栃木県警全職員の個人情報流出か アルカディア不正アクセスで

防災情報配信サービス会社「アルカディア」(大阪府箕面市)が不正アクセスを受け、個人情報の漏えいの可能性が指摘されている問題で20日、同社のサービスを利用していた栃木県警で、全職員約3900人の個人情報が流出した可能性があることが県警への取材で分かった。
県警警備2課によると、サービスは災害時に職員に一斉メールを送り、安否確認をするもの。流出した恐れがある情報には警察官を含む県警職員全員の氏名や所属、職名、携帯電話番号、メールアドレスが含まれる。電話番号とメールアドレスには一部私用も含まれるという。
同社から13日、流出の可能性があるとの連絡があり、発覚した。同日中にシステムの運用を中止したとしている。
県内では、同社の情報配信サービスを使う鹿沼市や那須烏山市などが市民向けのメール配信を停止していて、影響が拡大している。
鹿沼市消防本部も19日、同社に管理を委託していた防災緊急通報システムへの不正アクセスで、登録者867人中106人のメールアドレスが漏えいした可能性があると発表した。
対象は、消防署員や消防団員向けの招集・指令システム「119ライデン」と、聴覚や言語機能に障がいがある住民向けの緊急通報システム「ネット119」の登録者で、漏えい先や漏えい情報の内訳などは不明という。【白川徹、松沢真美】