長崎県警浦上署は2日、架空の「保釈金」名目で長崎市の80代女性が現金600万円をだまし取られたと発表した。女性が同署に相談して被害が発覚。少なくとも5人の男が関わっており、詐欺容疑で調べている。
同署によると、女性は4月10日、「特殊詐欺センター」を名乗る男から「ある会社にあなたの個人情報が漏れている」と電話された。その後、複数の男から「情報の削除のため『お客様番号』が必要」「番号を他人に教えるのは犯罪で、あなたは逮捕される」などとだまされ、架空の「保釈金」を指示された。女性は同24日、市内の路上で、600万円を手渡した。【中山敦貴】