岩手・釜石の台風被災者ら「勇気もらった」 パブリックビューイングでラグビーW杯に声援

台風19号の大雨で浸水などの被害を受け、13日に予定されたW杯の試合も中止となった岩手県釜石市。市民ホールで行われたパブリックビューイング(PV)会場には約4700人が集まり、日本代表へ声援を送った。
自宅前の道路が陥没し、仮設住宅へ避難している同市内の会社員女性(54)は試合後、「頑張る姿に勇気をもらった。震災を乗り越えてきた釜石だから、これからも頑張る」と復興への決意を示した。
自宅が被災し、試合が中止されたカナダ代表選手と一緒に片付けをしたという会社員、小野寺大和さん(35)は、日本代表のユニホームを着て観戦。「こういう話題が釜石にあって良かった。いい試合だった」と笑顔を見せた。
釜石市職員の男性(37)は「釜石での試合は中止になったが、カナダチームらがボランティアをしてくれて、改めてワールドカップは素晴らしいと気付けた」と感慨深げ。「勝った負けた以上のものを釜石に与えてくれたと思う」と準々決勝の試合を振り返った。
地元チーム、釜石シーウェイブスの関東申峻選手(26)は「最初の黙とうで、たくさんの人たちが日本のことを考えてくれていると感じた。感動した」と語った。
市民ホールに設けられたファンゾーンは台風のため閉鎖されたが、19日に再開。中止となった試合で対戦予定だったナミビアとカナダのリキュールやワインが振る舞われた。