銃撃「コロナ禍で標的かえた」 旧統一教会狙い火炎瓶も

安倍晋三元首相の銃撃事件で、逮捕された無職山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が「当初は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁を狙ったが、新型コロナウイルス禍で来日しないので安倍元首相に狙いをかえた」との趣旨の供述をしていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。
現場の北約90mにある立体駐車場の壁面に確認された弾痕のような穴の中に、弾丸とみられるものが複数あった。奈良県警は山上容疑者の手製銃を鑑定し、殺傷能力の確認を進める。
19年に旧統一教会の集会で総裁が愛知県に来た際に「火炎瓶を持って行ったが会場に入れなかった」とも供述した。