関係に影響はないとの認識も示した。羽田空港で記者団の取材に応じた。
古屋氏は超党派の日本台湾友好議員連盟の会長を務める。中国外務省は3月、古屋氏について「台湾独立勢力と結託」したなどとして入国禁止などの制裁を科すと発表した。
古屋氏によると、首相からメールが届いたのは4月で、記者団に「超大国から名指しで、覚えられたということ自体が名誉なことですねという趣旨だ」と説明した。 [時事通信社]

相模原高2死亡、3人を家裁送致 少年1人は不起訴、横浜地検

相模原市で8月、暴行を受けた高校2年の男子生徒が死亡した事件で、横浜地検は9日、殺人容疑で逮捕された16~17歳の少年4人のうち、1人を傷害致死、2人を傷害の疑いで横浜家裁に送致し、1人は不起訴とした。「関係証拠を踏まえた」と説明している。家裁は3人いずれも22日までの観護措置を決めた。
事件は8月22日午前2時40分ごろ、同市中央区田名の空き地で発生。神奈川県警は9月、清水刹那さん=当時(17)=に対する殺人容疑で4人を再逮捕した。それに先立ち、清水さんと一緒にいた中学2年の男子生徒への傷害容疑でも逮捕していたが、地検は2人を家裁送致し、2人を不起訴とした。

江戸川区教委 いじめ重大事態の検討せず 調査開始まで5年以上

東京都江戸川区の区立中学校で2018年度に女子生徒がいじめを受けて不登校になった際、区教育委員会が、いじめ防止対策推進法に基づく重大事態に該当するかを検討せず、第三者委員会による調査開始まで5年以上かかっていたことが、関係者への取材で判明した。区教委が近く、第三者委の調査報告書の概要版を公表する予定。毎日新聞が入手した報告書は、学校と区教委の双方の対応を「推進法が求めている程度のいじめ対応ができていなかったことは明らか」と指摘している。
第三者委の調査は24年7月~26年3月まで実施。同会の報告書や関係者によると、当時中学1年だった女子生徒は、同じバドミントン部の女子から「死ね」「うざい」と言われるいじめを受けた。部活動内で、無視や仲間外れにされていると感じる状況もあった。生徒は不登校となり、両親は学校に、いじめが欠席の原因だと伝えていた。文部科学省のガイドラインでは、重大事態の一つの不登校の欠席の目安を年間30日程度としている。
報告書は学校側の問題点を「事実確認について組織的な対応ができていなかった」と指摘。背景や生徒間の人間関係などを十分に調べず、区教委への報告も生徒の欠席が始まってから約5カ月後だったとした。学校の配布物を、加害者から本人へ届けさせる不適切な対応もあった。
一方、区教委についても、「学校から(いじめ事案の)報告を受けた際、調査内容について詳細な報告を求めず、学校の対応の点検も行わなかった」と指摘。いじめによる欠席が30日以上続いていると把握後も、重大事態に該当するかの検討に、学校が把握している情報の確認や追加の調査を求めるなどをしなかったと批判した。
毎日新聞の取材に生徒の父親(51)は「こちらから区教委に重大事態としての調査を求めたことで、ようやく今回の調査につながった」と説明。その上で、「同様の被害者を出さないためにも、指摘を重く受け止めてほしい」と話した。
区教委は、「一切コメントできない」とした。【加藤佑輔】

千葉西総合病院の看護師らが患者を無断撮影する動画をSNSに投稿か 3人を出勤停止 千葉・松戸市

千葉県松戸市の医療法人徳洲会千葉西総合病院は、女性看護師らが入院患者や病院内を無断で撮影し、SNSに投稿していたと発表しました。病院は看護師3人をきのう(8日)から、出勤停止処分にしています。
看護師らが患者を無断で撮影→SNSに投稿千葉西総合病院
千葉西総合病院によりますと、きのう、グループ病院の職員から「患者が映り込んだ動画がXに上がっている」と報告がありました。
病院や患者を写しながら「地獄の館」「臭すぎ」などとテロップ
動画は、この病院に勤務する女性看護師2人が投稿し、別の1人の看護師を含む3人のグループで共有されていて、病院や患者を写しながら「地獄の館」「つまんねえ」「まじ暇」「臭すぎ」などとテロップを付けていました。
3人は、「外部のSNSには投稿していない」と話しているということで、職員間でやり取りされた動画が拡散されているということです。
病院が患者に謝罪、看護師3人を出勤停止処分
病院は、きのうのうちに患者に謝罪していて、「今後、個人情報とSNSの取り扱いについて教育の徹底を進めていきたい」とコメントしています。
病院は看護師3人をきのうから出勤停止処分としていて、病院は、今後3人から詳しく話を聞き、最終的な処分を検討するとしています。