防衛省は17日、北朝鮮が同日午前8時49分頃と52分頃、同国西部から東方向に向けて弾道ミサイル2発を発射したと発表した。最高高度は約50キロ・メートルで、同国東岸付近の、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。日本の航空機や船舶への被害は確認されていない。
北朝鮮は今月5日と11日、14日にも弾道ミサイルを発射しており、今年に入って4回目となる。岸防衛相は17日午前、ミサイルの飛距離について、記者団に「通常の弾道軌道であれば約300キロ・メートル
飛翔
(ひしょう)した」と述べた。
政府は「国連安全保障理事会決議に違反する」として、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。松野官房長官は17日午前の記者会見で、「一連の北朝鮮の行動は我が国と地域の平和と安全を脅かすもので、国際社会にとって深刻な課題だ」と強く批判した。岸田首相は、情報収集・分析に全力を挙げることなどを指示した。
【ソウル=溝田拓士】韓国軍合同参謀本部の17日午前の発表によると、発射されたのは短距離弾道ミサイル2発で、北朝鮮の首都平壌の
順安
(スナン)空港付近から日本海方向に向けて発射された。
韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮は同空港からミサイルを発射する際、直線距離で約400キロ・メートル離れた同国東部沖合の無人島を標的に設定することが多い。聯合ニュースは今回のミサイルは、変則軌道で飛行する「イスカンデル型」の可能性があると報じた。