東京都の江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反の疑いで捜査をしている東京地検特捜部が16日、自民党の柿沢未途衆議院議員の秘書の自宅など複数の関係先に、家宅捜索に乗り出したことが関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと、特捜部が公職選挙法違反の疑いで強制捜査に乗り出したのは、自民党の柿沢未途議員の秘書の自宅など複数の関係先です。
特捜部は、今年4月の江東区長選挙をめぐり、木村弥生前区長の陣営が、動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出したとして、先月、公職選挙法違反の疑いで区長室の家宅捜索などを行い、木村前区長は15日付で区長を辞職しました。
この動画をめぐっては、木村前区長を支援していた柿沢議員側が配信を提案していたほか、区長選前に一部の地元区議に現金配布をしていたこともわかっており、特捜部は、柿沢議員側の関係者についても慎重に調べるものとみられます。