本村健太郎弁護士、木下都議在宅起訴も「有権者が選んだ方だから、あまり変なこともできない難しさが…」

19日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・午後1時55分)では、今年7月、東京都議選の期間中に無免許運転で当て逃げ事故を起こし、書類送検されていた木下富美子都議が合わせて7回、無免許運転を繰り返したとして、東京地検から道路交通法違反の疑いで在宅起訴されたことを速報した。
コメンテーターで出演の本村健太郎弁護士は「3か月の間に無免許運転を7回やって、その件は起訴された。今回、問題になったのは無免許での当て逃げ、車をバックさせて後ろの車にぶつけた件ですけど、それは不問にすると。恐らくですけど、ケガが軽かったのかなと思います。示談となった可能性もありますし、ケガが重かった場合には自動車運転致傷行為処罰法違反ということで非常に重い罪になります。無免許運転ですから」と説明。
在宅起訴についても「本来、逮捕されてもおかしくない人身事故ですけど、逮捕されないまま起訴されたということです」とし、同都議の今後について「都議会で2回にわたって辞職勧告をやったんですが、この決議には法的拘束力がありません。ですから、本人が辞めると言わない限り辞めさせることができない。でも、強制的に辞めさせる方法の一つが何らかの刑で有罪判決、失効猶予のつかない禁固刑以上で初めて失職となります。予想ですが、今回は実刑判決になる可能性は少ないと思います」とした。
さらに「地方自治法でのリコールには制限があるし、除名処分も議会の中での発言などが対象になるので使えない」とした上で「体調などは証明の問題になるので難しいですが、議員としての活動はちゃんとやらないといけませんし、選挙で当選した方ですから、あまり変なこともできない。今の選挙制度から行くと、ちゃんと有権者が選んだ方だから、ちゃんとした対応をしないといけない。難しい点があります、確かに」とした。