「住民は不法占拠」「逮捕長引けば再び事件起こす」ウトロ地区放火で男が語った動機

在日コリアンらが住む京都府宇治市のウトロ地区の住宅に放火した罪などに問われている男は裁判で「歴史問題を世に知ってほしかった」と述べました。 奈良県桜井市の無職・有本匠吾被告(22)は去年8月、在日コリアンらが多く住む宇治市伊勢田町にあるウトロ地区の空き家など7棟を燃やした罪などに問われています。 この事件では、ウトロ地区の歴史を伝える「平和祈念館」に展示予定だった看板など約40点が焼失しました。 6月7日の被告人質問で有本被告はウトロ地区の住民について「不法占拠だ」と主張、犯行の動機について「平和祈念館の展示品を燃やすことで開館を阻止し、過去のウトロ地区の歴史問題を世に知ってもらいたかった」と述べました。さらに、「地区の住民に不法占拠だと抗議をしても何も変わらないと思い、放火に至った」「逮捕まで長引けば再び事件を起こすことも考えていた」とも述べました。 裁判を傍聴した住民は次のように述べました。 (ウトロ民間基金財団 郭辰雄理事長) 「明確に韓国、そして朝鮮半島にルーツを持つ人たちをターゲットにして極めて計画的に行われた重大犯罪である。政治的なものではなくて明らかに差別の問題」 次回の裁判は6月21日です。