宮城県白石市の山林に遺体を埋めたとして、栃木県警は24日、同市旭町4の無職、海部学容疑者(35)を死体遺棄容疑で逮捕した。県警は、海部容疑者が自宅に監禁していた女性(当時24歳)を死亡させて遺棄したという知人の証言があり、遺体はこの女性とみて確認を進めている。
逮捕容疑は、2019年12月ごろ、白石市内の山林に氏名不詳者の遺体を遺棄したとしている。県警は海部容疑者の認否を明らかにしていない。
県警によると、海部容疑者は当時、栃木県さくら市内のアパートで知人女性と暮らしていた。19年秋に当時24歳の女性を連れてきたが、同年12月ごろに死亡したという。知人女性は「部屋で監禁中に暴行されていることもあった。遺体は車で運び、スコップなどで山林に埋めた」などと説明しているという。
今月18日に知人女性が県警さくら署を訪れ、事件について申告。証言をもとに県警が山林を捜索したところ、20日に白骨化した遺体が見つかった。【竹田直人】