東京都杉並区選挙管理委員会の定例会が1日、開かれ、与川幸男委員長が委員長職とともに委員も辞任した。今春の区議選で予定していた「ボートマッチ事業」が急きょ中止されたことを受けた引責で、新委員長には本橋正敏委員が就いた。
本橋新委員長は「中止で区民と議会を混乱させたことを省み、改めて公平公正な選挙と投票率向上に努めていく」と述べた。
区選管は区議選で、有権者がネット上で政策ごとに賛否を選ぶと考えの近い候補者がわかるボートマッチの導入を目指していたが、選管によるボートマッチについて、総務省が「公職選挙法に抵触する恐れがある」とする見解を示したことで中止が決まった。