北九州市若松区で高齢女性がはねられた交通事故を目撃し、被害者の救助や現場の交通整理に協力したとして、福岡県警若松署は11日、地元・ボートレース若松などで活躍する競艇の西山貴浩(35)▽大庭元明(52)▽森高一真(44)――の3選手に感謝状を贈った。
署によると、事故は6月25日午前10時半ごろ、若松区東二島の交差点で発生。青信号で横断歩道を歩いていた女性(81)が、市道から右折してきた大型トラックにはねられた。
西山選手が運転する車で外出途中だった3人は、トラックの後ろで右折待ちをしていて女性がはねられるのを目撃。「行かないけんやろ」と西山選手と森高選手が声を上げ、車を近くのコンビニエンスストアに止めて事故現場へ。動揺した様子のトラック運転手に通報を促し、森高選手は、頭から出血した女性の手を握って「ばあちゃん!」と何度も声をかけ続けた。大庭選手は交差点をふさぐように止まったトラック周辺で交通整理に当たった。
署によると女性は幸い命に別条はなく、現在は回復しているといい「交通整理に加え、事故の状況説明で捜査にも貢献いただいた」と3選手の連係に感謝。西山選手は「人として当たり前のことをしただけ。あの時に助けて良かった」と笑顔を見せた。【青木絵美】