警察署投石、当時19歳男に有罪=「首謀者に次ぐ役割」―那覇地裁

沖縄県沖縄市で昨年1月、県警の警察官がバイクに乗っていた高校生と接触して失明させた事件を巡り、沖縄署に集まって投石するなどしたとして、暴力行為等処罰法違反の罪に問われた当時19歳の男(20)の判決が9日、那覇地裁であり、小野裕信裁判官は懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
小野裁判官は判決で、「首謀者に次ぐ重要な役割を果たした。刹那(せつな)的かつ享楽的に被害を拡大させたという厳しい非難を免れない」と指摘した。一方、「犯行時は少年であり前科がないことや反省の弁を述べていることから、刑の執行を猶予する」と述べた。
[時事通信社]