東京都は10日、新型コロナウイルスのモニタリング(監視)会議を開いた。新規感染者の増加ペースは鈍化しているが、感染者に占める65歳以上の高齢者の割合が増加していることが報告され、専門家は病床の
逼迫
(ひっぱく)を招く恐れを指摘した。
都によると、全感染者に高齢者が占める割合は1月中旬から増え始めた。先々週6%、先週7・4%が、今週は8・5%となった。高齢者施設でクラスター(感染集団)が相次いでいるのが主な理由という。
一方、新規感染者の前週比は今週1・05倍で、先週の1・45倍より下がった。現在のペースで試算した1週間後の17日の新規感染者は1万9455人になるという。
いずれかが30~40%に達した場合に緊急事態宣言の発令要請を判断するとした新基準のうち、オミクロン株対応の重症病床使用率は9日時点で前週比8・2ポイント増の23・3%、酸素投与が必要な入院患者の割合は同6・4ポイント増の14・4%となった。また、2万4000人を基準とした直近1週間の平均新規感染者は、10日現在1万7850人だった。