4人目殺害も同意「ない」 座間事件公判で白石被告

神奈川県座間市で2017年、男女9人の切断遺体が見つかった事件で、強盗強制性交殺人などの罪に問われた無職白石隆浩被告(30)は21日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)での裁判員裁判で、4人目の被害者となった埼玉県所沢市の大学2年の女性=当時(19)=が殺害に同意したと思っていたかと検察官に問われ「思っていませんでした」と答えた。
被害者らはツイッターに「死にたい」と書き込むなどしており、殺害の承諾の有無が争点。弁護側は同意があったとして承諾殺人罪の適用を主張し、検察側と被告本人は承諾を否定している。