世界一美しい火山シシャルディンが大噴火!噴煙7300m上昇 アラスカ

米アラスカ州アリューシャン列島のシシャルディン山が活発な噴火活動を続けており、今月3日には噴煙の高さが7300メートルを超えた。米国立気象局アンカレッジ支部は、付近を航行する航空機に対して火山灰への注意を呼びかけている。
シシャルディン山はアラスカ半島西端沖に浮かぶウニマク島の火山で、標高は2857メートル、地球上にある火山のなかでも最も円錐形に近く、その氷河に覆われた姿から「世界一美しい」と言われる。
昨年12月中旬に火山性地震を伴う爆発が発生し、白い山肌を流れ落ちる溶岩流が、火山から100キロ近く離れたアラスカ半島の町からも確認された。(12月21日撮影/AVO)
米地質調査所(USGS)アラスカ火山観測所(AVO)によると、今月3日の噴火では、火山灰を含む噴煙が火口上空7300メートルを超えて、気流によって南東方向に150キロ以上運ばれた。
AVOによると、火山性地震の活動レベルは低いものの、引き続き、突発的な爆発が起こる可能性があるとして、航空カラーコードを4段階中、危険度が2番目に高いオレンジを維持して、付近を航行する路線に警戒を呼びかけている。
Happy New Year! Here’s a time-lapse video of #Shishaldin #volcano, with low-level ash emissions, taken Dec 20, 2019, by W Mayo (@akdggs ) pic.twitter.com/BfafKieSwu