秋田県の鈴木知事は2日、クマ駆除に関する長時間の苦情電話などで業務に支障が出ているとして、クマ対策担当の自然保護課への電話内容を録音すると明らかにした。
同日の県議会一般質問で鈴木知事は「10月中旬からの1か月間で、700件を超える電話とメールが寄せられた」といい、半数以上が「クマの捕獲などに対する県外からの批判的な意見」と説明した。
同課によると、具体的には「なぜクマを殺すのか」といった内容だという。録音機能は、同課の電話複数台に導入する。また、電話が担当者につながる前に、通話内容が録音されることを告知するという。
鈴木知事は「県政に対する頻繁な問い合わせや長時間の苦情による業務への支障を防ぐため適切に対処する」と話した。