【独自】落札率99%か、医薬品談合で3社起訴…東京地検

独立行政法人「地域医療機能推進機構」(東京)の医薬品発注を巡る談合事件で、東京地検特捜部は9日、公正取引委員会の告発を受け、医薬品卸大手3社を独占禁止法違反(不当な取引制限)で東京地裁に起訴し、執行役員を含む担当者7人を在宅起訴した。関係者によると、談合の結果、予定価格に対する落札額の割合を示す落札率は、99%前後に達していたという。
起訴された3社は「アルフレッサ」、「東邦薬品」(いずれも東京)、「スズケン」(愛知)。在宅起訴されたのは、アルフレッサ執行役員・五味信幸容疑者(62)やスズケン常務執行役員・中原岳志容疑者(61)、東邦薬品病院統括部の部長(50)ら計7人(肩書はいずれも2016年や18年当時)。3社とともに捜索を受けた「メディセオ」(東京)は同法の課徴金減免(リーニエンシー)制度で最初に違反を申告したとみられ、告発や起訴は見送られた。
起訴状などによると、3社は、機構が傘下57病院で使うために2016、18年に実施した医薬品約7000~8000種類の入札について、担当者らが東京都内の貸会議室などで会合を開き、受注割合や入札価格などを決め、談合したとしている。7人のうち4人はいずれの談合にも関わっていたという。3社は起訴事実を認めているという。