6月に無期限の指導停止処分
私立東邦高男子サッカー部(名古屋市名東区)で外部コーチの男性が、部員に対し、脂肪を意味する「ファット」や「貧乏人」などと発言していたことが学校などへの取材で判明した。男性は部の統括責任者(GM)を務めていたが、不適切な言動を理由に無期限の指導停止処分となっている。
男性は2019年、GMに就任。全国大会にも出場する強豪サッカー部を更に強化するため、選手獲得や技術指導を担っていた。プロチームでのコーチ歴があり、選手獲得や部員の進路に大きな影響力を持っているという。
GMは今春、部員に対し「ファット」、別の部員には「貧乏人は地元に帰れ」など、体形や家庭環境をやゆする発言をしていた。下着が「派手だ」との理由で、部員を下着姿のままミーティングに参加させたこともあったという。
朝の練習時間の終盤で、他の生徒が登校する時間帯だった。他にも「部を辞めてください」と言いながら自身が土下座し、その様子を別の部員に撮影させたという。
学校の聞き取りなどに対し、GMは「体形をしっかり管理してほしかった。プロは、こういうものをはかないと伝えたかった」などと説明。GMの一連の言動が不適切だったとして、学校は6月から無期限の指導停止処分としている。
サッカー部では、部員への暴力行為を見過ごしたとして、監督を務める男性教諭も無期限の指導停止処分となっている。
部員の頭をたたくなどしたとされる男性は、部員が下宿するアパートの所有者で、GMらが部員の保護者に紹介していたという。【川瀬慎一朗】
「意識と呼吸がない」セメント工場のサイロ内で男性作業員2人がセメントの下敷きに 1人が死亡もう1人は命に別状無し
30日午前、福岡県田川市の麻生セメントの工場にあるセメントを貯めるタンクの中で清掃作業をしていた男性2人が落下してきたセメントの下敷きになりました。1人が約2時間半後に死亡、もう1人は意識があり、命に別状は無いということです。
30日午前11時15分ごろ、田川市弓削田にある麻生セメント田川工場の関係者から「意識と呼吸がない」などと救急通報がありました。
救急隊が縦横5メートル、高さが18メートルのサイロと呼ばれるタンクの中でセメントの下敷きになっていた男性作業員2人を確認。
すぐに病院に運びましたが1人は2時間半後に死亡、もう1人は意識があり、命に別状は無いということです。
警察が救助された男性作業員に話を聞いたところ、2人はサイロの底の部分で清掃作業をしていて剥がしていた壁に付着したセメントの下敷きになったということです。
警察は、救助された男性作業員や工場の関係者などから話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べています。
【速報】11人を病院に搬送 塩酸が気化したガスを吸い込む うち1人が中等症 北九州市
北九州市消防局によりますと、30日午前、北九州市戸畑区中原の日本製鉄の構内で、塩酸が気化したガスを吸い込み、11人が病院に搬送されました。
午前10時ごろに消防に通報がありました。
11人のうち4人は会社側が病院に搬送しました。消防が搬送した7人は20代から70代の男女で、このうち30代の女性1人が中等症です。
11人はのどの痛みを訴えているということです。
日本製鉄によりますと、委託先の日鉄テックスエンジによる作業中にガスが発生したとみられ、FBSの取材に対し「作業やガスの詳細も含め現在、確認中」としています。
「広島県警です」番号末尾110の唐突な電話、取り調べはLINEを使用…巧妙な詐欺の実態
「自分は被害に遭う寸前で立ち止まることができたが、もしあのまま進んでしまっていたら、と思えば、背筋が寒くなる」。鳥取市の会社員男性(40)が8月上旬、怒りをこらえ、特殊詐欺の危険性を訴えた。とつとつと語った当時の状況からは、誰でも被害に遭いかねない巧妙な詐欺の実態が見えてきた。(藤川泰輝)
「多発する詐欺被害を減らすことにつながるなら」と、鳥取県警生活安全企画課に紹介され、県警本部で約40分間、話を伺うことができた。
男性が被害に遭いかけたのは今年1月上旬。普段通り出勤した日の昼休み、職場から車で買い物に行ったとき、電話が鳴った。表示された番号は末尾が「110」。「警察かな、何かしたっけ」と男性は首をかしげつつ車を止めた。
「広島県警です」。電話に出ると、いきなり告げられた。親族が広島に住んでいたことと結びついた。「○○さんで間違いないですか」と問われるのに応じると、男は淡々と切り出した。「逮捕した人間が色々なキャッシュカードを使って詐欺を行っており、その中にあなたのカードがあった」。さらに問いかけてきた。「ネット銀行のカードを作ったことはありますか」
「作っていない」と答えると、「あなたのカードが何百万円ものマネーロンダリングに使われている」と指摘された。「自分の名義を使用し、他人が作ったのだろうか」。男は「共犯の疑いがかかっている。身の潔白を証明するために広島へ来てほしい。協力してもらえなければ逮捕状を出す」と責めたてた。
男性は妻と小さな子2人の4人で暮らす。「家族に迷惑をかけることになる。早く疑いを晴らさねば」。不安な気持ちになったが、仕事を抜け出すのは難しい。すると、男は「オンラインで取り調べをする」と伝えてきた。なぜか安堵(あんど)を覚え、不審を感じることなく取り調べに臨んだ。
伝えられたLINEのIDを検索し、広島県警本部の写真などが設定されたアカウントを追加。男性は「今思えば怪しかったが、当時は家族のことだけが頭にあって、考えられなかった」と振り返る。
男は警察手帳のようなものを見せ、「本人確認をするので免許証の写真を送ってほしい」と求めた。男性が応じ、再びビデオ電話をつなぐと「取り調べ」が始まった。始めに聞かれたのは家族構成。次いで生年月日を聞かれた後、「家に居ない時間はいつか」「家に金品があるか」「口座番号は」と質問が続いた。
そこで不審に思った。10分ほどの取り調べを終え、すぐに鳥取、広島県警に電話すると詐欺を指摘された。男性は事前に気付くことができ、被害には遭わなかったが、「家族構成や免許証などは知られてしまった」と肩を落とした。4か月ほど寝付けず、電話が来る度に不安な気持ちになったという。
「こちらを不安にさせるしゃべり方で、追い込むのがうまい。手口を知らずに電話に出れば誰でもひっかかってしまう。私は幸いにも被害は免れたが、ざらりとした後味の悪さが消えない。被害に遭った人はこの比ではないだろう」と被害者の心情をおもんぱかった。
斎藤元彦・兵庫県知事の定例会見、10月から時間変更…辞職要求デモで児童下校に支障
兵庫県は、10月から斎藤元彦知事の定例記者会見の開始時間を、現在の午後3時から2~4時間程度、繰り上げることを決めた。会見に合わせて県庁周辺で斎藤氏の辞職を求めるデモが続き、小学生の下校に支障が出ているとして神戸市が対応を求めていた。
定例記者会見は原則毎週1回、県庁2号館4階の記者会見室で開かれる。4月頃から、会見の時間に2号館近くの歩道橋上に人が集まり、会見室に向けて拡声機で「斎藤、辞めろ」などと訴える状況が続いている。
神戸市によると、県庁周辺は小学校の通学路で、下校時にデモが行われることで、歩道橋を避けて横断歩道を利用する児童がいる。児童がデモの参加者から話しかけられることもあり、学校や保護者から不安の声が上がっているという。
県によると、今後の開始時間は午前10時45分か午後1時15分とする方針。11月以降の繰り上げは、10月の状況を踏まえて判断する。会見ではデモの騒音で斎藤氏が記者の質問を聞き取りづらくなり、県が会見室の窓に防音シートを張るなどの対策も実施されている。
石井章元参院議員を在宅起訴 秘書給与830万円詐取の罪 東京地検
国から公設秘書の給与など約830万円をだまし取ったとして、東京地検特捜部は30日、石井章元参院議員(68)=辞職、日本維新の会を除名=と側近の大川香留(かある)・事務統括(60)を詐欺罪で在宅起訴した。特捜部は元議員が事件を主導し、大川被告が「金庫番」として詐取金を管理し、事務所経費などに充てていたとみている。
関係者によると、元議員は周囲に詐取を否定。特捜部の任意の事情聴取にも、詐欺容疑を認めなかった模様だ。特捜部は関係者の供述や物証から、逮捕をしなくても詐欺罪の立証が可能と判断したとみられる。
起訴状によると、石井元議員と大川被告は共謀。2021年4月に元議員の親族の男性を公設第2秘書として参院事務局に届け出たが、実際は名義を借りただけで、国から22年10月までに親族名義の口座に振り込まれた給与と退職金計約830万円をだまし取ったとされる。
関係者によると、親族は元議員が理事長を務める社会福祉法人の従業員で、元議員は自ら親族に名義貸しを依頼した疑いがある。親族は勤務実態がなかったことを特捜部に認めているとされ、特捜部は不起訴(起訴猶予)とした。他にも複数人の勤務実態を調べたが、秘書給与の詐取は裏付けられなかった。
親族名義の口座の通帳やキャッシュカードは、地元事務所(茨城県取手市)に勤務する大川被告が管理し、元議員に口座状況を報告していたとみられる。
石井元議員は16年参院選で日本維新の会の前身のおおさか維新の会から比例で出馬して当選し、22年参院選で再選した。8月に特捜部から家宅捜索を受け、議員辞職した。【北村秀徳、岩本桜、五十嵐隆浩、佐藤緑平】
芸能人の移籍妨害、独禁法違反に=事務所向け指針公表―公取委
公正取引委員会と内閣官房は30日、芸能人が契約などで不利な立場に置かれないよう、芸能事務所に適切な対応を促す指針を公表した。事務所が芸能人の移籍や独立を妨害するなどの行為は独禁法に抵触する恐れがあり、違反が確認された場合は厳正に対処するとしている。
指針では、別の事務所への移籍や独立を禁じる「専属義務」について、契約書に明確な期間を定めることや、違約金を請求する際には算定根拠を示すことなどを求める。報酬については、事務所が一方的に決定せず、グッズ販売の収益の分配比率といった支払い条件をできる限り契約に盛り込むことなどを促す。
事務所側が移籍後や独立後に芸名の使用を制限する事例があることから、芸名やグループ名の扱いについても明記。認知度の低下や収益減少につながる恐れがあるため、合理的な理由がない限り退所後も使用を認めるべきだとした。 [時事通信社]
石破首相、韓国留学生の墓参り=日本人助け犠牲「敬意表する」
【釜山時事】石破茂首相は30日、訪問先の韓国・釜山で、2001年にJR新大久保駅で線路に転落した日本人男性を助けようとして犠牲になった韓国人留学生李秀賢さん=当時(26)=の墓参りをした。外務省によると、現職の首相が李さんの墓地を訪問するのは初めて。
首相はこの後の日韓首脳会談で墓参に言及し、「人のために自分の命を投げ出す高い志と豊かな人間愛に改めて敬意を表する」と述べた。
李さんの行動は当時、日韓両国で涙を誘った。遺族は寄せられた見舞金を基に、日本に留学する学生に奨学金を支給。交流促進に貢献している。 [時事通信社]
公立病院、8割赤字=過去最大、24年度決算―総務省
総務省は30日、全国の公立病院の2024年度決算をまとめた。844病院全体の経常収支は3952億円の赤字。赤字だったのは703病院で全体の83.3%を占めた。赤字幅、赤字病院の割合はいずれも過去最大。同省は、人件費の増加や医薬品などの価格高騰で経営状況が悪化しているとみている。
公立病院の収支は、新型コロナウイルス関連の補助金など国の支援が手厚かった21年度は3256億円の黒字だったが、23年度に赤字に転じた。人件費や材料費の増加が診療収入の伸びを上回り、24年度は赤字幅が1853億円拡大した。
本業の医業費用を見ると、約半分を占める職員給与費が1374億円増加。国の人事院勧告に伴う賃上げなどが影響した。薬代などの材料費は398億円増えた。 [時事通信社]
川口のトルコ国籍女、無免許でひき逃げ逮捕「相手の自転車がぶつかってきた」容疑一部否認 「移民」と日本人
無免許運転でひき逃げしたとして、埼玉県警川口署は、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同県川口市芝下に住むトルコ国籍の無職の女、シグナク・セウギ容疑者(38)を逮捕した。調べに対し「相手の自転車がぶつかってきた」などと容疑を一部否認したという。
逮捕容疑は今月24日午前8時35分ごろ、川口市芝下の路上で普通乗用車を無免許で運転し、自転車の女性(51)をはねてけがさせた上、そのまま逃走したとしている。女性は右足の痛みを訴え病院へ運ばれた。
同署によると、現場はT字路交差点で、容疑者が交差点を右折する際、左からきた自転車と衝突したという。
調べに対し、容疑者は「無免許で運転したことは間違いない」と供述した上で、「相手の自転車がぶつかってきた。たいしたことはなかったから立ち去った」と容疑を一部否認したという。