京都市山科区で昨秋、高齢男性を殺して金品を奪ったとして、京都府警は26日、同区に住む50歳代の男を強盗殺人などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
複数の捜査関係者によると、男は昨年10月1日未明、同市山科区椥辻草海道町に住む寺田憲司さん(81)宅で、寺田さんを暴行して殺害し、金品を奪った疑いがもたれている。
男は同日午前7時頃、「物音がしたので(寺田さん宅に)入ったところ、部屋の中で倒れていた」と寺田さん宅から110番。寺田さんは現場で死亡が確認された。顔や胸などには、多数の打撲痕があったという。
部屋には物色された痕跡があり、府警は男が寺田さんを殺害して金品を奪った後、第一発見者を装って通報したとみている。寺田さんと男の関係は、取材上わかっていない。
捜査関係者や近くの住民によると、寺田さんは一人暮らし。親しかったという70歳代の女性によると、寺田さんは過去に保育施設でバスの運転手をしていたといい、「まじめで、一生懸命に仕事に取り組む人だった」と話した。