国立極地研究所と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、水循環変動観測衛星「しずく」で観測した北極海の海氷面積が、17日に今年最小の396万平方キロを記録したと発表した。人工衛星を使った観測では、2012年の318万平方キロに次いで2番目に小さい。
氷の体積の最小値をコンピュータープログラムで推定したところ、12年は1万5390立方キロだったが、18年は1万1870立方キロ。今年は1万2320立方キロと若干増えたが、徐々に氷が薄くなっている傾向が見られた。
ベーリング海やアラスカ湾の海面水温は平年より高い状態が継続しており、極地研などは、ベーリング海から北極海に高い海水温が伝わり、冬季に氷が成長できなかったためとみている。