「地元の声」受け問い合わせ=簗農水相、内容は「覚えていない」―道路予算カット問題

簗和生農林水産相は7日、地元・栃木県内2市町の道路予算を国土交通省に問い合わせた経緯について、「地元(の支持者)から、予算がどういう状況か関心の声があり、そのままおつなぎして確認しようとした」と説明した。ただ、国交省との具体的なやりとりについては「明確に覚えていない」と述べた。
国交省が6日、道路予算に関する調査結果を公表したことを受け、記者団の取材に応じた。簗氏は改めて「農林水産行政の推進に向けて全力で取り組んでいきたい」と続投の意向を示した。
簗氏は、2月の衆院選で首長が対立候補を支援した那須烏山市と那珂川町について「2026年度の道路予算は大幅にカットした」などと発言。その後撤回、謝罪した。
国交省によると、2市町の道路予算は前年度比最大54%減額されていた。簗氏による減額の働き掛けや圧力はなかったとの見解を示す一方、2月中旬に簗氏から当時の佐々木紀国交副大臣(現首相補佐官)らに道路予算の問い合わせがあったことを明らかにした。
佐々木氏は7日、国会内で記者団に、簗氏から立ち話で「2市町の26年度予算の状況について教えてほしい」と依頼があったと説明。予算削減の働き掛けや圧力は否定した。自身も予算配分に関して「何ら指示していない」と語った。
文春オンラインは7日、衆院選で簗氏の陣営が臨時駐車場から出陣式の会場まで支援者を無料のシャトルバスで運んだと報道。政治家の選挙区内での寄付を禁じる公職選挙法に抵触する可能性を指摘した。簗氏は記者団に「法令に従い適正に処理している」と答えた。 [時事通信社]