オミクロン株巡りデマ拡散 「札幌市教委がインフルと同一の扱い」

新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、札幌市教育委員会が「インフルエンザと同一の扱いをすると通達した」という趣旨のデマ情報がツイッターなどを通じてインターネット上で拡散し、24日までに約20件問い合わせが市教委に寄せられている。
市教委は毎日新聞の取材に「そのような通知や取り扱いはしていない」と発信内容を否定した上で「経緯は不明だが、事実と異なることが拡散され、困っている」とした。
同市では季節性インフルエンザの場合、学級の在籍者数の20%以上が感染すれば学級閉鎖としているが、新型コロナでは感染者が出た時点で学級閉鎖の措置をとっている。
感染症法上、新型コロナは2類相当として扱われている。しかし、デマ情報が書かれたツイッターの投稿には「札幌市教委からの通達で、オミクロン株は5類感染症インフルと同一の扱いをすると決まったそうです」とあり、24日午後6時時点で約1600リツイートがある。【源馬のぞみ】