18日、北海道南部の八雲町で養豚会社のトラックと都市間高速バスが衝突した事故。 函館市内の斎場では、死亡した若﨑友哉さんの通夜が20日夜、営まれる予定です。
33歳の若崎さん。人望が厚く、若手のまとめ役的存在だったと職場の同僚は話していました。 仕事も熱心で、この春に昇進し、協調性があって仕事の中心になる方だったということです。 そして、今年に入って結婚したばかりだったということで、事故が心から悔やまれます。 乗客と運転手ら5人が死亡した事故。原因の究明が急がれています。
この事故は、18日八雲町野田生の国道5号線で、養豚会社のトラックと都市間高速バスが正面衝突し、バスの乗客の若﨑友哉さんら3人とバスの運転手の興膳孝幸さん(64)、トラック運転手の梶谷誠さん(65)の5人が死亡、バスの乗客12人がけがをしたものです。
警察は、トラックが対向車線にはみ出したとみていますが、現場には、トラックのブレーキ痕が残っていませんでした。 警察は、トラックが減速しないままバスに衝突して乗客らを死亡させたとみて、19日夜、梶谷さんが勤務する養豚会社「日本クリーンファーム」の事業所を過失運転致死の疑いで家宅捜索し、勤務や運行記録などを押収しました。
また、20日午後からは梶谷さんの遺体を司法解剖して死因を調べています。 「日本クリーンファーム」は梶谷さんの勤務や健康状態に問題はなかったという認識を示しています。