第7管区海上保安本部は10日、巡視船内の浴室で盗撮したとして、2等海上保安士の男の容疑者(22)を艦船侵入と性的姿態撮影処罰法違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。
発表によると、容疑者は、唐津海上保安部(佐賀県唐津市)所属の巡視船の航海士補として勤務していた昨年7月から今年6月にかけ、7回にわたり、船内の女性浴室に侵入して天井にスマートフォンを設置し、入浴中の女性乗組員を盗撮した疑い。同月17日、女性乗組員がスマホに気付いて発覚した。容疑者は容疑を認めているという。
7管によると、巡視船内での盗撮事件が発覚したのは同管区内で初めて。7管は「今回の事件を重く受け止め、厳正に対処するとともに、国民の信頼回復及び再発防止に徹底して取り組んでいく」としている。